クリスマスも終わり年末の慌ただしい風景となってきた。年賀状もとうの昔に納めて年末年始の準備も極力やめたため、のんびりとした年の瀬だ。何も年をとってまでバタバタ年末に動き回ることもないだろうと思ったが持病の薬を貰いに病院へ。この混雑が何とも凄まじい。地元の病院なので歩いて出かけたが駐車場は一杯で道路まで渋滞していた。
予約をしていたため時間近くに出かけたが診療時間前なのに午前の受付終了の札が出ていた。インフルエンザが流行っているためかマスクをして咳をしている方が多く、受付時に数人後ろで、体温測定機が鳴り体温異常!なんて喋った時はドキッとした。この時期に病院に出向くのは病気を貰いに行くような気がしていたがやはり。
この歳になると社会とのやり取りは年々少なくなってくる。知り合いとの交流も年と共に減少、周りは病人だらけ、まあ、本人は三猿状態を目指し寡黙に。見ざる言わざる聞かざる。これがむづかしい。新聞を見てはブツブツ文句を言い、カミさんには余分なことを聞きうるさいと怒られる始末。三猿は日光東照宮の猿の彫り物で左甚五郎の作と言われている。厩の四方を囲む壁に彫られており猿の生涯を彫り込んである。見ざる言わざる聞かざるはそのうちの1枚。猿は厩を守る守神で四辺に猿を彫ったとのこと。