とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

求めたものは何ですか?

2007-05-18 22:42:58 | 医療・看護
「看護師やめたい」44% 国立大病院職員組合が調査(朝日新聞) - goo ニュース

ん~・・・。
確かにね、私も若い頃は何度も辞めたいと思いましたよ。
仕事がきつい事もそうですが、それより一番は理想の看護ができない。
だけどね、理想の看護ってなんですかね?
最先端の医療で多くの命を救う事ですか?
患者さんの側でどっぷり看護をすることですか?

若い頃、自分が看護婦に選ばれた意味を考えた事がありました。
技術だけなら誰でもできること。
誰だって教わればできることなんですよね。
なら、この仕事に選ばれた理由はなんだろう・・・?
何だかわかりますか?

患者さんが求めてる看護ってなんでしょう?
最先端の医療技術。
勿論そうかもしれませんが、家と違った環境で不安を抱えての入院。
病気を抱えたままでの在宅医療。

看護とは、私たちが理想としているものではありません。
患者さんが求めている事を理解すること。
一人一人患者さんの気持ちに寄り添って、より良い方向へ一緒に歩むこと。
時には厳しい決断を迫られることもあります。
みんながみんな快方へ向かう病気ばかりではありません。
現実と向き合って、与えられた環境の中で患者さんや家族と病気と向き合っていくこと。

私たちが理想としている看護をするのではなく、患者さんが求める看護を提供することではないでしょうか?
勿論、うまくいかない事も多いと思います。
施設によってはできる事、できない事もあるでしょう。
でも、カバーできる方法が必ずあるはずです。
環境は変えられないのですから、その中でいかに患者さんの声に応えられるか探し出してください。

きれいごとだと思いますか?
あきらめているだけではないですか?
何もなくても看護はできます。

そして、どうしても辞めたくなったときは、ちょっと思い出してください。
自分がどうして看護師になったのか。
誰のためにこの道を選んだのか。
そして、この仕事が私を選んでくれた理由を・・・。
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