カメラを止めるな

　夫が「映画でも観に行くか」と提案してくれたので、「じゃ、ミッションインポッシブル行くか」とわたし。
「おれ、ミッションインポッシブル全部観てないけん流れわからん」と夫。わたしはあの映画はストーリーげなどーでも
よくて、トムのアクションだけを楽しむ映画やと思っているので過去とか結構どーでも良かった。
「ま、そっかー」みたくぼんやりさせていて映画観に行く前日。ゴルフから帰宅した夫が「帰宅の車内でラジオ聴きよったら
面白い映画があると紹介されていた」というので、「カメラを止めるな(・・?」と言い当てたわたし。
ツィッターとか色々なところで「面白い」という情報をわたしも目にしていた。それでこの映画を観に行くことにする。
近年わたしは映画行くとなると福祉関係のドキュメンタリー映画ばかりで、それらはほぼDVDにはならないものばかり。
それ以外にわたしが劇場へ行きたく願うのははWILD SPEEDやけれど、それが叶わないことも。
　
　大きな映画館がほぼ満席で映画開始。当方ブレアウィッチプロジェクトみたいな手振れもの
弱くて、以前映画館で途中吐いて戻って再び映画観た経験がある。この手振れ映像は熱中症みたいな
もんで、「その症状が起こる前の段階」が大事なんだとこの日に理解した。「気持ち悪い」となって目をつぶってももう遅い。
今回油断していて気づいたら「吐きたい」。変な脂汗が出ている。タオルで口を抑えながら
映画館前方を見ると首を上げてスクリーンを観なくてはいけないイスは空いている。
仕方なく吐きに行くかと思うもわたし一番通路から遠い壁際で、映画の最中に数人の膝あたりを「すみません」と
すり抜けるのも人に悪い。目ぇひたすらに閉じてラジオで培った耳力で映画を追いながら「おぇー」
な症状に立ち向かう…。映画のスクリーン目が近い遠い問題もわたしは嫌で、そのあたり少し調整できるメガネで
映画館へ行くようにしている。コンタクト不可。メガネ付けたり外したりして観るという。いつからこんな風に
なってしまったのか…( ；∀；)。
　しかしおぇー行かなくて良かった。これ、途中で嘔吐休憩入れたら話わからんごとなってたと
思う。前半のブレアウィッチを越えての爆笑の渦！この映画は落語みたいにホールでみんなで集中して
出し物を見て笑うのが楽しいと思う。久しぶりに良い映画観た！！100点！