とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:机上の空論・理論と体験】

2024-05-27 12:00:00 | 日記
理論:絵に描いた餅

理論は大切です。これが分からないと悩みの謎解きはできません。なぜ悩むのか?何が原因なのか?どう解決すればいいのか、全て理論によって証明されています。歴代の心理学者が膨大な臨床データを基にして、いろいろな問題点を証明して理論を創り上げてくれています。だからこそ、カウンセリングができるのです。ですので、理論は大切なのです。でも、理論だけではカウンセリングできません。講座をして時にあるのですが、本を読み一生懸命勉強されてる方がおられます。質問すれば的確な答えが返ってきます。でも、その先の本当の意味の理解はできてないんです。応用が出来ません。これでは実践には使えません。「机上の空論」「絵に描いた餅」なんです。餅は食べれてこそ持ちですからね。理論によりいろいろなからくりが分かり、問題点を解決できる証明が出来上がっています。でも、それですべての悩みを解決できるわけではありません。100人の悩みがあれば100通りの答えが必要です。みんな人生が違うからです。



実践体験

カウンセリングにはやはり体験が大事です。いろいろ失敗を重ね、そこから学び、経験を積み、いろいろなパターンの悩みを持ったクライエントに対応していきます。実際のところ、本を読んで悩みのからくりが分かり、どうすれば良いか本には書いています。でもその通りはうまくいかないんです。そこに至るまでの悩みの経緯が違うんです。その一つ一つに答えを出さなければならないんです。謎解きのマニュアルを求めている限りカウンセリングはうまくいきません。失敗をして、悩み苦しみ、底から導き出された答えが大切なのです。実践経験をもとに学ぶことが多いのです。

叡智

でも、体験だけではカウンセリングはできません。また、理論だけでもカウンセリングはできないんです。「理論と体験」この2つが必要なんです。理論がわかるからこそ、体験したことが証明できるんです。この2つが揃った時、クライエントの心の奥底にある、本当のこころの叫びが聴こえてくるのです。一人一人の叫びは違います。その一つ一つに対して謎を解いていくのです。経験豊富なカウンセラーがクライエントの心の叫びを聴き、それを証明するために理論が必要なのです。この叡智により、カウンセリングの深まりが進むのです。浅いカウンセリングをするのか、心の奥の叫びを聴き受け止めるカウンセリングをするのか!