情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

「憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報」(猿田弁護士):NPJで新連載

2007-02-17 23:49:19 | メディア(知るための手段のあり方)
「憲法審議ってば、今どうなってるの?」と題する連載国会レポートを猿田佐世弁護士がNPJで始めた。1回目から、いきなり、『国民投票法(案)が、再来週にも強行採決?!!!!!』とびっくりマーク5つつきの報告だ。国会という得体のしれないところを相手に頑張れ、「さるちゃん」!

■■引用開始■■

憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.1


2007.2.17 ~弁護士 猿田佐世~ ■

★ ★ ★

国民投票法(案)が、再来週にも強行採決?!!!!!

★ ★ ★

  という噂が飛んでいます。なんてこっちゃ。

  もっとも、安倍首相だけではなく、民主党でこの法案について中心となって動いている枝野議員までも、「5月3日までの国民投票法の成立を期待!」(昨年の 12月14日の憲法調査特別委員会) と発言をしているため、再来週の採決も大いにありうるかもしれません。

  この2月15日には、審議日程を決める (つまり強行採決の日程を決める) 委員会の理事会の開催を枝野議員から求めたという話も耳にしました。
  結局開催には至りませんでしたが、このことは、つまり、枝野議員 (民主党) から積極的に成立を求めているということです。

  そんな法案はいらないという考え方も多く、それに私も賛同しますが、もっとも、そうでないとしても、憲法という国の基本中の基本の法律を決めるための法律なのだからもっと慎重審議を! と声を大にして言いたいです。

  民主党の内部は、今、成立させたい派とそうでない派が分かれていますが、そうでない派も衆議院民主党では、どうも、議論を枝野議員に任せていたので反対意見が出しにくいよう。そんな遠慮はご無用で、国の大事な憲法を決める法律なのだからと、みなさま、民主党の心ある議員の後押しをお願いします。

  「憲法が争点になったら民主党は参議院選まずいんじゃないの? せっかく追い風吹いているのに、ここで安倍さんのストーリーに乗る気ですか?」 って。

  委員会の外で、政治家数人での多くの点について法案のすりあわせが終わったといわれていますが、法案には、たくさんの問題点があります。
  その問題点については、第二東京弁護士会が作成した一覧表を見て下さい。

  (例えば、一つ。最低投票率の規定もない! 投票に行く人が少なくて、全国民の20%以下の国民の賛成で決まってしまうということもあり得ます。(小学校40人のクラスなら8人!))

  全国の 「9条の会」 を初めとする護憲の集まりのみなさまも!
  9条はもちろん大事で、その大切さを広める運動も大変大事ですが、ぜひ、このしばらくの期間は、国民投票法に集中して反対運動、慎重審議を求める運動を巻き起こして下さい!

  ……政治をちょっとだけのぞくと、誰か偉い人が、ホンのちょっと何か言うと簡単に決まる、たくさんの人生が振り回される、という場面をちょくちょく見ます。
  素人から見るとほんとにこんなんでいいの? って感じです。そんなびっくりな状況を、また、(筆が続けば) ご報告します。がんばろ。

★   ★   ★


■■引用終了■■

漫画「さるちゃん」は、自筆による自画像?!







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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通信傍受、9件適用し27人逮捕 06年過去最多~忍び寄る監視社会

2007-02-17 17:47:50 | 適正手続(裁判員・可視化など)
朝日新聞によると、【長勢法相は16日の閣議で、電話や電子メールの盗聴を捜査機関に認めた通信傍受(盗聴)法に基づき、捜査当局が06年の1年間、覚せい剤取締法違反など9件で傍受を行い、27人が逮捕されたと報告した。件数・逮捕者数ともに、初めて実施された02年以降で過去最多。04年の4件17人、05年の5件20人と比べて大きな伸びとなった】という。

 この盗聴による捜査は、会話の相手方を限定したり、内容を限定して盗聴することができないことから、プライバシー侵害などの重大な人権侵害をもたらすおそれがあるばかりか、対象とした犯罪以外の情報を入手することを可能とするため(別件での捜査)、成立の際も批判を浴び、運用を控えてきた経過がある。

 しかし、徐々に「活用」してきたようだ。【事件の罪名は、麻薬特例法違反が8件と、覚せい剤取締法違反が1件。すべてが携帯電話の傍受で、実施時間は1日~30日に及んだ】という。

 この状況について、使う側の長勢法相は、【閣議後の会見で「通信傍受は相応の効果を上げており、捜査当局では今後も有効、適切に活用していく方針だ」と話した】が、他方、問題点を指摘してきた盗聴法廃止実行委員会事務局長の海渡雄一弁護士は【「捜査機関の乱用の危険性が指摘され、あまり使われていなかった法律だが、本格的な適用に向けて離陸したという感じ。監視社会化が強まり、盗聴法を使うことへのためらいが消えているのではないか」】というコメントを発している。

 自由に対する侵害は、気づかないうちにやってくる。真の犯罪対策は、犯罪をする動機を軽減すること、豊かな社会を創出することである…ということを忘れないようにしたい。

※警察庁の国会への報告書は、こちら(←クリック)

(写真はこちらから)





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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新靖国Q15.A級戦犯の合祀が問題とされているが、靖国神社の合祀はどんな手続で行われるか

2007-02-17 07:49:01 | 靖国問題Q&A
Q.A級戦犯の合祀が問題とされていますが、靖国神社の合祀はどんな手続で行われるのでしょうか。

A.戦前、靖国神社は陸・海軍省所管の「宗教的軍事施設」でした。したがって合祀は陸・海軍省から送付されて来た名簿に基づいて行っていました。しかし、戦後は陸・海軍省はなくなり、靖国神社も単なる一宗教法人に過ぎなくなったのですから、合祀は、遺族からの要請かあるいは靖国神社自らが調査して行うべきなのです。ところが実際には、厚生省援護局が戦傷病者・戦没者遺族等援護法の該当者の名簿を靖国神社に送付し、同神社はこれに基づいて祭神名簿に載せているようです。つまり厚生省が戦前の陸・海軍省の代りの役割を果たしているのです。

    これは厳格な政教分離原則を定めた憲法20条に反する行為です。しかも伝えられるところによれば、戦後復員業務との絡みで援護局には旧陸・海軍関係者が多く、靖国神社への合祀に協力する事務作業は通常の厚生行政とは別枠で、A級戦犯の合祀に関しても「省内にいる軍関係者の人たちが相談して(祭神名票)を送ったというようにしか理解できない」(2005年10月31日東京新聞・牛丸義留元厚生省事務次官)とのことのようです。重ねての引用ですが、前述した渡辺恒雄・保阪正康の対談は、この点について以下のように述べています。


保阪 A級戦犯を合祀した第6代宮司、松平永芳の歴史観はおおいに問題があると思います。総代会の青木一男や賀屋興宣など、A級戦犯に擬せられた人物もそうです。それからもっと問題なのは、戦後のある時期の厚生省の引揚援護局ですよね。

渡辺 あれは軍そのものですから。陸・海軍が潰れて、行く所がないから援護局にまとめて入れたんです。あの連中の課長補佐クラスが、合祀名簿をつくったんじゃないですか。

保阪 そうです。戦後のある空間の中、具体的には昭和34年ぐらいから、ひそかに戦前の思想、価値観に基づいて旧軍人の復権が行われています。その拠点が靖国神社だったように思う。これが、A級戦犯問題にずっと潜んでいる本質的な問題です。A級戦犯合祀は昭和53年というけれど、根本的な問題は、援護局の旧軍人と、靖国神社の宮司、総代会の青木一男たちがトライアングルをなし、見えないところで旧体制を復活させたことにあります。

渡辺 そうですよ。旧体制の復活という意味では、旧軍人で参議院議員にまでなった源田実、辻政信なんてひどいもんだ。源田実は、桜花という特攻兵器の命名者ですよ。それが戦後、自衛隊の空幕長として残って、国会議員になって大言壮語していたんですからね。僕が防衛庁の記者クラブにいた頃、源田さんは記者会見で気に入らない質問をされると「文句があるなら、俺のT33の練習機に乗れ!俺が戦闘機の操縦をお前らに教えてやる!」という調子なんですね。変わってねえなと思いましたよ。(笑い)

    ところで靖国神社が軍関係者らのみを祀り、空襲による被害者など一般の戦争被害者を祀っていないのは、天皇の軍人のための神社として設立された靖国神社の沿革、そしてその教義もさることながら、そもそも合祀が厚生省から送られてくる祭神名票によるということも大きく影響していると思われます。というのは前記援護法によって軍関係者らには、年金など比較的手厚くなされているにもかかわらず、一般の戦争被害者には全くの手当てがなされていないからです。もし、靖国神社が一般の戦争被害者も祀ったとするとそのことが逆に援護法行政に跳ね返ってくるのではないでしょうか。

    空襲の被害者、「私財」としての在外資産を日本国の賠償に当てられた被害者、中国「残留」孤児らが、国を相手として損害賠償を求めた裁判において、裁判所は「戦中及び戦後において、国民のすべては多かれ少なかれその生命、身体、財産上の犠牲を耐え忍ぶことを余儀なくされていたのであるから、戦争損害は、国民がひとしく受忍しなければならないものであり、このことは、被害の発生した場所が国内のまたは国外のいずれであっても異なるものではないというべきである」として請求を棄却しています。

    一般国民と戦争指導者を区別していないこのような判決の論旨には納得できないものがありますが戦傷病者・戦没者遺族等援護法(軍人恩給)を見ても「国民がひとしく」というのがまやかしであることが分かります。

    遺族年金の支給については、なお「天皇の軍隊」の階級がそのまま生きており、例えば、1994年の時点での調査によると、「大将」の最高額が年間761万余円であるのに対し、一般の「兵」の最低額は104万余円であり、7倍以上もの差がありました。2004年3月末現在でも、「大佐」で年間285万余円、一般の「兵」で59万余円となっています。

    ところが中国「残留」孤児に対しては、自立支度金としてわずかな一時金(大人1人で総額31万9千円、2人の場合は47万8900円)だけなのです(2005年3月16日、衆議院予算委員会における社民党・又市征治氏の質問に対する回答)。

    日本の敗戦後においてもなお天皇の軍人、軍属が(それも当時のままで)一般国民に比べてはるかに手厚い保護を受けるという不条理が続けられているのです。

 「もし恩給を寄越すなら、召集令状で無理矢理ひっぱられた兵隊にやるのはいい、戦争に負けたくせに、職業軍人になんかやる必要はない、軍隊の階級を、負けたあとまで目くされ金で押しつけられるのはご免だ、おれはとにかく生き残ったが、戦死した兵隊は、死んでしまったから文句も言えないで、死んだあとまで遺族年金などの階級差別をされている、死んだ兵隊が可哀想だ、いくら国のためだったとしても、死んだ兵隊はほんとに可哀想だ、腹ペコの栄養失調で、敵の弾をくらって、好きな女も抱けないで、マラリアにやられ、コレラに罹り、げっそり痩せこけ、ぼろぼろの乞食みたいな服で、傷口に蛆が湧いて、シラミだらけの白い頭で、ようやくジャングルを越えたのに、氾濫した河に流されてしまった者も随分いた、」
(結城昌治『軍旗はためく下に』)

    なお、この「軍人恩給」は日本軍の軍法会議で懲役2年を超える有罪判決を受けた者については支給されていません。

    サンフランシスコ講和条約後、恩赦事務に携わり膨大な件数の軍法会議記録を読み、「軍隊の暗い部分」を知った。前記『軍旗はためく下に』の作家結城昌治氏は、日本の敗戦後軍事の指揮系統が崩壊する中で、心ならずも敵前逃亡の汚名を着せられ処刑されてしまった兵士が少なからずいたと指摘している。

 「──分かりません。前線では連隊長や大隊長、中隊長にも司法権があります。したがって、軍法会議を経ないで処刑された者がいてもおかしくない。しかし、ほかの部隊ではそういう者も病死で扱っています。わたしは運送会社の社長室におさまっている千田と会ったとき、叩っ殺してやりたい衝動に駆られました。10人の兵を銃殺させたとき、彼は狂っていたと考えてもいい。降伏に応じるとき、彼ひとりが徹底抗戦を主張したというし、戦犯で引っぱられるのではないかとビクビクしていた。しかし現在の彼は違います。自決した僚友の参謀に戦犯容疑をなすりつけ、無事に帰国してぬくぬくと暮らしている。だが、私はそんなことを責めたくて彼に会ったのではない。また、不当な銃殺命令が事実だったとしても、今さら彼の弁解を聞いたって始まらない。彼が馬淵軍曹の死にかかわりあろうとなかろうと、それはもはやどうでもいい。しかし、かつての部下の死因が疑問につつまれ、その遺族が苦しんでいるなら、一瞥の力をかすべきではないか。わたしはそう思って彼に会った。かれにはその力があるからです。馬淵軍曹の不名誉な死を語るものは一片の曖昧な書類にすぎない。判決書がなく、裁判官や検察官たちも事実を否定している。だったら厚生省の係官に会って、その暇がなければ手紙でも構いません、当時の悲惨な状況を説明して、馬淵軍曹の処刑云々という連名簿の記載は誤りだと証言して欲しい。そうすれば本人の魂も救われようし遺族も助かる。師団参謀で軍法会議にも関与していた彼の発言は、有力な証拠になるはずなんです。さらに望むなら、当時は軍法会議を経ないで処断された者も多く、それらが不法だということも証言してもらいたかった。馬淵軍曹の問題は、厚生省の諮問機関である援護審査会において再審査中ですが、すでにその再審査も数年を経過して、未だに宙ぶらりんの恰好のようです。わたしにはなぜ審査会が時日を空費しているか分らない。わたしが会った厚生省の係官は、もと職業軍人で参謀本部にいたひとですが、戦線を離脱したら銃殺されるのが当り前じゃないか、譬えばゲバ棒を振回す学生を前に機動隊員が逃げたら免職されても仕様がないのと同じだなどと言っている。厚生省側の認識はそんな程度です。その係官は2年ほど前に退職したそうですが、いくら説明してもまるっきり分かってくれません。彼らの内部には今なお戦陣訓が生きている。そして最初に申請を却下した上司の対面をかばい、自分たちの立場を守ることに汲々としている。見事な軍人精神と官僚主義です。」
                      (結城昌治「軍旗はためく下に」)





■■以上、内田雅敏弁護士執筆■■

【腹ペコの栄養失調で、敵の弾をくらって、好きな女も抱けないで、マラリアにやられ、コレラに罹り、げっそり痩せこけ、ぼろぼろの乞食みたいな服で、傷口に蛆が湧いて、シラミだらけの白い頭で、ようやくジャングルを越えたのに、氾濫した河に流されてしまった】~ほんの数年前までそんなことになるとは思ってもいなかったはずだ。私たちはそうならないようにしたい。





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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「工場労働者は時間だけが売り物」柳沢厚労相さらなる仰天発言!

2007-02-17 07:17:49 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 日刊ゲンダイ2月17日号によると、柳沢大臣が15日の参院厚生労働委員会で、残業代ゼロ制度ことホワイトカラーエグゼンプション制度に関連して、生産現場で働く従業員について「工場労働者というぁ、そのぉ、ベルトコンベヤーの仕事。労働時間だけを売り物です、というようなところですね」と発言した(下記議事ビデオの1時間48分あたり)。残業代ゼロ制度の対象となる労働者がいることについて説明しようとした際の発言だが、「労働時間だけを売り物」とはまったく人格を無視するもので、労働行政のトップとしてまったく不適切な発言だ。「産む機械」を上回る問題を秘めている。ただちに辞任すべきである。

 しかし、この発言に先立ち、千葉景子議員が「男は働く機械だとでも言うのか」という質問をしている(10分くらいのところ)というのに…。本当にレベルが低すぎる。
 
議事ビデオは、こちらhttp://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php

ホワイトカラーエグゼンプションの怖さについては「ホワイトカラーエグゼンプションの罠…弱さにつけ込み制度拡大間違いなし」もご覧下さい。



★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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