本当に残念だ。権力監視機能を果たしている東京新聞が2月20日付夕刊で矢原秀人氏らが書いた「文豪が見たあの世」という本を、矢原氏自らの解説ででかでかと紹介している。書いた本人が書いているもんだから、あの世があるということを断定的に欠かざるを得ない、だって、ないって書いたら本が売れんからね。
この本を読んだわけではないが、作家が書いた「体験談」を寄せ集めて、あの世はあると断じるところからして、怪しい。「体験」がいかなる状況でなされたのか、事実を書いたのか、脚色があるのか、それは、まったく書いた者にしか分からない。その確認を作家たちに確認もしないまま(仮に確認をしているとしても本当のことを話すかどうかは不明)、「体験談」を間に受けて、あの世があるなどと書くのは矢原氏の勝手だが、それを東京新聞が大々的に掲載するのは非常に疑問に思う。本当にオカルト新聞かと思った。
なお、矢原秀人氏が第1級の資料だと紹介する事例には、三浦朱門氏が遠藤周作が男の幽霊に襲われているところを見たというケースが挙げられている。
私の理屈(ここ←参照)からいわせれば、エリート以外の市民を人扱いしない三浦氏が「あの世」の存在を語るのは納得できる。つまり、三浦氏は、確信犯なのではないか。そんな確信犯の事例を挙げて第1級の資料だという矢原氏の著作をそのまま無批判に紹介した東京新聞の罪は重い。しゃれ、ではすまんよ。東京新聞、いまや、権力監視の砦なんだから、頼むよ。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
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私の理屈(ここ←参照)からいわせれば、エリート以外の市民を人扱いしない三浦氏が「あの世」の存在を語るのは納得できる。つまり、三浦氏は、確信犯なのではないか。そんな確信犯の事例を挙げて第1級の資料だという矢原氏の著作をそのまま無批判に紹介した東京新聞の罪は重い。しゃれ、ではすまんよ。東京新聞、いまや、権力監視の砦なんだから、頼むよ。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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