釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

及び釋超空のうたとは無縁の無駄話

62. 『 目のまへに、ゆるゝ一木のまだ見えて・・・』

2011-10-12 13:50:24 | 釋超空の短歌
『 目のまへに、ゆるゝ一木のまだ見えて、
    このゆふぐれの 山のしづけさ   』
***
結局、この世界なんだな私が惹かれるは。

結局、人の心は、その人しか分からない。

他の人の心の中を土足で入るようなことは、もう止めよう。

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想像しよう。

作者は広い野原に座っている。

一本の大きな樹が未だ遠くに見える。

風もないのに揺れているように見える。ゆったりと。

あたりは透明なカーテンが重なっていくように次第に暮れていく。

それにしても、山々のなんという静謐さだろう・・・