ジストニアは誰でもなりうる可能性があります。
ピアノの反復練習はみな上手になりたいために一生懸命する行為。
その一生懸命練習した行為の先に待っているのがジストニア。
【原因】
① 長期の酷使がジストニアの誘因となっている
② 脳の中での抑制系の低下が見られる。特に運動系だけではなく感覚系の抑制低下が問題となっている。
③ 抑制低下の結果指先からの入力に対して、空間・時間的に選択性が低下してきている。
④ 選択制には、周辺抑制というシステムによってもたらされている。
⑤ 結果的のジストニアは周辺抑制がはずれて、1本1本の指を独立して動かすということが困難になっている状態といえる。
⑥ こうした変化はおそらく脳が演奏に過剰適応した結果ではないかと考えられる
( Rosenkranz et al,Neurology 2008)
ようは、ジストニアは運動系の要因より、感覚系の麻痺が脳に表れて普通の感覚でピアニストの指が動かなくなること。
シューマンやスクリャービンなどジストニアト言われています。
~♪ 次に続きます。