五年前の2013年9月に開催されたIOC総会で2020年東京オリンピックが正式に決定した光景は今でも目に焼き付いています。その決定に先立つ候補都市のプレゼンで使われた「おもてなし」と言うキーワードが一世を風靡しました。現在観光立国を目指す日本とって、その「おもてなし」の心は多くの日本人にとって今でも矜恃たる心構えだと思っています。
ところが、意外だと思われるかも知れませんが、日本人のそのような思いとは裏腹に、実際には全く反対のことが起こっていると言うのが筆者の意見です。勿論、筆者個人の限られた経験が全てを現している訳ではありませんが、筆者と似たような意見の記事を見つけたので紹介させて頂きます。
この記事の主旨は、観光立国を目指す日本が強化している筈のインバウンド旅行客への対応、特に富裕層に対する「おもてなし」が全く足りず、今後悪影響を与える可能性が高く対策が必要であることを説いております。
筆者の経験からしても(富裕層対応だけではありませんが)、非常に不味いことが観光の現場では起きていると感じています。一例を挙げると…
少し前に池袋の百貨店にお客様の依頼を受けた商品の購入に家内と一緒に行きました。現在、多くの商品に購入制限があるため必要数を確保するため二人で行く必要があったからです。その日は車で行ったため、家内は一足先に売り場に向かい、筆者は駐車場に車を入れてから売り場で登録をしました。多くの売り場では、このように購入量の制限の他に多くのお客様を効率良く捌くために購入時間枠の予約制を行なっているのですが、これは需要が多いので致し方ないことだと思っています。
その日、筆者が驚いたのは、筆者が日本人だと判ると時間予約ではなく、その場でカウンターに案内され直ぐに購入ができると告げられたことです。その後筆者が外国人の連れ合いと一緒だと判ると、手の平を返したように事務的な態度に豹変して購入できる時間枠の紙を渡されました。つまり、時間枠予約はあくまで外国人向けの対応だったと判明したのです。
確かに売り場に溢れる外国人に混じって、長年のお得意様である少数の日本人客が買いにくそうにしている様子も偶にお見かけすることもあるので、ある程度理解は出来ますが、この差別的な態度に正直怒りを覚えました。
百貨店やドラッグストア、アウトレットなどの多くの売り場ではインバウンド需要の大きい中国語や韓国語対応の人材を大幅に増やして需要の取り込みに努力されています。しかし、販売現場の日本人の販売員の態度は、筆者の観察では「おもてなし」の心からは程遠い「ぞんざいな対応」を見かけるのが実情です。これは、余りにも多すぎるお客様に対して対応キャパシティ不足で販売員の心のゆとりがなくなっているのが一因ですが、単なる個々の販売現場の責任だけではなく、企業全体としての取り組み姿勢にも問題があるようにも感じています。
このような状態が継続すれば観光立国を目指す日本の目標も早晩見直しを迫られるような気がしてなりません。
多くの観光客の受け入れは経済面に留まらず、日本のソフトパワーの拡大の面からも極めて重要な事項でもあり、総合的な国家戦略として心して取り組み必要があると思っています。
関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s
ところが、意外だと思われるかも知れませんが、日本人のそのような思いとは裏腹に、実際には全く反対のことが起こっていると言うのが筆者の意見です。勿論、筆者個人の限られた経験が全てを現している訳ではありませんが、筆者と似たような意見の記事を見つけたので紹介させて頂きます。
この記事の主旨は、観光立国を目指す日本が強化している筈のインバウンド旅行客への対応、特に富裕層に対する「おもてなし」が全く足りず、今後悪影響を与える可能性が高く対策が必要であることを説いております。
筆者の経験からしても(富裕層対応だけではありませんが)、非常に不味いことが観光の現場では起きていると感じています。一例を挙げると…
少し前に池袋の百貨店にお客様の依頼を受けた商品の購入に家内と一緒に行きました。現在、多くの商品に購入制限があるため必要数を確保するため二人で行く必要があったからです。その日は車で行ったため、家内は一足先に売り場に向かい、筆者は駐車場に車を入れてから売り場で登録をしました。多くの売り場では、このように購入量の制限の他に多くのお客様を効率良く捌くために購入時間枠の予約制を行なっているのですが、これは需要が多いので致し方ないことだと思っています。
その日、筆者が驚いたのは、筆者が日本人だと判ると時間予約ではなく、その場でカウンターに案内され直ぐに購入ができると告げられたことです。その後筆者が外国人の連れ合いと一緒だと判ると、手の平を返したように事務的な態度に豹変して購入できる時間枠の紙を渡されました。つまり、時間枠予約はあくまで外国人向けの対応だったと判明したのです。
確かに売り場に溢れる外国人に混じって、長年のお得意様である少数の日本人客が買いにくそうにしている様子も偶にお見かけすることもあるので、ある程度理解は出来ますが、この差別的な態度に正直怒りを覚えました。
百貨店やドラッグストア、アウトレットなどの多くの売り場ではインバウンド需要の大きい中国語や韓国語対応の人材を大幅に増やして需要の取り込みに努力されています。しかし、販売現場の日本人の販売員の態度は、筆者の観察では「おもてなし」の心からは程遠い「ぞんざいな対応」を見かけるのが実情です。これは、余りにも多すぎるお客様に対して対応キャパシティ不足で販売員の心のゆとりがなくなっているのが一因ですが、単なる個々の販売現場の責任だけではなく、企業全体としての取り組み姿勢にも問題があるようにも感じています。
このような状態が継続すれば観光立国を目指す日本の目標も早晩見直しを迫られるような気がしてなりません。
多くの観光客の受け入れは経済面に留まらず、日本のソフトパワーの拡大の面からも極めて重要な事項でもあり、総合的な国家戦略として心して取り組み必要があると思っています。
関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s