ファンデーション

　昔っからそばかす顔でした。産後それがもっと目立つように。それで近頃ファンデーションとやらをですね、以前より使用するようにはなったのですが、分からないのはどの程度の外出ならば塗るのか、ってことなんです。
　前に横浜で空手やって渋谷の電気グルーヴのライブへ行った日があったのですが、出がけに時間がなくて化粧水も塗らずドすっぴんで出かけたことがあります。褒められたことではまったくないです。風呂に入るのが最低限のエチケット、コンタクトを装着するのが化粧、という意識で今まで暮らしてきたので、どの辺りまでの外出ならファンデーションなのか、知りたいです。
　電車に乗るなら塗る？地元でも人に会うなら塗る？個人差があることで、これという答えはないのでしょうが、軽く悩みます。

　産後、ぼーんやりと街を見る時間がなくって、これは結構悲しいもんです。空手行くなら行ってバっと帰る。行きたいバーや会合があるなら、到着時刻を逆算してギリギリまで家にいて授乳をして赤子ガソリン満タンにして出発。逆算しているのでよそ見をする時間もなく、酒場に突入、その後競歩で帰宅。
　わたしがしたいのは、目的地まで行く途中にソニープラザだの見つけた雑貨屋だのに入り込み、ベビーカーなど侵入不可能な狭い場所へずかずか入って、可愛いボールペンだの髪留めだの、コマコマゆっくり見たいのです。30分くらい店内物色して、のんびりと店を出たいです。
　空手の帰り道は、そういう時間に充てることもできるのだけれど、わたしの体力がないのか、空手後ってとにかく座りたい、疲れたってのが優先して、ぼーんやりセンサーは数値0なのです。残念なことに。

　今日レンタルを返却に行ったら、返却物を間違えていて悲しかった。

●今日の子持ち　満11ケ月前夜●
　赤子って毛糸衣類を着ている人に余り遭遇しません。我が子は、夫側の祖母がセーターやベストを編んでくれたので、第二の皮膚並みに着用させているのですが、赤子の顔は「30歳になってもこのまま」であろうと思われる年寄り顔フェイスがいけないのか、そのチョッキを着用し座って一人遊びをしている彼を後ろから眺めていると、その向こうに囲炉裏が見えそうなことがあります。まるで山奥で暮らしている赤子のよう。田舎似合うんだよなー。
　よその赤子と触れ合うのが大好きな様子なので、そうなると親心として、そういう場にしばしば連れて行ってあげるのですが、その田吾作な風格は他の追随を許しません。小学校に上がったらモテてサッカーなどしていそうな未来が見えるような今風の赤ちゃんもいるのにね。そういう子は顔も小さいの。うちの子は、本当になんつーか（以下省略）。牧歌的ということで