「センス」と言いう言葉をよくレッスンで使います。それは私の先生からも良く言われた言葉です。
センスとは天賦の才だと思われている方もいると思います。私も自分の演奏を聴いてセンスないなと落ち込むことがあって、どうせ親も音楽家でないし…、とか、もちろんもって生まれた恵まれた体質も含まれるかもしれませんが、センスは自分で磨くものなのです。私の先生はそれを言いたかったのだと今頃?気が付きました。
センスがある人は、その道一流の良いものばかりに触れていてそれも、大量に浴びるように一流の経験をする、そうするとジャンクのものに違和感を覚える。それが違いが判るということですよね。これはコンクールに出ていくと生徒と保護者の耳が違ってくるようなものです。
センスを磨こうとするなら情報収集だけで知識を広める程度では、直感的にキラリとすぐには発揮できないこと。(ここで終わっている人が多い)自分に落とし込むには、たくさんの経験と時には失敗も苦労もありで獲得するものだということ。
センスがない人は、これらのことを聴くとすぐ諦める!→別に諦めても何ら問題はないですが……
すぐに結果を求める人は結局なにも手に入れられない傾向があり、直感的にひらめくことができないので判断を誤る。
判断の軸をぶれないで自分の選択を経験と将来性で考えられること。(いろいろぶれている人が多いなーとこの頃感じています)失敗を重ねて時間をかけて感覚を磨いていくことが必要。自分の選択に自信が持てなかったりメディアやはやり、著名人の言葉に流されないようにするにはまず経験と行動をすることでしょう。
このことは、ピアノなど芸術的なお稽古事だけでなく人間力となって魅力的な人になれる自分磨き
センスは自分で磨けるものであり、その環境も必要でセンスのよい人はセンスの良い人を選ぶ。
結局凛として素敵に生きていきたいということです。