『とまりゆく音のまどほさ。目に見えぬ時計のおもてに、ひた向ひに居り』
***
私は古語の知識は皆無だ。
たしか高校生の頃『古語辞典』はもっていたと思うが、はるか遠い昔に捨ててしまった。
掲題の歌の『まどほさ』の意味が私は分からなかった。
古語かも知れないと思いネット検索したが分からなかった。
そこでネットのQ/Aサイトで尋ねてみた。
そしたら直ぐ回答がきた。
『間遠さではないでしょうか。遠くに聞こえるさま。』という回答だった。
なるほど。 それで掲題のうたの私の独断的感想ができる。
その回答に対するお礼は勿論直ぐresした。
***
そもそも時間とはなんだろう。
偉い哲学者・科学者なら一言あるのだろうが、私みたいな者(即ち一般庶民)にとっては、時間とは、なんとなく不断に流れゆく何か或るモノだ、ぐらいしか多分実感していないだろうと思う。
特にニュートン力学が、我々の疑うべからざる常識となっている今日、時間とは要するに『目に見えぬ時計』に他ならない、と言えるのではないか。 そういう時間感覚で、現実性生活にはなんの不都合も生じていないのだから。
厳密に言えば、実際は不都合であろうが、それは前の記事にも書いた科学専門家のみにとってであり、非専門家たる我々庶民には、とりあえず何の不都合も生じていない(と私は思う)。
例えばアインシュタインの相対論の『時間』概念等は、私も含めて、現実生活者としては、無縁な概念でしかないのみならず、現実の生活感覚からは全く遠い世界の知的好奇心の対象でしかないのが実情だろうと思う。
***
まぁ、そんな話は余談として掲題のうたの迷想をしてみよう。
作者は、ある奇妙な時間感覚に傾斜している。
作者の意識は、特に聴覚は、ある幻覚に陥っている。
作者は、作者の実生活世界から、どこかへと引きずりこまれている。
<<貴方は全身麻酔をした経験はあるだろうか? 私はある。
ある病気の手術をしたとき、私は全身麻酔をさせられた。
麻酔医が私の鼻・口にマスクをして、さぁ麻酔しますよ、と言うDr.の声を聞いた直後、私の意識は混濁というか眠りというか、ともかく意識がなくなっていった。おそらく作者は一種の麻酔状態だと思われる。>>
作者の時間感覚は、いつもの時計感覚ではなくなっている。
速いというか遅いというか、時間の流れは、通常の時間の流れとは奇妙にずれている。
作者の時間感覚次元は、通常とは全く違った異次元へと移っている。
作者は、その『目に見えぬ、その錯乱した奇妙な時間』を、『ひたむきに』つまり、ある種の脅迫観念をもって、あるいは陶酔状態で、凝視している・・・
***
さらに迷想すれば、このうたは、コカインによる幻覚のうたかも知れない。
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私は古語の知識は皆無だ。
たしか高校生の頃『古語辞典』はもっていたと思うが、はるか遠い昔に捨ててしまった。
掲題の歌の『まどほさ』の意味が私は分からなかった。
古語かも知れないと思いネット検索したが分からなかった。
そこでネットのQ/Aサイトで尋ねてみた。
そしたら直ぐ回答がきた。
『間遠さではないでしょうか。遠くに聞こえるさま。』という回答だった。
なるほど。 それで掲題のうたの私の独断的感想ができる。
その回答に対するお礼は勿論直ぐresした。
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そもそも時間とはなんだろう。
偉い哲学者・科学者なら一言あるのだろうが、私みたいな者(即ち一般庶民)にとっては、時間とは、なんとなく不断に流れゆく何か或るモノだ、ぐらいしか多分実感していないだろうと思う。
特にニュートン力学が、我々の疑うべからざる常識となっている今日、時間とは要するに『目に見えぬ時計』に他ならない、と言えるのではないか。 そういう時間感覚で、現実性生活にはなんの不都合も生じていないのだから。
厳密に言えば、実際は不都合であろうが、それは前の記事にも書いた科学専門家のみにとってであり、非専門家たる我々庶民には、とりあえず何の不都合も生じていない(と私は思う)。
例えばアインシュタインの相対論の『時間』概念等は、私も含めて、現実生活者としては、無縁な概念でしかないのみならず、現実の生活感覚からは全く遠い世界の知的好奇心の対象でしかないのが実情だろうと思う。
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まぁ、そんな話は余談として掲題のうたの迷想をしてみよう。
作者は、ある奇妙な時間感覚に傾斜している。
作者の意識は、特に聴覚は、ある幻覚に陥っている。
作者は、作者の実生活世界から、どこかへと引きずりこまれている。
<<貴方は全身麻酔をした経験はあるだろうか? 私はある。
ある病気の手術をしたとき、私は全身麻酔をさせられた。
麻酔医が私の鼻・口にマスクをして、さぁ麻酔しますよ、と言うDr.の声を聞いた直後、私の意識は混濁というか眠りというか、ともかく意識がなくなっていった。おそらく作者は一種の麻酔状態だと思われる。>>
作者の時間感覚は、いつもの時計感覚ではなくなっている。
速いというか遅いというか、時間の流れは、通常の時間の流れとは奇妙にずれている。
作者の時間感覚次元は、通常とは全く違った異次元へと移っている。
作者は、その『目に見えぬ、その錯乱した奇妙な時間』を、『ひたむきに』つまり、ある種の脅迫観念をもって、あるいは陶酔状態で、凝視している・・・
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さらに迷想すれば、このうたは、コカインによる幻覚のうたかも知れない。