使用する機体(ヘリ)に最適なエンジンサイズの考察・・・と、題して・・・今回はその6回目。
前回までの投稿で・・・制御系が、人間が操縦する場合よりも、遥かに早く・大きく、勝手に機体を
操舵している事を書いた。
因って・・・強風時など、場合に因っては・・・その操作に、エンジン性能が追いついて行かない
のだ・・・と言う事もお伝えした。
その場合は・・・一体どうなるのか?と言うと、急激にエンジンの出力が低下する事になる。
その時は・・・決まって、制御系が瞬間的な高度低下を防ぐ為に、瞬間的にピッチ制御を
これまた、極端に行っているのである。
それにエンジンが同調してパワーが出せれば良いのだが・・・現実は・・・そうならない。
これが・・・オーバーヒートと混同(勘違い)されている所以である。
実際は、オーバーヒートでも何でも無い・・・ただ、パワーバンドから外れただけの事なのだが・・・
但し、実際にこの事は・・・かなり重大な事で・・・弊社では、その対応策に頭を悩ませたのである。
制御系は、機体の姿勢を維持する為に、僅かな姿勢変化や位置のズレを素早く、大きく修正する。
そうしないと・・・その姿勢を維持したり、その場に留まっていられないからだ。
だが・・・その時に、強風下に於いて、エンジンが指令通りに・・・言う事を聞かない事も有るのだ。
これでは・・・流石にマズイ。
何とか・・・この状態を改善しなければならなかった。
それが・・・弊社がDJIのXPを、早期に実戦投入しなかった・・・最たる理由である。
この状態では・・・自信を持ってフライトさせる事など出来ない・・・との、判断だった。
これは・・・DJI黎明期にテスト販売?された・・・XPを搭載した時の話で・・・かれこれ?
何年か前の事である。
因って・・・弊社では、その対応策の一環として・・・その頃から29ccエンジンを
テストしていたのである。
現在販売されているAceOneでは、ガバナーも内臓されているが・・・当時のXPには、
その装備が無く、双葉製のGV-1を流用して、ピッチ制御に伴いエンジンが同調して
制御される様にしていたのである。
通常は・・・10mを超える強風下でラジヘリを飛ばそう・・・などと、考えるマニアなど
いないと思うのだが・・・業務で撮影を行う場合には、様々な制約から作業を行わざるを
得ない場合が多々ある。
そんな時には、作業リスクを検証し、安全を確保した上で、撮影作業を行うのではあるが・・・
出来れば・・・作業をシタクナイと、言うのが・・・本音である。
しかし、そんな状況下でも安全に作業を行なわなければならないので、せめて機体位は
完璧を目指したいと考えるし・・・不完全な機体を使用して作業を行うべきでは無いと考える。
そんな思いを内に秘め・・・色々な状況下で精力的にテストを行った中で・・・判った事とは・・・
エンジンを観察する内に・・どうも?・・・もしかしたら・・・ガバナーの制御スピードが、
DJIの制御スピードに追い付いていないのではないか?・・・・・と思う様になった。
そこで試しに、裏技を使って・・・ガバナーの制御スピードを上げてみた。
結果は・・・大成功だった。
だが・・・それにも限界があって・・・まだ・・・私の中では、完璧では無かったのである。
この・・・強風下に於いて、風に叩かれて、高度を急激に失う様な時に発生する
パワーダウンは・・・他の空撮業者の間でも、悩みの種だった。
そこで気の毒に思って・・・仲の良い空撮会社の社長に、その方法を教えたら・・・多分・・・
そこから・・・瞬く前に、全国へ伝播して行った。
それ以後・・・エンジンがオーバーヒート???する様な事は無くなった様で・・・
その様な話を聞く事は・・・無くなったのである。
まあ・・・そんな事でも、空撮業者の皆さんに安全に使用して頂けるのなら・・・幸いである。
この事は、電動機に使用した場合には、特段問題にならなかった事を付け加えて於く。
いよいよ・・・次回は、この話題の最終章としたい。
乞うご期待。
前回までの投稿で・・・制御系が、人間が操縦する場合よりも、遥かに早く・大きく、勝手に機体を
操舵している事を書いた。
因って・・・強風時など、場合に因っては・・・その操作に、エンジン性能が追いついて行かない
のだ・・・と言う事もお伝えした。
その場合は・・・一体どうなるのか?と言うと、急激にエンジンの出力が低下する事になる。
その時は・・・決まって、制御系が瞬間的な高度低下を防ぐ為に、瞬間的にピッチ制御を
これまた、極端に行っているのである。
それにエンジンが同調してパワーが出せれば良いのだが・・・現実は・・・そうならない。
これが・・・オーバーヒートと混同(勘違い)されている所以である。
実際は、オーバーヒートでも何でも無い・・・ただ、パワーバンドから外れただけの事なのだが・・・
但し、実際にこの事は・・・かなり重大な事で・・・弊社では、その対応策に頭を悩ませたのである。
制御系は、機体の姿勢を維持する為に、僅かな姿勢変化や位置のズレを素早く、大きく修正する。
そうしないと・・・その姿勢を維持したり、その場に留まっていられないからだ。
だが・・・その時に、強風下に於いて、エンジンが指令通りに・・・言う事を聞かない事も有るのだ。
これでは・・・流石にマズイ。
何とか・・・この状態を改善しなければならなかった。
それが・・・弊社がDJIのXPを、早期に実戦投入しなかった・・・最たる理由である。
この状態では・・・自信を持ってフライトさせる事など出来ない・・・との、判断だった。
これは・・・DJI黎明期にテスト販売?された・・・XPを搭載した時の話で・・・かれこれ?
何年か前の事である。
因って・・・弊社では、その対応策の一環として・・・その頃から29ccエンジンを
テストしていたのである。
現在販売されているAceOneでは、ガバナーも内臓されているが・・・当時のXPには、
その装備が無く、双葉製のGV-1を流用して、ピッチ制御に伴いエンジンが同調して
制御される様にしていたのである。
通常は・・・10mを超える強風下でラジヘリを飛ばそう・・・などと、考えるマニアなど
いないと思うのだが・・・業務で撮影を行う場合には、様々な制約から作業を行わざるを
得ない場合が多々ある。
そんな時には、作業リスクを検証し、安全を確保した上で、撮影作業を行うのではあるが・・・
出来れば・・・作業をシタクナイと、言うのが・・・本音である。
しかし、そんな状況下でも安全に作業を行なわなければならないので、せめて機体位は
完璧を目指したいと考えるし・・・不完全な機体を使用して作業を行うべきでは無いと考える。
そんな思いを内に秘め・・・色々な状況下で精力的にテストを行った中で・・・判った事とは・・・
エンジンを観察する内に・・どうも?・・・もしかしたら・・・ガバナーの制御スピードが、
DJIの制御スピードに追い付いていないのではないか?・・・・・と思う様になった。
そこで試しに、裏技を使って・・・ガバナーの制御スピードを上げてみた。
結果は・・・大成功だった。
だが・・・それにも限界があって・・・まだ・・・私の中では、完璧では無かったのである。
この・・・強風下に於いて、風に叩かれて、高度を急激に失う様な時に発生する
パワーダウンは・・・他の空撮業者の間でも、悩みの種だった。
そこで気の毒に思って・・・仲の良い空撮会社の社長に、その方法を教えたら・・・多分・・・
そこから・・・瞬く前に、全国へ伝播して行った。
それ以後・・・エンジンがオーバーヒート???する様な事は無くなった様で・・・
その様な話を聞く事は・・・無くなったのである。
まあ・・・そんな事でも、空撮業者の皆さんに安全に使用して頂けるのなら・・・幸いである。
この事は、電動機に使用した場合には、特段問題にならなかった事を付け加えて於く。
いよいよ・・・次回は、この話題の最終章としたい。
乞うご期待。
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