情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

-武器輸出 制限なくし 金もうけ-橋本勝の政治漫画再生計画第70回 (推薦BGMつき)

2007-05-13 20:05:14 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 今月のはじめ訪米中の久間防衛相が、外国への武器や技術の移転を、制限している武器輸出3原則の緩和を検討したいと発言した。安倍政権が進める改憲の主目的は、戦争放棄の9条に変えて、日本を戦争できる国にすること。おまけに改憲まで待てないと、集団自衛権も行使できるようにして、すぐにでもアメリカといっしょに戦えるようにしようとしている。いずれはアメリカの核の傘に、頼っているだけでは万全ではないと、自前の核を持とうと、「非核3原則」の放棄へといくかもしれない。さらに進んで「武器輸出3原則」も根本から見直し、つまりなくして、どんどん武器の開発、生産を行い、そして外国へ輸出して、金を稼ぎたい。
 しょせん人間は、世界から戦争をなくすことはできない。それならせっせと武器商売で金儲けしたほうが賢明というもの。実利主義とニヒリズムが合体した、強固な産軍共同体の国に、日本がなる日は近い。この我が大胆予測、かなり当たる可能性は高いと思うが、いかがでしょうか…。

【ヤメ蚊】
 BGMとして、 ZAKIさんの「へんな改憲手続法の歌」をお奨めします。3番から5番をご紹介します。


3、へんな投票法 だから 改憲手続法
安倍政権の取り巻きは、爺さんの代からの軍事産業だ!
自衛隊に兵器を使い捲くらせたいんです。

4、へんな投票法 だから 改憲手続法
戦争狂いのブッシュ政権、バックは軍事産業
安倍政権とおんなじだー!
日米戦争同盟かーー! あほな欧米化すんじゃねー!

・日本人が戦場で殺し合いさせられる、改憲手続法
こんな法律絶対やめさせよう!!

5、へんな投票法 だから 改憲手続法
米軍再編と言いながら、自衛隊を米軍と一体化!
一緒に戦争させる準備が着々と進んでいる!












★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。

憲法改正手続法案の附帯事項は異例づくし~不安一杯!

2007-05-12 18:32:07 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 議会関係者によると、憲法改正手続法案に関する附帯決議項目は合計18で、過去最高だった郵政民営化関連法案を上回ったという。これが異例その1.

 そして、もっと異例だったのは、附帯決議が法案提出者側から実質的に提案されたことだという(形式的な提案者は民主党だが、自民党主導で、ばたばたつくったのだという)。つまり、附帯決議は、提案された法案に賛成する代わりに、この点はきちんと法を執行する過程で注意しなさいよっていうものなので、本来は野党側から提案されるべきものだというのだ。

 う~ん、思い返せば確かにそうだったような…。

 今回は、提案者が注文をつけるわけだから、本来、法案の中に盛り込めば済む問題だ。それなのに、附帯決議事項に一段、落としてしまったのはなぜか?

 結局、民主主義、国民主権について十分配慮しているということにして、参院選挙を乗り切るための便法に過ぎない。

 こんな嘘に騙されず、参院選挙できっちり痛い目に遭わせたうえ、附帯決議事項をきちんと守るように投票行為で教え込みましょう!













★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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自衛隊が米軍基地建設反対の市民を排除するとき~改憲手続法案委員会通過の日に出撃!

2007-05-12 07:25:39 | 有事法制関連
 【報道の通りであれば、海上自衛隊が辺野古にやってくる。自然を、美ら海を、住民の生活を破壊する、人殺しの戦争に使われる米軍基地を建設するために。
「軍隊は住民(国民)を守らない」という軍隊の持つ本質が、過去も現在も変わらないことが示された。辺野古に計画されている新基地が住民(国民)を守るために造られるものではないことがはっきりした。日本も加わっての、アメリカの侵略戦争が目的であることが明確になった。沖縄を踏みにじり、人間の尊厳を根絶やしにする卑劣な行いであることが露わになった】(ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中!
 
 上記は、ベトナムよりも多くの爆弾が降り注いだという沖縄の人たちが基地建設に反対している様子を伝えるブログからのSOSである。

 OTV沖縄のニュースは、次のように出撃の様子を伝えている。

【海上自衛隊の掃海(そうかい)母艦「ぶんご」が今日横須賀港から沖縄近海にむけて出港しました。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は、来週にもはじまるキャンプシュワブ周辺海域での事前調査の為の機材設置作業を支援するものと見られています。
 普天間基地の移設にむけて、那覇防衛施設局ではキャンプシュワブ周辺海域で、先月から事前調査の準備作業に着手していて、本格的な調査に向けて、来週にも調査機器を海底に設置するものと見られています。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は、ゴムボートや空気ボンベ、潜水員をのせた後、きょう午前8時30分頃横須賀港を出港したということです。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は沖縄近海をめざしていて、来週にも行われる調査機器の設置を支援するものと見られています。防衛施設局の事前調査で海上自衛隊が関与するのは極めて異例な事です】


 この件については、 「dr.stoneflyの戯れ言」さんが初期の報道から追っかけているが、大メディアはほとんど伝えていない(と思う)。

 市民が体を張って止めてきた基地建設、そこにいきなり自衛隊を投入して、力で市民をねじ伏せようというのだ…。

 こうして、沖縄がまた、捨て石にされる。

 私たちは、二度と、沖縄を見捨ててはいけない。

 私は、近いうち、できれば来週にも、何とかスケジュールを調整して沖縄に行こうと思う。何ができるわけでもないかもしれないが、自衛隊の、いや自衛隊を使った政府の暴挙に少しでも反対の意思を表明したい。

 時間がある学生の皆さん、観光を兼ねてでもいいので、沖縄を訪ね、基地建設現場に足を運んでほしい。すでに観光で沖縄に滞在している人には何とか足を伸ばしてほしい。これから出張などで出かける方もぜひ足を伸ばしてほしい。沖縄を見捨てることは、広島、長崎へつながる…。市民の命よりも支配者の利益を優先させていいはずがない!

 憲法改正手続法が参議院の委員会を通過した後の最初のエントリーがこのような恐ろしいものとなることは、想像すらしていなかった。支配者の横暴を止めるチャンスは、参院選だが、それまで何もしないでいるわけにはいかない。今回の横暴をできるだけ多くの方に伝えてほしい。












★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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憲法改正手続法(国民投票法)案、参議院委員会で可決~賛成した自民、公明両党こそ付帯決議を守れ!

2007-05-11 18:53:39 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 残念ですが、【参院憲法調査特別委員会は11日夕、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の採決を行い、自民、公明両党の賛成多数で可決した。同案は14日の参院本会議で可決、成立する。1947年の憲法施行から60年を経て、国民投票に関する法制度が整うことにな】った(時事)。この法案が民主的な手続、国民主権を尊重する手続であるなら、まだ、納得するが、最低投票率がない、公務員の運動規制があるなどの欠陥法案なだけに、本当に残念だ。

 思い返すに、2年前の2005年3月、とんでもないメディア規制があることを知り、何かをしなければという思いで、このブログを立ち上げて、当時の法案の全文を公開し、弁護士の仲間と小冊子をつくり、集会を開き、少しでもよい法案にと微力ながら取り組んできた。

 多くの方の力で、当初の法案からすれば、見違えるものになったことは間違いない。しかし、まだまだ、不十分なところがあるのも間違いない。先進国の憲法改正国民投票法としては非常に恥ずかしいものだ。

 今後、【同案の成立を受け、夏の参院選後に予定される臨時国会で衆参両院に、憲法改正原案の審査や憲法全般に関する質疑などを行う憲法審査会が設置され】、【与野党各党の護憲、改憲双方の立場からの憲法論議が一層活発化】するだろう。

 しかし、幸いなことに【施行は公布から3年後で、それまでは改正原案の提出はできない】。

 冒頭の文書は、本日の採決にあたって、付帯決議された事項だ。

 良い改訂と悪い改訂をセットで判断しなくても良いようにばらばらで投票するための決議、最低投票率の導入に向けて検討をすること、公務員らの運動において、自由を尊重すること、凍結期間の3年間に十分調査をすること、などなど、真っ当な意見が並んでいる。

 これを通過させたのは、自民党と公明党だ。両党には、この付帯決議部分を実行する義務を負っている。しかし、本気でその義務を果たす気にさせるためには、参院選でお灸を据えるしかない。頑張りましょう!














★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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腰抜け安倍と跳ね上がりアッキー~打たれ弱い安倍政権を打倒する方法

2007-05-11 07:31:47 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 安倍が朝日を提訴した。本当にここまできたら形容のしようがない。しかも、腰抜けの安倍は自分で提訴せず、秘書を使って提訴させた。確か、問題の広告は「安倍と暴力団の関係を強調」しているのであり、秘書は関係ないはず…。まぁ、もし、首相自らが提訴したら、ホントに世界から物笑いになるだろうけれど…。自分のしたことについて、説明責任を果たさないで(冒頭の毎日新聞参照)、ちょっと気に入らない記事があると提訴する…。史上最低の首相というしかない(正直、書いていて悲しい)。

 しかし、この提訴で、安倍を退陣させるよい方法を思いつきました。

 要は安倍は打たれ弱いわけです。こんな広告は笑って済ませる方がいいに決まっている。朝日が訂正を打ったことも報道されており、十分に被害回復もできている。それにもかかわらず、提訴したのは、猫がビビったら、毛を逆立てて、威嚇するように、小心者が過剰反応しているに過ぎない。もちろん、本人は、萎縮効果を狙っているのだろうが、そういう発想をすること自体がビビりだからだ。

 しかも、安倍の妻は、お調子もんのようで、これも半面打たれ弱い感じがする。

 そこで、インターネットを弱腰安倍、跳ね上がりアッキーなどという言葉で埋め尽くそうではないですか?

 安倍と検索したら、弱腰安倍が一番に出てきて、アッキーと引くと跳ね上がりって出てくる…そうなれば、2、3ヶ月もしたら、自ら退陣するのではないかなぁ。

 本来、真摯に批判をするべきだと思うけれど、ここまで来たら、こちらが紳士的な対応をしていてもどうにもならない。

 今日、安倍は、憲法改正手続法案の参議院委員会審議に用もないのに顔を出し、法案が可決されたとのニュースに出てちゃっかり宣伝しようとしている。メディアに悪口書かれて提訴するなら、宣伝してもらった時には、きっちり宣伝料を払え!ほんまにとことん、ずるいのぉ!

 
■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
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憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.39(07/05/10)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
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★★危険度最大大大!!!!・
 11日の正午までの(その後も、引き続き午後6時まで)やることリスト★★★

 ●民主党議員に「円満採択なんて許すな!」とファックス攻撃! 
 ●委員長・議長にもファックス攻撃!
 ●11日、午後1時から安部首相が委員会に出る。
  みんな傍聴に集まって、国民の顔を見せてやれ!!!
 ●集まれ!
  12時15分~13時 参議院議員面会所集会! → そのまま傍聴へ
  13時~18時10分 議員会館前座り込み(傍聴に行かない方)
                         ★★★★★★★★
前号に書いたように、11日午後に、強行採決決定。
スムーズに法案が通って、苦情も出ない、マスコミも騒がない、なんてことになったら、今後の憲法議論もそうなりかねない。
この法案は、通るなら通るで、対立構造を明らかにして、ぐじゃぐじゃにして通さなければならない。(すなわち、衆議院は通り方としては最高の形だったわけです。)

●今は、とにかく、民主党に最後の粘りを見せてもらうことであり、マスコミに取り上げてもらうことが重要なのです。

しかし、今日の理事懇では、こんなやり取りが・・・。

自民「(発言要旨)・・・14日(月)午前11時からの本会議では、・・・地域公共交通化の趣旨説明などなど・・・を、お願いしたい。それまでに憲法特委で国民投票法案が議了されていれば、あわせて処理をお願いしたい。
民主「結構である。月曜日の本会議は、やむをえない。国民投票法案も円満に議了されていれば、やぶさかではない。」

円満に議了って??
民主が円満に通そうと思ったら、円満になるに決まってるじゃん。
民主は、首相まで呼んでおいて、円満な成立をプレゼントするつもり?
・・・今こそ、野党の存在意義を見せてほしいものです。

■ということで民主議員にファックスを
「こんな悪法、すっと通す気?」
「最低投票率に見向きもしなかった衆議院民主でも、あれだけ反対して揉めたんですよ。本来リベラルな参議院民主の委員の方々が、自民のやりたい放題を、許すつもりですか?」
「最後の最後まで反対を!」

民主筆頭理事 簗瀬進議員 FAX03-3593-8567
ほか、全委員のFAXは
→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-kenpouchousa.html

■強行採決を許すな!!!反対の声を、
関谷勝嗣 憲法特委委員長 Fax03-3580-3800
扇 千影 参議院議長   Fax03-3592-0407

■集まれ!
12時15分~13時前 参議院議員面会所!!! → そのまま傍聴へ
13時~18時10分 議員会館前座り込み(傍聴に行かない方ですね)

●安部首相に私たちの顔を見せに、傍聴につめかけろ!!!
傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いしております。

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする(事前申込が必ず必要です)
傍聴希望の方は、委員会開始時間2時間前までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「何月何日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の議員会館事務所宛てに、FAXしてください(FAX5512-2740)。

2 当日(5月11日)
集合場所は、国会議事堂・参議院議員面会所。
集合時間は、12時50分 です。

傍聴券を受け取れるのは上記時間以降になるかも知れませんが、ご了承下さい。傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。
集合に遅れた方は、参議院議員会館の近藤正道室まで傍聴券を取りに行って下さい。

●このメルマガの過去ログはこちら
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/index.html
憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/
携帯でこのメルマガを見たい場合は携帯からこちらにアクセス
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/i/

■■引用終了■■








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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今の若者が不幸せな原因は、平和の毒にある~首都東京都知事石原慎太郎の妄言~リコールしてはどうか

2007-05-10 04:52:12 | 有事法制関連
 いやぁ、本当にこんな活字を新聞で目にするとは思わなかった。戦争の完全なる賛美、平和であることを否定する発言、ほかの先進国の首都の知事がそのような発言をすることができるだろうか?日本人はあまりになめられてないか?!

 石原慎太郎の発言は同氏が脚本を担当した映画「俺は、君のためにこそ死に行く」の新聞広告でのもの。インタビュー形式で、石原慎太郎の発言が掲載されている。

 この中で、同氏は、特攻隊員と現在の若者の違いについて、

【今は豊かで平和が続いていて、若者は幸せそうに見えるが、僕は今の若者はちっとも幸せだと思わないし、うらやましいとも思わない。青春という限られた時間を人生という視点で見れば、今の若者は哀れなくらい無意識で自分自身をとらえていない。
 その原因は、平和の毒にある。平和はありがたいものだが、結果として、平和というものの豊かさ、安逸さというのは、緊張感の欠如を生み、それが逆に自己中心主義につながっている。
 それに比べると20歳になる前に散っていった若者の人生の縮図というのは、磨き上げたダイヤモンドみたいに硬質だ。青春は1人の人生の一番まさに人生の時。青春というのは価値が高いということに気づくべきだ】

と述べた。


あほか、戦争があったら、若者は死ぬだけだろうが。お前は今のイラクで青春を送る方が幸せだと言いたいのか?それなら、いまからでもお前が行ってこい。いつまでも頭が青春なあんたなら、いまから青春を謳歌するというても、止めりゃあしないよ。

青春というのは、価値が高い?それなら、最貧国の若者がつらい人生を送っている状況を変える必要があるとは思わないのか?そういう若者がいかなる人生を送っているかに思いを馳せもしないで、青春が価値が高いって、「先進国で人生を送る」という既得権に甘えた発言をするな!

また、石原慎太郎は、こうも言う。

【特攻隊だけは、死にたくないのに死なされるわけだ。死ななければ忠義にならないと。死という決定的なモノを有無を言わさず押しつけられる。その限られた時間に生きる青春というものは逆に結晶して美しくならざるをえない】

…だから、お前がイラクに言って、美しい結晶になれよ。
他人によって限られた時間を生きる青春は美しいのではなく、「悲惨」なんだよ、あほか!


そして、石原は

【映画を通して、今の若者に、この世の中というのは自分だけじゃないということを、自分以外にも愛するモノはたくさんあるということを感じ取ってほしい】

らしい。

感じ取れるわけがない。特攻は、自分の国の側を守る論理で動いている。そこには相手に対する視点はない。相手の兵士がいかなる思いで戦場に立っているか。その兵士を待つ母親、恋人がいかなる思いで毎日を過ごしているか。そういう視点はかけらもない。まさに自分(たち)のみを愛する理論だ。

本当は、相手の存在までも思いを馳せ、戦争をやめようというメッセージこそが、愛するモノがたくさんあることを感じ取らせるものとなるはずだ。


最後に石原慎太郎は、こういう。

【それから、これだけはいっておきたいが、アラブの自爆テロは絶対に我々の言う特攻隊ではない。特攻隊は決して無辜の人を狙ったのではない。
 特攻隊は狂信者じゃない。本当に悩み、悲しみ、迷いながら、自分の親、兄弟を守るために死んでいったんだ。それでなければ納得できない】

そう、そのように納得させることで、政府は、次々と特攻部隊をつくりだすことができるわけだ。

特攻=自爆テロだという「からくり」がばれたら、だれも特攻に、いや、戦争に賛成しようとしないからこそ、「それでなければ納得できない」と気色ばんで見せるのだ。

本当にうすっぺらい知事だ。人に対する共感が全くない。いや、文化的素養もない。

「パラダイス・ナウ」という映画がある。

【パレスチナ人監督ハニ・アブ・アサドがイスラエル人プロデューサーらと手を組み、ヨーロッパ各国との共同製作というかたちで作りあげた作品で、イスラエル、パレスチナを含む世界78ヶ国で上映され論争を引き起こしています。 
 ゴールデン・グローブ賞受賞により大きな波紋を呼び、第78回アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされましたが、アカデミー賞の授賞式前には自爆攻撃により亡くなった人のイスラエルの遺族たちから、「テロを支持する映画」ということでノミネート中止の署名運動が起きました。
 映画は、パレスチナの幼馴染みの二人の若者が自爆テロに向かう48時間の葛藤と友情を描いた物語で、何故自爆攻撃という行動を起こすのかという「自爆攻撃」と称するニュースからは見えてこない、複雑な状況や今迄語られる事のなかった自爆攻撃者の葛藤と選択を描いています】(ライブドアニュース

石原慎太郎よ、まず、この映画を見てみろよ。アラブの若者も日本の特攻隊と同じように悩み、苦しんでいるんだよ。彼らを狂信者だというのなら、特攻隊だって狂信者だ。そこに区別はない。

念のため、特攻隊が軍隊を相手にした攻撃だったことは、そんなにいばれることじゃない。単に民間人のいるところまで攻撃する手段がなかっただけだ。現に中国では、「無辜の人」たちを狙った都市爆撃を行っている。石原の理屈だと、重慶爆撃は、無差別テロだということになろう。

本当にあきれ果てる妄言であり、首都の知事として彼を戴いていることは、都民として本当に恥ずかしい。

…もはや、東京都政府転覆しかない(コピーライト:外山恒一)。

いや、まじにリコールしたい。

●憲法改正手続法案が11日にも強行採決されるという。最後まで止めなければならないが、可決された時には、参院選で決定的な意思表示を示すしかない!固い決意をもって臨みましょう。

■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
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憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.37(07/05/10)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
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★★ど・危険度大!!!!★★★★★★
 ●11日、強行採決か!!!!!
  マスコミや国民に騒がれる前に、すっと通そうという魂胆か?!
 ●騒げ!騒げ!ひそかに通すなんて許せない!
  ファックス攻撃・国会へかけつけろ!!最後のひと踏ん張り!
                         ★★★★★★★★
●今やること
(1)●●超重要●●
   11日の強行採決!?幕引きを自民が提案
   「民主はそんな提案に乗るな!」と民主にファックスを!!(詳細は↓)
(2)委員会傍聴!傍聴方法は下記↓
(3)集まるべし! 詳細は↓ 
    10日(木)15:00~ 院内集会 
         18:30~ 日比谷野音
●速報
ほぼ確実に、11日に、自民党が強行採決を予定していることが見えてきた。
9日、自民から「参院本会議設定のための議運を」と提案がなされ、民主理事が議運開催に応諾したとのこと(議運:議院運営方向を話し合うの会議のこと)。
本会議開催というのは、委員会採決が終わっている、ということを意味する。
10日午後に「本会議設定のための議運」が開かれて、本会議が14日に設定されれば、つまるところ、設定された本会議の1日前(今回は14日(月)の平日一日前で11日)には、強行採決がなされるということである。

9日夕方、来週の参議院審議の全体の動きがほぼ出揃ったが、法務委員会で少年法の審議が続けて予定され、憲法特委が入らない日程が組まれた(法務委と憲法特委はメンバーが重なっているので両方同時に開催はできない)。ということは、来週は憲法特委をやらないつもり→今週で終わりってこと!!!!

●民主党へ一斉アクション!
10日の議運では、与党は「11日に特別委員会で採決、14日に本会議採決」を提案して来ることはほぼ確実。民主党がこれを受け入れないように、ぜひ以下のような要請をFAXで緊急にしてください!!!!

●●民主党は全力で14日本会議などという与党の提案を必ずくい止めてください。
○最低投票率、公務員・教職員の運動制限、TV・CM、憲法審査会の権能、などなど、憲法特で審議すべき課題はまだまだたくさんあります。こんなに急いでまともな審議が出来るわけはありません。
○世論の多数は慎重審議を求めています。
○中央公聴会もまだ開かれていませんから、当然、開くべきです。
○14日に本会議などという暴挙は絶対に避けるべきです。

FAX一覧
小沢一郎  03-3503-0096 民主党代表
菅 直人  03-3595-0090  同代行
輿石 東  03-3593-6710 参院議員会長
今泉 昭  03-5512-2607 参院議員幹事長
郡司 彰  03-5512ー2626 参院国対委員長
簗瀬 進  03-3593-8567 参院憲法特理事
前川清成  03-5512-2712 参院憲法特理事
広田 一  03-5512-2520 参院憲法特理事

(以上情報の一部引用:高田健さん@許すな!憲法改悪・市民連絡会より・ありがとうございます。)

●危険度がかなり高まっている。騒げ!騒げ!騒げ!
傍聴に足を運んで声を伝えなければ!

明日10日(木)の予定は↓
10:00-12:00 憲法特委
  参考人質疑 投票対象及び最低投票率等について
14:30-16:30(もしくは17:00)
 地方公聴会 (浦和、横浜)

●集まるべし!騒ぐべし!騒ぐべし!
■10日(木)15:00~17:30
参議院議員会館第一会議室 シンポジウム「改憲<国民投票>を考える」
主催:改憲<国民投票>を考える5月企画委員会
私も、発言予定です!おいで下さいませ!
■10日(木)18:30~ 日比谷野音
(共同センター・国民大運動実行委・首都圏共同センター)

●傍聴につめかけろ!!!
傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いしております。

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする(事前申込が必ず必要です)
傍聴希望の方は、委員会開始時間2時間前までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「何月何日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の議員会館事務所宛てに、FAXしてください(FAX5512-2740)。

2 当日(5月10日)
集合場所は、国会議事堂・参議院議員面会所。
集合時間は、10:00 です。

傍聴券を受け取れるのは上記時間以降になるかも知れませんが、ご了承下さい。傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。
集合に遅れた方は、参議院議員会館の近藤正道室まで傍聴券を取りに行って下さい。

※ なお、公聴会傍聴については、全席で50席以下しかないようで、自民党でも20席無く、民主も10数席。民主党は、そのわずかな席を各県の県連に降ろしているということでした。傍聴されたい方は民主党他の神奈川・埼玉の県連にお問い合せいただくほかないかと思います。(残余があり、いただけるという保障はできかねますが。すみません)。

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憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/
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■■引用終了■■





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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二弁、直ちに、栄学園の問題を独自に報告を受けて発表する必要あり~法科大学院生に対する責任果たせ!

2007-05-09 04:26:38 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 第二東京弁護士会が全国の弁護士会に先がけて、法科大学院(ロースクール)との提携を実現した大宮法科大学院(←クリック)の経営母体である佐藤栄学園(←クリック)が、簿外処理が10億円もあることなどを理由として、埼玉県からの補助金を8億8000万円もカットされたことが分かった。

 埼玉県の発表(←クリック)によると、次のとおり。

■     ■
学校法人佐藤栄学園に対する運営費補助金について

1 概 要 
後期分は、不交付とする。
 金 額  △887,972千円
 減額率       △約46%

2 理 由 
(1)いわゆる「簿外処理」が約10億円もあり、学校会計基準に違反し
  ていること。
(2)文書による報告では納税額が大きく増加しており、当初の口頭報告
  は事実と異なったものであり、不誠実な対応であること。
  (1,350万円→3,630万円)
(3)国税局の指摘を受けて追加納税したことは、不適切な経理処理に該
  当すること。

3 今後の対応 
  今後、減額事由に該当するような新たな事実が確認された場合は、平
 成17年度運営費補助金の前期分の交付決定を取り消し、返還を求める
 こともある。
■     ■


かなり深刻な状況だ。

すでに被害者の会(←クリック)も立ち上がっている…。


二弁はこのような学園と提携して法曹を養成する法科大学院を運営したきたわけだが、当初から、なぜ、佐藤栄学園と提携するのか、危惧の念を表明した会員も多かった。その危惧が現実化したわけだ。そういう経緯もふまえ、現執行部は、当時の執行部と協力して、佐藤栄学園に対し、きちんと報告をさせなければならない。二弁との提携に引かれて大宮法科大学院を選択した人も少なからずいるのだから、法科大学院生に対する説明責任もあるはずだ。

ちょっときつい言葉かも知れないが、はっきり言っておきたい。
10億円の簿外処理の「恩恵」に二弁の弁護士教授などももしかしたらあずかっているのではないか?コンプライアンスなどと発言しているが、自分たち弁護士はどうなのか?世間はそういう疑いの目で見るだろう。まったく、ふがいない話である。二弁にも一定の説明責任があるといわざるを得ない。

弁護士全体の信頼性にも関わる問題であり、放置されると、真面目に弁護士活動をしている多くの弁護士にとって、えらい迷惑でんねん!








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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猿払事件判決を根拠に公務員の国民投票運動規制はできない~宮里労働弁護団会長、500万人公務員に捧ぐ

2007-05-08 20:32:12 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 本日、日本労働弁護団の会長宮里邦雄弁護士が、参議院の「日本国憲法に関する調査特別委員会」で、公務員の国民投票運動規制について、陳述した。同弁護士は、公務員の政治的行為に対するを容認した猿払事件を自ら担当したこともあることから(ここ←に最高裁での宮里弁護士の弁論あり)、猿払事件最高裁判決を根拠に憲法改正国民において、公務員の運動を規制することはできない、最高裁判決は国民投票運動に関する公務員の規制について射程としていないと、判決の一部(後述)を示しつつ、発言した。迫力のある演説だ。

 公務員の規制をかけたまま憲法改正手続法(国民投票法)を成立させるべきではないということがよく分かる。

 もし、公務員の方がこのエントリーを読んでくれたなら、ぜひ、ここ の5月8日をクリックした上、さらに、「日本国憲法に関する調査特別委員会 」をクリックし、流れるビデオの44分くらいのところから、見てほしい。自分たちの憲法改正投票に関する運動が制約されようとしていること、そして、それが誤りであることを理解して頂けるはずだ。

 そして、自分が見たらぜひ、ほかの人にも視聴するよう誘い、問題の本質を多くの方に知ってもらう努力をしてほしい!500万人公務員が主権者としての活動ができなくならないために!

 宮里弁護士がビデオの中で引用する猿払事件の判決の一部は、
【公務のうちでも行政の分野におけるそれは、憲法の定める統治組織の構造に照らし、議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策の忠実な遂行を期し、もっぱら国民全体に対する奉仕を旨とし、政治的偏向を排して運営されなければならないものと解されるのであつて、そのためには、個々の公務員が、政治的に、一党一派に偏することなく、厳に中立の立場を堅持して、その職務の遂行にあたることが必要となるのである】
という部分でありる。

 キーワードは【議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策の忠実な遂行】である。憲法改正国民投票は果たして、【議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策の忠実な遂行】に関わることなのかどうか…。


■■東京新聞引用開始■■

参院憲法調査特別委員会は8日、憲法改正手続きを定める国民投票法案に関し計8人の参考人から意見を聴取し、公務員、教育者の「地位を利用した国民投票運動」を制限することに対する懸念などが相次いだ。

 早大教授の西原博史氏は「規制範囲が広範で不明確だ。憲法違反となる可能性が高い」と指摘し、弁護士の宮里邦雄氏も「憲法改正に賛成するかどうかは国民としての判断だ」と強調。ジャーナリストの今井一氏は、国家公務員法などの政治的行為制限規定の適用除外条項を復活させるよう求めた。

 一方、駒沢大教授の西修氏は「公務員には政治的中立性が求められ、運動に積極関与すべきではない」と主張、制限は妥当との認識を示した。

■■引用終了■■



■■佐世ちゃん日記引用開始■■

(以下、ぜひ転送お願いします)
----------------------------------------------------------------------
憲法審議ってば、今どうなってるの?国会速報No.36(07/05/08)
 <国民不在の国民投票法(憲法改正手続法)>~ 弁護士 猿田佐世 ~ 
----------------------------------------------------------------------
★★危険度高まる!★★★★★★
 ●9日、民主が最低投票率の入らない修正案を提出!!(怒)!!!
  10日、浦和、横浜で地方公聴会開催
 ●11日、強行採決って、ここまでやるか・・・?
                         ★★★★★★★★
●今やること
(1)委員会傍聴!傍聴方法は下記↓
(2)何も、問題点は片づいていない!強行採決するな!と与党へFAX
FAXは→http://www.news-pj.net/kenpoushingi/sangiin-kenpouchousa.html
(3)集まるべし! 詳細は↓ 9日12:15~議面集会・10日15:00~院内集会 

●速報
明日以降の予定が出た。ついさっきまで11日に強行採決は冗談だと思っていたが、先ほど終了した理事懇の結果からは本気で狙っている様子が有り有り。10日は、法務委員会の予定が入っていたのに、その予定を変更して憲法特委を開催し、公聴会まで2カ所で強行開催。(法務委と憲法特委はメンバーが重なっているので両方同時に開催はできない)。

危険度がかなり高まっている。傍聴に足を運んで声を伝えなければ!

9日(水)
13:00-17:00憲法特委
      民主党が、最低投票率なしの修正案の提出
      趣旨説明
      その後、与党、民主両案に対する一括質疑
10日(木)
10:00-12:00 憲法特委
  参考人質疑 投票対象及び最低投票率等について
14:30-16:30(もしくは17:00)
 地方公聴会 (浦和、横浜)

●民主党は、何のために、修正案を出すの?!
民主党は、明日、最低投票率なしの修正案を提出すると決めたらしい。
最低投票率を入れたくて質問していたのに、こんな修正案を党が決定して、参議院の民主党メンバーは怒りまくっているとのうわさも。
余力がある方は民主党本部や小沢代表や枝野幸男議員に「何のための修正案だ!!! ふざけるな!!! 参議院の委員会メンバーがかわいそうだ!!」とファックスして下さい。(余力ない方は、怒りを与党に向けて下さればOKです)

●傍聴につめかけろ!!!
傍聴のお手伝いを、近藤正道事務所にお願いしております。

(傍聴方法)
1 まず、事前申込をする(事前申込が必ず必要です)
傍聴希望の方は、委員会開始時間2時間前までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「何月何日の憲法調査特別委員会傍聴希望」として、近藤正道議員の議員会館事務所宛てに、FAXしてください(FAX5512-2740)。

2 当日(5月9日および10日)
集合場所は、国会議事堂・参議院議員面会所。
集合時間は、9日(水)は13:00、10日(木)は10:00 です。

傍聴券を受け取れるのは上記時間以降になるかも知れませんが、ご了承下さい。傍聴は途中抜けはOKですが、一度出ると再度は入れません。
集合に遅れた方は、参議院議員会館の近藤正道室まで傍聴券を取りに行って下さい。

※公聴会の傍聴方法は追ってご連絡いたします。

●集まるべし
■5月9日(水)12:15~13:00
参議院議員面会所集会(地下鉄永田町駅すぐ)
主催:5・3憲法集会実行委員会(お問い合わせは03-3221-4668)
■5月10日(木)15:00~17:30
参議院議員会館第一会議室 シンポジウム「改憲<国民投票>を考える」
主催:改憲<国民投票>を考える5月企画委員会

私も、10日に発言予定です!おいで下さいませ!

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靖国問題Q&A、発刊!~「体当たり攻撃は、日本精神の発露である」(解説より)

2007-05-08 03:27:15 | 靖国問題Q&A
 内田雅敏弁護士の著作、靖国問題Q&A~「特攻記念館」で涙を流すだけでよいのでしょうか(←クリック)がこのほど発刊された。以前から、その内容の一部をお伝えしてきたが、全39問にわたる質問を設定し、真摯に答えている。靖国のあり方を肯定する人はぜひ、この著作を読んで、考え直す機会をもってほしい。

 内田弁護士の回答は、本を手に取って読んで頂くとして~あっ、図書館に購入するよう要求してそれを読むのも手です。その方がより多くの方の目にとまるので内田弁護士も喜ぶかも(笑)~前田哲男氏の解説の一部を引用したい。


 前田氏は、内田弁護士の手法にならい、ある著作を引用する。陸軍航空本部所属の報道班員だった高木俊明氏が書いた「特攻基地 知覧」だ。

 --鬼の玉垣軍曹に殴られて、五組の飛行兵の2名が鼓膜を破られた。いつも練習機の座席は、血でくろずんでいた。操縦者として大事な耳を傷つけるとは血も涙もないどころか、全く非常識であり、凶暴であった。後方座席にいる助教は棒で殴りつけたり、「飛びおりてしまえ」と脅迫した。木村の隊では飛行中に飛びおりて死んだ者もいたし、脱走や自殺するものも続出した。

 --鉾田飛行学校の研究部では、体当たり論を研究した。その結果、飛行機が爆装して体当たりしても、軍艦は沈まないことを公式計算で明らかにした。もし、撃沈できるとすれば、小艦艇か、あるいは艦船内の火薬庫などに誘発をおこすような、まれな偶発の場合しかないと考えられた。
 しかし、三航研はさらに公文書で反論してきた。「体当たり攻撃は、日本精神の発露である。そこに計算外の威力がある。精神力を持って決行すれば、必ず敵艦を撃沈し、勝利を収めることができる」というのだ。

 
…この現実に目を向けないで9条2項を変えようというのは、目をつむって運転するようなものだ。周りの人をひき殺し、いずれは自分も衝突死する。









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憲法改悪阻止のための提言~「戦後レジーム」という言葉を使ったマスコミに意味を聞こう!~ぜひ実行を!

2007-05-07 00:21:45 | 憲法改正国民投票法案そのほか
 安倍は、「戦後レジーム」という言葉がお好きなようです。戦後レジームからの脱却…。本当に脱却しないといけない「戦後レジーム」は、自民党支配なのに…。安倍は、「戦後レジーム」という訳の分からない言葉で改憲に向けた雰囲気づくりをしている。この短い言葉を多用する戦略は、間違いなく広告代理店か同類の世耕の入れ知恵だろう。

 この戦略はそれなりにうまくいっているようだ。昨年11月の読売新聞の調査では、【安倍首相が掲げる「戦後レジームからの船出」については、62%が「支持する」とした。「支持しない」は25%だった。その象徴ともいえる憲法改正については、「賛成」58%、「反対」27%だった】という。

 「戦後レジーム」をこのままむざむざと使わせていると、①憲法改悪(=9条2項廃止を中心とする)に向けた世論ができてしまう、②同じようなひと言政治が今後も行われてしまう…という二つの弊害が出てくる。

 そこ~で、今後、「戦後レジーム」という言葉を使っているメディアを見聞きしたら、直ちに、電話して、「意味不明」だと抗議しよう。戦後レジームの脱却とは具体的には何なのか、それが分からないようなものでは、ニュースとはいえない、と強く抗議してほしいのです。徹底的に食い下がって下さい。「改憲ということです」という趣旨の答えについては、どの条項に関するものか、と食い下がって下さい。いま、改憲に賛成する人の多くは、憲法9条ではなく、人権の種類が増える方向での改憲などを念頭に置いている。その誤解を助長する形での報道をしてよいのか。改憲といっても広すぎる、何条をいかに変えようとしているのか、それをきちんと、放送し、記事に書け、と追いつめましょう。

 結局、戦後レジームとは、「集団的自衛権を行使するための憲法9条2項廃止だ」ということなのか、違うのならどういう意味なのか?この言葉に触れるほど、混乱する。混乱するようなニュースを流し、記事を書いていいのか?…こういう攻め方もあるでしょう。

 皆さんの抗議の結果、もし、「戦後レジームからの脱却(集団的自衛権の行使を可能とすること)」という注釈がつけば、世論も、いくら何でも、そんなことをいう安倍のもとでの改憲は危険だっていうことになるのではないだろうか?

 ぜひ、この運動を実行し、多くの方に伝えて下さい。

 休み明けにも改憲の手続法案が可決されようとしています。拙速な成立を阻止するためにも、ぜひご協力を!

 グラフは上記読売から。







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一切を棄つるの覚悟~石橋湛山元首相の1918年の発言

2007-05-06 12:45:01 | 有事法制関連
 【例えば満州を棄てる、山東を棄てる、その他支那が我が国から受けつつあると考える一切の圧迫を棄てる、その結果はどうなるか。

 また、例えば朝鮮に、台湾に自由を許す、その結果はどうなるか。

 英国にせよ、米国にせよ、非常の苦境に陥るだろう。

 何となれば、彼らは日本のみかくの如き自由主義を採られては、世界におけるその道徳的位地を保ち得ぬに至るからである。】


………1918年7月23日号「東洋経済新報」社説「太平洋会議に対する我が態度~一切を棄つるの覚悟」



 いま、米国は、日本に憲法9条があることを恐れている。日本が9条に従った、平和主義外交を推し進めることを恐れている。9条が残っていたら、いつかは、日本人が目を覚まし、世界をリードすることになるであろうことを恐れている。

 韓国は、わずかの間に民主化を成し遂げ、日本よりもシステムとして民主化が進んだ国となった。その結果、国連事務総長を輩出するに至った。

 いまこそ、日本が誇り高き地位を占めるよう、石橋湛山の言葉をかみしめたい。もし、日本が石橋湛山の道を選んでいたら、何百万人もの尊い命を失うことはなかった。多くの者が戦場で、空襲で、犬死にをすることはなかったのです。









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-9条を けっとばして 戦争できる国-橋本勝の政治漫画再生計画第69回

2007-05-06 01:30:30 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 ~5月3日の反改憲のパレードにポスター持って参加しました~
 憲法施行60周年ということで「生かそう憲法、守ろう9条」の集会があり、その会場の日比谷公会堂前からの銀座パレードに、私も20数枚の手作り反改憲ポスターを持って参加しました。上記の作品はその内の1枚です。
 現在、安倍政権ががむしゃらに進めようとする、憲法を変えて戦争できる国への歩みへの強い危機感をいだいた7000人を超える人たちが参集、熱気あふれる集会となりました。自民党が考える改憲の最短スケジュールによれば、なんと2011年秋に改憲が実現するらしい。つまり安倍政権の任期中に、憲法改正という悲願が成就することに。もちろん我々としても、その進展を、指をくわえて見ているわけにはいきません。
 戦争のない世界を実現するための重要なコンパスである9条をなくすという、人類に対する大罪を許すわけにはいかないのです。


【ヤメ蚊】
 イラク戦争がでっち上げだったことが分かってもなお自衛隊を撤退させない安倍って、本当にどす黒い。人の命の大切さなんて全く考えない鬼●●だ。
 ジェットコースター事故で亡くなった方を目撃した人の精神的ショックの大きさが伝えられている。しかし、イラクの子どもたちの毎日のショックを、そして、今後の人生の困難さを、私たちは、受け止めているだろうか。毎日1回は、イラクの子どもたち、そして、紛争地帯で苦しみ多くの子どもたち、北朝鮮などの独裁国家で辛い思いをする子どもたちに思いを馳せたい。
 















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江原氏が見ているものは「幻覚」に過ぎないか、江原氏が「見える」と嘘をついているかのいずれかだ

2007-05-05 09:34:11 | メディア(知るための手段のあり方)
 江原氏が見ているものは「幻覚」に過ぎないか、江原氏が「見える」と嘘をついているかのいずれかだ~と断言したのは、立命館大学国際平和ミュージアム館長安齋育郎氏だ。同氏は、放送批評誌「GALAC」6月号で、霊が光を発するなら遺体が火葬に付されて原子や分子レベルにまでばらばらになった後、再び発光(反射)機構をもつ物質系として再構築されなければならないが、ナンセンスだ、とばっさり。返す刀で、霊は祟るというが、そのためには霊は情報を記憶するなどの高度な機能を備えていなければならない、ナンセンスの極致だ、と明快だ。

 そして、霊能には科学的根拠はなく、存在し得ようがないものが見えるという霊能者は精神疾患か虚言癖があると疑われる上、事前調査をしていることを隠して超常現象を装う「ホットリーディング」の疑いもある、とダメ押ししている。

 さらに、「テレビ局が自制もなくあまりに非科学的な『霊能番組』を流し続ける愚挙を続けていれば、それこそ権力による放送規制に道を開く危険は現実のものだろう」と警告している。

 テレビ局の皆さん、ぜひ、安齋氏の論考に目を通したうえ、番組編成にあたってください。














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「ブレーキなし。問題なし。」ナイキの看板、問題なし。JUST DO IT.~抗議で撤去、やな感じ!

2007-05-05 06:28:20 | メディア(知るための手段のあり方)
月刊「創」6月号によると、渋谷パルコの壁面のナイキの上記広告が掲示後わずか2日で撤去されたらしい。「ブレーキのない自転車を広告で持ち上げるなんて、ナイキは道路交通法違反を助長するつもりなのか…」という抗議が殺到したのが原因だという。五人組の監視システムとか、戦前の反戦主義者告発状況とかを想起させるそら恐ろしいこっちゃね…(この点、必ずしもそうとは言えないことを記事アップ後知りました…)。

そりゃ、違法な活動を助長するような広告はあかんよ。でも、上記広告が、ブレーキのない自転車に乗ることを助長するか?そのほかの交通法規違反を助長するか?ブレーキのない自転車なんか普通には手に入らないし、そんな自転車を路上で乗り回すことが流行るとも思えん。(朝方、検索してみたら、必ずしも、流行ってないとは言えないようです。この点、訂正します。ただし、以下の「そもそも」論は訂正後も妥当だと思う)

そもそも、看板をみたら、あぁ、競輪なんかの自転車のことだな、若者に対し、「がむしゃらに頑張れ」って伝えるメッセージなんだなってことは一目で分かる。(でも、「公道は走れません」とでも書くべきだった、と思う)

同じ「創」6月号には、昨年末から今年初めにかけ、統一地方選挙や参院選を控えているにもかかわらず、地方紙が池田大作創価学会名誉会長の寄稿を大々的に連載していることが掲載されている。神奈川新聞は「こころの研究」というタイトルで隔月掲載全12回(何と2年間!)の予定、埼玉新聞は「未来を照らす6つのキーワード」というタイトルで隔月掲載全6回(1年間)ということらしい。

抗議するなら、そっちやろ。ブレーキかけな、あかんのは。政教分離の原則を無視して暴走しているそっちの問題の方が100万倍くらい重要なことやないか。そういうことには目をつむって、表面的な文言に飛びつくのは、やっぱりメディアのせいなんやろなぁ。日本のメディアシステム(ここ←参照)を変えよう!JUST DO IT.








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憲法25条と日本司法支援センター業務方法書25条の乖離~恥ずかしく迎えた憲法記念日

2007-05-04 11:33:21 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
今年は60回目の憲法記念日だったが、法に関わる者として、非常に恥ずかしい思いをもってその日を迎えた。法テラスのことである。

昨年10月業務を開始した法テラス(正式名称「日本司法支援センター」)は、今年始めて憲法記念日を迎えた。法テラスは、総合法律支援法という法律に基づいて設置されたものであり、「法で社会を明るく照らしたい。」「陽当たりの良いテラスのように皆様が安心できる場所にしたい。」という思いを込めて、命名されたらしい。

業務の一つとして、「民事法律扶助業務」というものがあり、これは「資力の乏しい方が法的トラブルに出会ったときに、無料法律相談を行い、必要な場合、法律の専門家を紹介し、裁判費用や弁護士又は司法書士の費用の立て替えを行う制度」です。

でも、ビザなしで滞在している人が過酷な労働環境のもと労災でひどい怪我をした方が、弁護士に相談したい、そう思った時、この制度は使えない。

なぜなら、この制度は、在留資格のある人しか利用できないからだ。

日本司法支援センター業務方法書の25条には次のような規定がある。

【1項 前条の申込みをする者は、所定の申込書(以下「援助申込書」という。)に、住所、氏名、職業、収入、資産、同居の家族及び希望する援助の方法並びに事件の相手方がいる場合にあっては相手方の住所及び氏名その他必要な事項を記入し、提出しなければならないものとする。
 2項 地方事務所長又は法律相談担当者は、援助の申込者が外国人であるときは、外国人登録証明書又はこれに代わる書面を提示させるなどして在留資格を確認しなければならないものとする】

他方、還暦を迎えた憲法は、その第25条で、次のように定めている。

【1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
 2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。】

この25条は生存権を保障するものであり、国民という文言にかかわらず、外国人にも可能な限り適用されるべきだとされている。

しかし、憲法25条の60年後の到達点が、日本司法支援センター業務方法書25条でしかないのが日本の現実だ。

法テラスができる前、同じ業務を法律扶助協会が行ってきたが、そのときには、外国人の在留資格は問題とはならなかった。国庫負担金はなかったが、自主事業として、法律扶助協会が取り組んできたのだ。その業務を法テラスが引き継がなかったこと、弁護士会として盛り込ませることができなかったことは、本当に恥ずかしいことだ。(じゃぁ、お前は何をしたと突っ込まれると困るが…)

ここまで読んで、資格がないのに勝手に日本にいるのに、なぜ、税金をつかって法テラスの援助対象にしなければならないのか? そう思った人もいるかもしれない。

しかし、日本は、国家として、資格のない外国人を安い労働力として使うことを放置しているのが実際だ。20万人もの無資格在留者が存在し、劣悪な環境で働いている者も多い。であれば、最低の権利は保障しなければならないはずだ。

しかも、「資格がないのに勝手に日本にいる」という考え方をつきつめれば、「税金も払わないのに公的サービスを受けていいのか」というところまで行きつくのではないか?

ちょっと、脱線します。実は、前から書きたかったことがある。

子どものころ、オートメーション化が進んだら、きっと、実質的には働かなくても食べていける社会になり、教育などの人でなければならないサービス業に就く人が増えるんだろうな、それも半ば趣味のように(利益を度外視して)行うことになり充実するんだろうなと思っていた。いまでいうワークシェアリングの考え方のようなものだ。

しかし、いま、人手が余ったら(というか足りなくても)リストラされ、他方で生活保護の支給も絞られている。

儲かっているのは企業=投資家=だけで、市民は搾取されるばかり…。

国際競争に勝つにはコストカットも仕方がないという。そうだろうか?国際競争に参加する資格として、最低限の労働条件をクリアしたことを課すことはそんなに難しいことではないのではないだろうか。世界各国が軍事費に費やす膨大な額の一部を労働現場監視費に回す選択は、難しいことではないはずだ。


…弁護士会は、今後も、自主事業として、在留資格のない外国人支援を行うこととしている。需要は大きい。2005年度には、東京だけで100件を超える事案を取り扱った。






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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