先日紹介のシャネルですが、ご依頼事項の中に「リューズが抜けてしまう」とご相談がありました。
調べてみると、お客様の申し出通り抜けてしまいます。
リューズ、巻き芯も確認しましたが、「欠けている」「変形している」などの変化は見当たりません
そうなるとムーブメント側の問題でしょうね
中央あたりの「おしどり」と呼ばれる部品の一部が欠けています
何か強い力が加わったのでしょうか？簡単に壊れる部品ではありませんが、外部からの力が加わる箇所なので破損事例はあります
↓こちらが通常状態で突起部が欠けてしまっているのが比べること出来るかと思います
普段であれば破損した部品を交換して対応しますが、こちらのムーブメントの場合、外し入れ作業時に周辺バネの変形の可能性高いため、地板ごと交換しました。
巻き芯を入れた状態でしっかりと機能しています。
数日様子見れば大丈夫だと思います
シャネルのお品物です
分解掃除のご依頼です 2針 「ブランドネーム」と「SWISS」の表記のみシンプル文字板です
【CHANELの歴史】1910年、創業者のココ・シャネルがパリに帽子専門店をオープン、モードブティックやオートクチュールハウスを展開していき、1919年にはオートクチュールコレクションを発表します。この女性の解放を象徴したデザインが評価され、シャネルは大企業へと成長します。時計に関しては、1987年に発表した「プルミエール」から始まりました。これは、パリのヴァンドーム広場からインスピレーションを得てデザインされた、女性のための時計。小ぶりな八角形のケースが特徴的な時計です。「最初」あるいは「一番」を意味するプルミエールは、誕生から30年を超えてなお人気の高いコレクションです。
実際に修理のご依頼も多く、日本でも人気があるのですね
ムーブメントはETA976.001です。
コイルに覆いかぶさるように「CHANEL」ロゴのプレート付です
これから修理します
シチズン コスモトロンです。電池交換のご依頼です
【シチズンの歴史】シチズン時計は、1918年に「尚工舎時計研究所」として東京で創業。 1930年には「シチズン時計株式会社」と社名変更。 以来、真摯に時計づくりと向き合ってきた老舗企業である。 社名にある「シチズン」は、「市民に愛されるように」というモノづくりへの熱い想いを込めて名付けられた企業で本社は西武新宿線「田無」にあります。当店からは４駅と非常に近くに本社・工場があります。
今回のご依頼品は非常に珍しい時計で、かつ内装もキレイな状態でしたので、お客様に撮影の許可頂きブログにて紹介することとなりました。
シチズン コスモトロンは電池を動力源に機械式時計の機構で時を刻む「電磁テンプ式時計」（シチズンは「電子時計」と呼ぶ）。1972年前後に発売。動力機構以外は機械式時計と似ていますので精度は機械式と大差ありませんが、振幅が一定であることから理論上は機械式時計よりも精度は高くなります。当時は手巻きをせずに放置しておいても「止まる事がない時計」は画期的な製品として受け入れられたようです。一方で同時期（1969年～）、セイコーのクオーツ腕時計が登場したことにより「電磁テンプ式時計」は数年で姿を消してしまう運命にありました。
当時は非常に画期的な機構でしたが、クオーツの台頭により商品寿命は短く市場に出回った数も少ないようです。
機械式時計の「ゼンマイ」がある位置に「電池」が入ります
電池交換時もすぐにテンプが振り出し小気味良い感じでした。
修理時は、部品調達等困難なことが予想されますので、「まずは大切にお使い下さい」とお伝えしました。水気はもちろんですが、テンプ式ですので衝撃の影響も受けやすい事併せてお伝えしました。
このような年代物に携わることが出来良かったです。
モバードのお品物です。
分解掃除のご依頼です
２針のシンプルな文字板ですが、このシンプルさがMOVADOの代名詞のような所もあります
【MOVADOの歴史】1881年にアシール・ディーテシャイムがスイスでモバードの前身となる時計製造会社を創立、1905年、エスペラント語で「たゆまぬ前進」意味するMOVADO(モバード)を新社名にしました。黒の文字盤と12時の位置に金色のドットだけのシンプルな「ミュージアム ウォッチ」が有名です。
今回のお品物は「ミュージアムウォッチ」ではありませんが、シンプルな構成は一緒ですね
文字板のシミ、針の腐食ともに、もったいないです
ムーブメントはETAっぽいのですが、ナンバー表記は見当たらず
MOVADOオリジナルの可能性があるかもしれません
これから修理します
セイコーのお品物です
分解掃除のご依頼です
２針のシンプルな文字板
リューズの減り具合が経過年数を示す感じになっています
製造が1989年前後の商品ですので30年以上は経過しています
このくらいの経過年数くらいから、プラスチック部品の状態も悪くなることがあり、修理はより一層丁寧にしないと思わぬ部品破損に繋がります
ムーブメントは5Y30
部品点数は少な目です
これから修理します
ブルガリのお品物です
ブルガリは銀細工職人、ソティリオ・ブルガリによって1884年に創業されたイタリアのブランドです。
装飾品ブランドとして有名です。時計も非常に人気があり、遠目からでも「あっブルガリだ」と分かりやすい商品も多い印象があります。
今回ご依頼のお品物はケース自体が金素材で出来ています。文字板にはブランドネーム表記がありません。６時位置に「SWISS MADE」と表記があるだけです
２針で12時位置のみローマ数字で残りは棒字とシンプルな構成です
改めて見るとリューズはブルガリらしいツルツル仕上げですね
文字板表記はありませんでしたがムーブメントにはしっかりブランドネーム刻印ありました。
模様がとてもキレイです
回路やコイルを外した所です。あまり見かけないムーブメントでもしかしたら初めて手掛けるモノかもしれません
カレンダー機能は付いていませんでしたが、日付のないカレンダーが搭載されています。
但し、カレンダー送る機構やそれに伴うバネ等は無い状態で、バランスをとるために付いているのかと思いました。
これから修理します
疲れが全く抜けません、
今朝は、スーパーへ早めの買い物
帰宅後は横になりテレビ視聴
10年くらい前の連続ドラマ見ていましたが、役者さんが「若い」のとチョイ役で今では有名な方が出ていて「おっ」っとなります。
長く同じ仕事をして現在は主役級の役者さんに、素晴らしいですね。と同時に見習わなくてはとも思いました。
明日から気分入れ替えしっかり仕事します
先月開催されたオールスターゲーム前に所沢へ寄って買い物をしていました。
『獅子を襲う危機からの脱出』謎解きで遊ぼうってことです
これを購入したのには訳があって、
現在も開催中ですがこちらの「WEST CODE～タイムトレインの切符～」をやってみた所とても面白く、近場で出来るのであればまた参加したいなと思っていました。
そんなこと思っていたら、西武ライオンズとのコラボにて開催されていました。
キットも専用バックに冊子が入っていて「内容読みながら進めていく」って感じです
WEST CODE～タイムトレインの切符～ | hunters-village
ハンターズヴィレッジは様々な種類の「宝探し」が集まるサイトです。クエスト情報をご紹介しています。
hunters-village
最初のミッションは所沢駅周辺で行い「謎解き」でした。
レベルは様々あるのでしょうが、私自身不慣れな点もあるので、どの問題も新鮮で「おっ」「うーん」「なるほど」色々な感想もって楽しく参加出来ました。
奥さんの方が私よりもヒラメキが良く「奥さん任せ」が多かったような気がします。
所沢編の後は西武球場編となります
駅周辺で謎解きです
複数の謎解き仲間もいて、お互い「なんとなく干渉しないように過ごす」感じが楽しいです
西武球場編の後はまだラストミッションが存在していてやりごたえも十分です。
謎解きイベントは今までの休日の過ごし方と異なり、「密にならない」「自由度高く自身の都合で参加可能」「移動手段も選べる」と現状の不安を多少遠ざけて楽しむこと出来る良いイベントと思っています。
この楽しさに結構はまっていて次回参加を物色中です
カシオ BabyG電池交換のご依頼です
この時計は電池２個使用するムーブメント使用していることが多いです
ただ「開けてみなくては解らない」現状があるのでお客様には、その都度お伝えしています。
２個入っていた場合は料金が変更になります。
やはり裏蓋ネジ、バンド外し作業発生、時刻合わせに時間かかる場合もありますので、お預かりして作業します
Gショックの交換は一般的な腕時計と比べて工程数が多く、お断りする時計屋さんも多いと聞きます
当店はなるべくお断りはしないように努めています
過去にこのような記事投稿していました
今回も『Gショック 電池交換 練馬』で検索してみましたが、残念ながら一番上ではなくなっていましたが、上記ブログが結構上位で反映されていました。
電池交換のご依頼です
カシオ ダイバーズウォッチです
ダイバーズウォッチは本来の目的（スキューバダイビングや潜水）での使用の際は、絶対的に堅牢な防水性が求められますので、メーカーでの防水検査付電池交換をお願いしています。
今回のお客様はファッション性が気に入って使用しているご様子なので、このまま当店にて電池交換作業を行いました
裏蓋を開けると中にプラスチックの蓋のようなものが付いていて尚且つネジ止めされています。
「珍しいパターンだなぁ」と思いつつ、この蓋を外すと
搭載されているムーブメントがETA社のモノでした
一般的にSEIKOの時計にはSEIKOのムーブメントが搭載され、CITIZENの時計にはCITIZENやMIYOTAのムーブメント搭載、CASIOは時計メーカーとしては後発であったため、CITIZENムーブメントを搭載し「CASIO」ブランドとして販売していたのは知っていましたが、今回搭載の「ETA」は噂で聞いたことありましたが見たのは初めてかもしれません･･･
開けた時思わず「おぉ～」と声が出てしまいました
私の知識では外見からムーブメントを類推することも出来ないので今回の「ETA」ムーブメント発見は驚きでしかありませんでした。
