セイコーキングクオーツです
ムーブメントは4822A 結構な年代物ですが、外装含めとてもキレイです。
遅れ・止まりが発生し今回修理となりました。
1970年代に販売されていた商品です。
50年近く経っています
当然メーカー修理も対応不可品で、良部品もほぼ無い状態
作業の緊張感は普段よりも高めです
経験値不足と、久し振りに手掛ける機種なので
マニュアルを見つつ作業です。
作業前に一回熟読し流れを掴まないと出来ないかもしれません
上記画像を見ても分かるとおり機械構成の大部分が金属で構成されています。
時計としての堅牢さは見た目以上かもしれません。
油カスの洗浄はこびり付きが酷く苦労しましたが、納得出来るレベルまで洗浄出来ました。
現在組み上げして様子見期間中です。
こちらの商品特徴に「リューズ2段引き秒停止位置」があります。
通常はリューズ引いた時点で停止しますが、こちらの機種は10秒毎に合うようになっています。
例えば5秒位置に秒針ある時、リューズ引くと10秒位置までジャンプします。
当時としては画期的な機構でした。
正確な時刻合わせをする際には便利な機能かもしれません。
私と同年代の時計が息を吹き返しました。
私も頑張らないとと何故か思いました(笑)