「憲法審議ってば、今どうなってるの?」と題する連載国会レポートを猿田佐世弁護士がNPJで始めた。1回目から、いきなり、『国民投票法(案)が、再来週にも強行採決?!!!!!』とびっくりマーク5つつきの報告だ。国会という得体のしれないところを相手に頑張れ、「さるちゃん」!
■■引用開始■■
憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.1
2007.2.17 ~弁護士 猿田佐世~ ■
★ ★ ★
国民投票法(案)が、再来週にも強行採決?!!!!!
★ ★ ★
という噂が飛んでいます。なんてこっちゃ。
もっとも、安倍首相だけではなく、民主党でこの法案について中心となって動いている枝野議員までも、「5月3日までの国民投票法の成立を期待!」(昨年の 12月14日の憲法調査特別委員会) と発言をしているため、再来週の採決も大いにありうるかもしれません。
この2月15日には、審議日程を決める (つまり強行採決の日程を決める) 委員会の理事会の開催を枝野議員から求めたという話も耳にしました。
結局開催には至りませんでしたが、このことは、つまり、枝野議員 (民主党) から積極的に成立を求めているということです。
そんな法案はいらないという考え方も多く、それに私も賛同しますが、もっとも、そうでないとしても、憲法という国の基本中の基本の法律を決めるための法律なのだからもっと慎重審議を! と声を大にして言いたいです。
民主党の内部は、今、成立させたい派とそうでない派が分かれていますが、そうでない派も衆議院民主党では、どうも、議論を枝野議員に任せていたので反対意見が出しにくいよう。そんな遠慮はご無用で、国の大事な憲法を決める法律なのだからと、みなさま、民主党の心ある議員の後押しをお願いします。
「憲法が争点になったら民主党は参議院選まずいんじゃないの? せっかく追い風吹いているのに、ここで安倍さんのストーリーに乗る気ですか?」 って。
委員会の外で、政治家数人での多くの点について法案のすりあわせが終わったといわれていますが、法案には、たくさんの問題点があります。
その問題点については、第二東京弁護士会が作成した一覧表を見て下さい。
(例えば、一つ。最低投票率の規定もない! 投票に行く人が少なくて、全国民の20%以下の国民の賛成で決まってしまうということもあり得ます。(小学校40人のクラスなら8人!))
全国の 「9条の会」 を初めとする護憲の集まりのみなさまも!
9条はもちろん大事で、その大切さを広める運動も大変大事ですが、ぜひ、このしばらくの期間は、国民投票法に集中して反対運動、慎重審議を求める運動を巻き起こして下さい!
……政治をちょっとだけのぞくと、誰か偉い人が、ホンのちょっと何か言うと簡単に決まる、たくさんの人生が振り回される、という場面をちょくちょく見ます。
素人から見るとほんとにこんなんでいいの? って感じです。そんなびっくりな状況を、また、(筆が続けば) ご報告します。がんばろ。
★ ★ ★
■■引用終了■■
漫画「さるちゃん」は、自筆による自画像?!
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
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憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.1
2007.2.17 ~弁護士 猿田佐世~ ■
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国民投票法(案)が、再来週にも強行採決?!!!!!
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という噂が飛んでいます。なんてこっちゃ。
もっとも、安倍首相だけではなく、民主党でこの法案について中心となって動いている枝野議員までも、「5月3日までの国民投票法の成立を期待!」(昨年の 12月14日の憲法調査特別委員会) と発言をしているため、再来週の採決も大いにありうるかもしれません。
この2月15日には、審議日程を決める (つまり強行採決の日程を決める) 委員会の理事会の開催を枝野議員から求めたという話も耳にしました。
結局開催には至りませんでしたが、このことは、つまり、枝野議員 (民主党) から積極的に成立を求めているということです。
そんな法案はいらないという考え方も多く、それに私も賛同しますが、もっとも、そうでないとしても、憲法という国の基本中の基本の法律を決めるための法律なのだからもっと慎重審議を! と声を大にして言いたいです。
民主党の内部は、今、成立させたい派とそうでない派が分かれていますが、そうでない派も衆議院民主党では、どうも、議論を枝野議員に任せていたので反対意見が出しにくいよう。そんな遠慮はご無用で、国の大事な憲法を決める法律なのだからと、みなさま、民主党の心ある議員の後押しをお願いします。
「憲法が争点になったら民主党は参議院選まずいんじゃないの? せっかく追い風吹いているのに、ここで安倍さんのストーリーに乗る気ですか?」 って。
委員会の外で、政治家数人での多くの点について法案のすりあわせが終わったといわれていますが、法案には、たくさんの問題点があります。
その問題点については、第二東京弁護士会が作成した一覧表を見て下さい。
(例えば、一つ。最低投票率の規定もない! 投票に行く人が少なくて、全国民の20%以下の国民の賛成で決まってしまうということもあり得ます。(小学校40人のクラスなら8人!))
全国の 「9条の会」 を初めとする護憲の集まりのみなさまも!
9条はもちろん大事で、その大切さを広める運動も大変大事ですが、ぜひ、このしばらくの期間は、国民投票法に集中して反対運動、慎重審議を求める運動を巻き起こして下さい!
……政治をちょっとだけのぞくと、誰か偉い人が、ホンのちょっと何か言うと簡単に決まる、たくさんの人生が振り回される、という場面をちょくちょく見ます。
素人から見るとほんとにこんなんでいいの? って感じです。そんなびっくりな状況を、また、(筆が続けば) ご報告します。がんばろ。
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漫画「さるちゃん」は、自筆による自画像?!
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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