時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

博物館へ初詣

2014年01月08日 03時00分23秒 | 美術・工芸
1月2日は東京国立博物館(トーハク)に初詣に行くのが、5年くらい前からの恒例になってます。
年を追うごとに来館者が増えているのは、お正月の博物館が楽しいことを皆も知ってきたからでしょう。

その年の干支にちなんだ展示品の特別公開などもあるのですが、実は、私の一番の楽しみは前庭で行われる和太鼓の演奏(^O^)
今年は秩父農工科学高校が秩父屋台囃子を演奏しました。

昨年までは創作作品を演奏する和太鼓グループだったので、「お囃子なんてつまんな~い」と思ったのですが、聴いてビックリ!
有名な秩父夜祭で演奏されるお囃子は、なだらかな場所を屋台が進む時の曲と、急な坂を行く時、方向転換する時など、すべて違う曲で、変化に富んでいて、聴いていてとってもワクワク。この演奏で2回も文化庁長官賞を受賞したそう。
伝統的で魅力的な若者の演奏って・・・なんてお正月の博物館にぴったりなんでしょう!

たくさん写真を撮りましたが、ふっと隣を見ると、ロマンスグレーのおじさまが、小さなスケッチブックでクロッキーを描いています。
素早く走らせている鉛筆の線が的確に動きを捉えているし、髪をなびかせて太鼓を打つ女の子を実物以上に魅力的に描き上げてます。シロートの趣味の絵じゃない気がしました。何枚もあっという間に描いてます。
ここは東京芸術大学が近所だし、美術館もたくさんある場所だし、もしかするとプロなのかも。
いいものを見ることもできました(^O^)

お正月のトーハクはこんな感じ↓でした。(説明の写真になってしまっていますが、しょうがないですね)


09 超大型の門松  



08 馬を切る (切り紙細工。お話がおもしろい。) 



03 若者と伝統 (秩父屋台囃子を演奏する高校生たち)


04 お正月 (こんな大きな生花を生けてみたい)


05 賑わう (人気の等伯の国宝・松林図屏風の絵にはこんな人だかり)


06 三彩の馬  (昔の物にしては派手な色合いがあまり好みではなかったのに、台北で出会った三彩の馬に急に涙が出てしまい困ったことがあります。足や首、顔の表情などから、生命力の強さを感じて感動したのだと、後で自分を分析しましたが、正直どうして涙が出たのかはわかりません。けど、それ以来、気になるヤツです。)


07 馬 


10 鍋島(鍋島の絵はおおらかさが感じられて好きです。鍋島藩のお殿様の好みだったのでしょうか?)



01 不動明王 (ウインクしているように見えます。この右目を見開き、左目は眇(すが)め、右下の牙で上唇を、左上の牙で下唇をかむのは、9世紀末に流行したスタイルだそう。)


02 アップ


ペルシャを思う (ガラスは人の心を捉えて離さない魅力があります。)


コメントを投稿