とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

誘拐事件に思う・・・。

2005-12-06 21:32:38 | 社会
この所、子供の誘拐事件や行方不明事件が相次いでいますね。
この様な事件がおきる度「犯行が年々卑劣化している」とか何だかんだと昔と比較したがる人がでてきますが、果たしてそうでしょうか?
卑劣な誘拐事件なんて昔からよくあったと思うんですけどね。
ただ、人間が変わってしまったのは事実だと思いますけど。
こういう事件が起きる度に「私が子供のころってどういう教育を受けてきただろう」と思い返します。
まあ、確かに昔は身代金目的とかがほとんどでしたので、貧乏な我が家では狙われる心配もありませんでしたが・・・。
だけど、誘拐事件が起きる度に、祖父母や母は決まって「知らない人はおろか、知っている人にも着いていっちゃいけない」と言ってました。
調子に乗って私が「親戚のおじさんにも?」何て聞こうものなら「とにかく、誰でも声を掛けられたら一度家に帰ってきなさい!」ときつく言われたりしました。
学校でもその調子で、先生が「無理やり車に乗せられそうになったり、しつこく声を掛けられる時はどこの家でもノックをして入れてもらいなさい」
「近くに家が無いときは大声で「火事だ~!!」と言いながら走りなさい」
「それでも車に乗せられたら、必ず隙があるはずだから、骨の1本、2本折ってもいいから車から飛び降りなさい」
と、結構しつこく教えられたものでした。
今はどうなんでしょう?
学校に登下校してる間は一人ですし、防犯ブザーもよくランドセルに付いているのを見かけますが、ランドセルに付いている状態でも鳴らしやすいのでしょうか?
鳴らせたとしても、山の中では意味がありません。
一人でいるときはたとえどんなに知っている人でも着いていかないという話もした方がいいと思うんですけどね。
自分の身は自分で守るしかないんですし、いつまでも親がついていては何の為の学校生活だか解らなくなります。
本当に子供達の事を思うのであれば、親が着いて行くとか、警備を増やすとかじゃなく、きちんと家と学校と社会とで話をする事の方が大事だと思います。
「犯人がこうしたらどうする?」等、展開を広げていって子供にも対応力をつける様に・・・。こういう事はやりすぎて良くないという事はありませんからね。
自分の身は自分で守る力をつけてあげるのも大人の役目です。
余談ですが、小学生の時、当時、母が付き合っていた人に下校の際ばったり会って、缶コーヒーを買ってもらい、タクシーの運転手でしたので家まで送ってもらった時には母にこっぴどく叱られました。
コメント
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