くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

『この秋の収穫、みっつ』

2021-11-06 15:28:00 | 雑記
この秋の収穫、みっつ。

 ひとつ目、ギンナン。散歩道の銀杏並木に手付かずで落ちていた実を拾って帰り、1週間水に浸けて、ビニール手袋をして揉みほぐして、丸3日天日干ししました。茶碗蒸しに、酒のつまみに、この冬の名脇役です。

 ふたつ目、干し柿。信州スケッチ旅の土産に買った南信特産の市田柿を剥いて麻縄で結び、軒先に吊るしました。我が家の小さな渋柿も少しだけ。半月後、甘い粉が吹いたら取り入れて寝かせ込み、正月のお茶請けに供します。

 みっつ目、完熟みかん。昨夏、松食い虫で切り倒した老松の跡に植えた苗に、ひとつだけ実が成りました。丸々と蜜柑色に熟したら、11月23日、五穀豊穣を感謝する日に、摘み取って頂こうと思います。