今年の3月末で、吉祥寺のとある時計店さんが残念ながら閉店しました。
そのお店は父の就職先の時計店でした、学校卒業後、そのお店で働きながら時計のことをイチから教わった場所でした。そこで学び独立し上石神井にて店舗開店しました。
父の師匠に当たる先代は数年前に他界し、二代目がその後営業をしておりました。
閉店するにあたり部品や工具など頂きましたが、先日「富谷さんが、若いころ使っていた机、自宅にあるけれど、使いますか?」とのお話、ウソみたいなお話ですが、30年ほど前、吉祥寺のお店が改装した時に、机も数台処分したそうですが、1台だけ保管してあって、ご自宅での作業に使用していたようです。つまり修行時代に父が使用していた作業机が、現存していて、およそ40年の月日を経、縁あって当店にやってきました。
昨日来補修などに明け暮れています。
多少のイタミはありますが、補修してまた使います。見た目はとても年季のある佇まいでとにかく「シブイ!」
私自身は初めて見ましたが、現在当店にある机を少し小ぶりにしたサイズです。というのも父が独立する時、新規机を製作依頼したときに参考にしたのがこの作業机でした。なのでとても似ています。それだけで親しみが持てますね。
机が2台になり、今後は作業もより一層はかどると思います。
気持ちも新たにがんばっていこうと思うきっかけを机とともに頂きました。
追記:今回のブログで1000日目を迎えました。日記もここまで続いたことはありませんでしたが、読んでいただいている方々には感謝しております。ありがとうございます。