エルメスのお品物です 分解掃除のご依頼です。
２針、３時位置カレンダー すっきりとした印象の文字板ですが、視認性は高く、人気も非常に高い商品です
ムーブメントはETA956.112です。
電池を外し回路の観察していると「電池の液漏れがありました」
遠目からだと「少し白っぽいなぁ」程度ですが
電池接点部に被膜のように電池液漏れ跡あります
↓の画像は通常の状態で見える側です
逆さまにした所ですが、こちら側の方が付着がひどい状態
絶縁シートにも影響が出ています。程度としてはそれなりに悪い状態です。
このままでは通電などに良くない影響があるので、液漏れ跡を中心に清掃が必要ですが、回路への影響が心配されます･･･
これから修理します。
タグホイヤーのお品物です 分解掃除のご依頼です。
３針３時位置カレンダー
リューズは既に破損しており、仮物付けています。リューズが無い状態では、カレンダー早送り、時刻合わせなどの確認に手間取るので、このような形で対応しています。
針の変色が残念ですね。水気侵入が直接的な原因のようです。破損のリューズ部からの侵入が見受けられました
【タグ・ホイヤーの歴史】1860年にエドワード・ホイヤーがスイスのサンティミエで創業した事からタグ・ホイヤーの歴史は始まります。1916年に世界で初めて100分の1秒を計測可能なクロノグラフ時計を製造した事で一躍有名になります。1985年にタグ・グループとして統合され、正式に会社名を「タグ・ホイヤー」に変更します。現在でもタグ・ホイヤーの腕時計は人気が高く、ブランドの伝統は守りつつも新たなチャレンジも行うタグ・ホイヤーの姿勢は、昔も今も変わる事はありません。
ムーブメントはETA555.415です。
機械式時計などではタグホイヤーオリジナルムーブメントも存在しますが、クオーツにおいてはETAからの供給受けているようです、オリジナルと比較すると部品入手しやすいので当店にとってはこのままの方が良い気もします。
これから修理します
エベルの電池交換のご依頼です。
当店では「ネジ止め」タイプのお品物は基本的にお預かりして作業しています。
ネジ止めタイプは「ネジが抜けない事例が多い」ので、どの程度の作業時間か読めないので予めお伝えして預かります。
エベルの商品ですが、こちらは裏蓋が無く前から開けます
前面５本のネジを外し、ガラスも外します
リューズはジョイント式なので、やや強めに引っ張り抜きます
ひっくり返すとムーブメントが外れます。
エベルのムーブメントはカルティエのモノとほぼ一緒のような気がします。
電池の入れる向きが現在のモノと上下逆ですので、大分年数経っているのではないかと思います。
1980年代かと思います。
これから電池交換作業と様子見です
先週の仕入会にて購入した新商品をご案内します
セイコータイムクリエーション（セイコークロックから社名変更しました）から2021年10月、発売されたDL216です。
メイン表示は時刻
こちらの商品ですが、今までのデジタル時計とは異なる機能が付いています
右側の縦長のボタンの下を押すと
メイン表示カレンダー
メイン表示温度・湿度となっています。
今までありそうでなかった機能でお客様のより見たい情報がより大きく表示されますのでとても使い勝手が良いお品物ですね。
「時刻」「カレンダー」「温度・湿度」はそれぞれの表示で文字の大きさは異なっても表示は必ずありますので。時計としての機能は有したままです。
電源はACアダプターにてコンセントが必要な商品です。
バックアップ電池は入っていますが、コンセントに繋がっていないと表示しません。
そのおかげでコントラストの高い白色LEDではっきり見やすいデジタル表示となっています。
真っ暗な部屋でどの程度見えるのか実験してみました
数字以外何も見えず申し訳ありませんが、真っ暗な部屋で至近距離からスマホにて撮影
視認性凄く高いです
少し離れた所から撮影これもはっきりと分かります。
寝室にあると便利かもしれません。
また「置き」「掛け」共に使用出来ますので、色々と使い勝手の良い商品とも言えます。
そのような意味合いでは、贈り物にも良いかもしれませんね
商品の詳細はこちらを参考にして下さい
先週開催された仕入会の注文品が到着したのが先週土曜日でした。
やっと陳列が終了
こちらが陳列前
現状がこちら
この商品入れ替えのタイミングで、いくつかの商品選定し、「特別価格品」として提供することになりました。今回はとてもお買い得な『半額』での提供としました。
メザマシ・置時計
掛時計の数点対象としました。
比較的店内目立つところに展開していますので、気になった方は現品確認してください。
セイコークレドールのお品物です。分解掃除のご依頼です。
分解掃除前にケース観察していると、ベゼル部がK18で周囲にネジが付いていたのが気になり外しました。もしも外れたらよりキレイに仕上げが出来ると思ったことがキッカケです。
外れました。３時位置はダミーのネジ ９時位置はケースから直接出ている棒状のなっていて頭部にネジ模様入れています。３・９時位置でズレを防止しているのでしょうか？
やはり隙間には汚れが多く、外れたことで作業は格段にし易くなりました
ケース、細かな擦り傷が散見されます
全体的にヤスリ掛け行い、擦り傷目立たなくなりました
ベゼル部も擦り傷・打痕跡など散見
こちらもヤスリ掛けとバフ掛けの併用でキレイになりました
作業は地味ですが変化が表れやすい磨く作業は個人的には好きな作業です。
有名メーカーの職人さんでは「磨き作業専門」のプロの方々も存在します。
そのような方々には及びませんが時間かけて丁寧に磨きたいと思います
本日お休み頂いております
昨晩「ピコーン」とメールが届き内容にて見ると「ユーチューブクリエイター」からでした。
通常のメールですと「この期間このくらいの方々があなたの動画みてますよ～」って内容のメールは月１程度送ってもらいます
詳しい分野の話でもないので参考程度にはしていましたが、自身に動画配信スキルが無いことを前提に作成しているので、数字等は気にせずに店舗の紹介になればと思っています。
ただ昨晩のメールは英語でちゃんとした訳はわかりませんが「あなたのユーチューブチャンネル登録者が100人になりました。良かったねー」って感じかと思います（スイマセン語学力低下しております）
『はぁ～100人』『何があったのか』『何か燃えているのか？』
とてもビックリの内容でした。
「まぁとりあえず悪いことでもないし素直に喜びましょう」と昨晩ビールを一本追加して呑みました
今朝になって、「最近新規の動画もアップしていないし、申し訳ないなぁ」となぜか焦りが･･･
ネタ探しから開始しますので年内にあと１動画を目標にしたいと思います。
一番視聴回数の多かった動画はこちらでした
今後も動画投稿時にはブログでもご案内しますので、気になる方はご覧ください
電池交換のご依頼頂いたお品物ですが･･･
リューズが曲がっていてこの状態でカレンダー合わせになっています。
通常のお品物だと、リューズ０段＝回しても何も反応せずの通常状態、押し込まれていることでの防水作用もあります リューズ１段引き＝カレンダーの合わせ回すことで日付・曜日の変更出来ます リューズ２段引き＝回すことで時刻合わせ出来ます
今回のお品物の場合０段状態に押し込むことが出来ずに常に隙間が発生していることになります。
湿気はフリーな環境になってしまいますので、直しが必要です
表側から見るとリューズが斜めですね
裏側から
裏蓋外しました。この画像が一番分かりやすいでしょうか
リューズを外しました。黒いパッキンの左側から曲がっているのが見て頂けると思います
このような曲がり方の場合、ケースとリューズの間にひも状の何かが引っ掛かり、引っ張られたことで瞬間的に力が加わり曲がることがあります。
「ヨツワレ」にリューズを咥え、回しながら傾きを修復します
ほぼ真っ直ぐになりました
時計への戻し、隙間問題も解決しました
今回は無事に済みましたが、作業中でリューズが折れることも良くあります。その場合は「交換」しか手段はないので費用も掛かってしまいます。
昨日に引き続き『SHINOLA』電池交換のお話
当店でSHINOLA時計の電池交換をブログ初掲載したのが、2017年2月でした。
最初は「シノラ？」なんて読むんだろうとお客様にお聞きして教えてもらったこと覚えています。
裏蓋構造がはっきり分からずまたネジで開け締めするタイプでしたのでお預かりしました。
当ブログにて調べた内容や「このような作業しました」と掲載した後に、複数のお客様からもシャイノラ時計の電池交換依頼を受け付けました。その度に比較的珍しいブランドでしたので４回掲載しています
昨日掲載のシャイノラ電池交換依頼もきっかけは当ブログにての紹介記事だったと教えてもらいました。
お客様からは「やはり（大切にしたい時計なので）手掛けたことのある時計屋さんで電池交換したかった」とのご意見頂きありがたい限りです
お客様の時計がブログ掲載によって他のお客様を呼ぶ状況になりました。何がお客様と縁を結ぶか分かりませんが、ブログやホームページがキッカケのお客様も増えています。
少しづつですが、それぞれ改良してより良いモノになればいいなと考えています
【シャイノラ】のお品物です。電池交換のご依頼です。
数年前から日本での販売も開始され、時計好き方々の認知は高く人気もあるブランドの印象あります。
実店舗では三越伊勢丹のみの展開？のようです確証ありません。
【シャイノラについて】デトロイト発のデザイナーズ ブランド Shinola (シャイノラ) は、世代を越えて愛される腕時計づくりを通して、新時代のアメリカン スピリットを表現します。 職人技が光るラグジュアリーな腕時計は、アメリカが誇る第二次世界大戦後の優れたクラフトマンシップの復活を体現しています。 2011年の発足以来、アメリカの伝統的技術を重んじるこのブランドは、デトロイトの歴史あるアルゴノートビルに最先端の工場を構え、ウォッチからレザー製品まで「長く使えるアイテムを作る」という揺るぎない理念を貫いてきました。 ひとつの製品を組み立てるのに数多くの職人が携わり、ベルト部分の 4 レイヤー プレミアム ウォッチ ストラップは自社のレザー工場で、1 本ずつ慎重に裁断され縫い合わされます。 丈夫なステンレス スチール製のラグにサファイア クリスタル ガラスの蓋、内部には手作業で組み立てられたスイス製のムーブメントが搭載され、身に着ける人の時を刻みます。 インダイヤルやベゼル、カレンダーの形状は精度を極め、色のコントラストが効果的なダイヤルやストラップからは、細部にまでこだわり抜くブランドの精神が滲み出ています。 真のアメリカの美学を前面に押し出す Shinola は、職人たちが誇る伝統の技術を守り、一生を刻む腕時計を作り続けるのです。
ケースの造りも非常に凝っています。
裏蓋はネジ止めタイプが多い印象です。
シャイノラのケースは厚みがあり、堅牢な感じを受けます。その分４ヵ所で止めているネジも若干長めです
錆がどうしても出やすくなってしまう気がします
出来る限り錆取しました。
中枠にも「BUILT IN DETROIT」ブランドのこだわりを感じることが出来ます
