ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

製作中だったOctoが・・・飛んだど~

2013-01-13 09:43:57 | マテリアル
運用自重9Kgを目指して、昨年末から製作していた新型Octoだが・・・
理論上はRED SCARLET等の4K機材さえも搭載可能な機体である。

その機体部分の組み立てが、昨日やっと終了した。



しかし、完成したのは夕方・・・その時既に、時刻は4時を回ろうとしていた。


おまけに外を見ると、風も強くテストコンディションとしてはNGでは有ったが、
そこは毎度の事・・・そんな中、シェイクダウンを敢行した。


このOcto・・・計算上は、かなりの余裕ペーロードを見込んでいる。
要は・・・超オーバーパワーなのだ。

通常、この様な機体を無負荷で飛行させる事は、かなり危険を伴うのが常。

そこで少しでもリスクを回避させる為に、敢えて初飛行から2Kgのウエイトを
搭載してテストフライトを開始した。

因みに・・・この時の機体の全備重量は、7.7Kgである。


いよいよファーストフライト・・・恐る恐るエンコンスティックを上げた。

すると・・・ん・・・???


2Kgのウエイトが功を奏したのか?・・・予想に反して、意外におとなしい。

プリセットしていた制御系のゲインが少し不足している様だったが、その機体の挙動に少し拍子抜けした。


これは、組み合わせたアンプとモーターが功を奏したのか?

予定していたペイロードの半分ほどの負荷でも、暴れる兆候は無い様だ。



基本的な操縦フィーリングは悪くないので、そのままバッテリーの残量と
睨めっこをしながらテストを続行。

ファーストフライトは、約8分飛行させたが、その時点でバッテリー残量は45%以上あった。


セカンドフライトを行う前に、不足していたロールとピッチのゲインを20%ずつ増やした。

そしてセカンドフライト・・・離陸させた瞬間、ファーストフライトとは
明らかに操縦フィーリングが違う。


機体の安定度は格段に向上し、実にコントローラブルだ。


機体の挙動変化を色々とチェックしながら、10分飛行させた。

その時のバッテリー残量は・・・30%であったから、バッテリー的にも
十分な余裕があると言えるだろう。


着陸させた時には、夕暮れが迫っていて、更に気温が低下していた。

あまりの寒さで・・・プロポを持つ手が痛い。


タイミング的には、次のフライトで今日のテストはお開きの予感。

サードフライトの前に、全てのゲインを更に10%増した。


早速離陸させて、機体の挙動をチェックすると・・・今回の調整で
で全ての舵のバランスが更に向上した感じ。

そのまま、スティックの操舵量を変えながら、その時々の挙動変化を注意深く観察。

実際のフライト時間も、概ね予想どうりで・・・大満足。




今回は、僅か3フライトしか出来なかったが、それでも機体自体の
セッティングはほぼ終了し・・・シェイクダウンは上々の滑り出しの様だ。

機体の製作を担当したG君も嬉しそうだった。


この時点の機体の仕上がり具合は、90%と言う処だろうか。


後は細かな部分の手直しと、ペイロードテストや耐久テストの検証を行うのみ。

雲台を搭載してセッティングが首尾よく行なえれば、実践投入出来る日も近い・・・かな?