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ツールドフランス2007 個人TT終了して…

2007年07月22日 16時48分11秒 | サイクルスポーツ
プロローグの短距離TTを抜かしたら、本格的個人タイムトライアル一回目だった昨日。
終了してみたら、かなり意外な展開に成っちゃいましたね。

ビックリしたのはラスムッセンの大健闘と、ヴァルベルデの大不調振り。
そしてヴィノクロフの大復調です。

戦前の予想では、大方の人が、ラスムッセンは5・6分遅れて総合陥落。
総合力が有る2位のヴェルベルデが、ラスムッセンを追い落とし、
マイヨジョーヌに成るだろう。と言う事でした。

しかし、結果は意外なものに…

実は筆者は、大方の予想とは違う展開を予想してました。
まぁこの予想って言うのは、昨日のプレゼントクイズの問題と関係大有りだった。
って事で、真剣に状況を分析したら出て来た。って事なんですが…

その(TT終了時のマイヨジョン)予想とは、大筋は上記と同じなのですが、
筆者が予想したのは、ヴェルベルデでは無く、4位に付けていたカデルエバンス。
と言うのは、彼は総合力も有りますが、実はタイムトライアルを得意として居るのです。
ヴェルベルデは、総合力がダントツですが、個人TTはそつ無くこなす。と言う感じなので、
ヴェルベルデとエバンスのタイム差が7秒しか無い事を考えると、エバンスの方が、
よりマイヨジョン獲得の可能性が高いな?と言う計算でした。
それに、チームメイトで、スプリント王のロビーマキュアンが既に大会から去ったので、
チームとしてもエバンスの総合を獲る。と言う目標の一本化が出来た事で、
モチベーションも高く、普段より頑張るのでは?と思った訳です。

しかし結果は、ラスムッセンが事の他頑張りを見せ、普段はTT優勝者から5・6分遅れる彼も、
2分半に抑えました。
対エバンスに対しても、1分30秒遅れに留め、元々2分30秒の差を持っていた為に、
終了時点で1分差を保持し、見事マイヨジョーヌを守り抜きました。
まさに、マイヨジョーヌマジックです!!!!
と言うか、長年観戦し、何度もマイヨジョーヌマジックと言う奇跡を見て来た筆者が、
マイヨジョーヌマジックを計算に入れられなかったのは不覚でした。

 そしてヴェルベルデに至っては、TTを不得意とするラスムッセンに、逆にタイム差を
大幅に開かされてしまい、優勝候補筆頭から、一気に下位に沈んでしまいました…

 そしてこの個人TTで大復活を遂げたヴィノクロフがぶっち切りのステージ優勝で、
総合でもTOP10入りし、上位復活を遂げました。

 これで、このステージ前と後では、劇的に総合争いの状況が変わってしまいましたね。

 ラスムッセンは、この苦手なTTで頑張りを見せた事で、シャンゼリゼまでの、
マイヨジョーヌ死守に光明を見出した感じです。
今日からはピレネー山脈セクション三連戦。
 元々ピュアクライマーの山岳王なだけに、このピレネーで更にタイム差を稼げられれば、
現実味を帯びてきます。
 カデルエバンスも、何とか喰らい付き、ラスムッセンとの1分差を守れれば、
最後の個人TTで逆転出来る可能性が高いです。

 また、アシスト陣に豪華な布陣を敷く、ディスカバリーの新進気鋭コンタドール。
そして、総合上位に3人も食い込ませているアスタナ率いる復活したヴィノクロフが、
チーム一丸と成って捨て身の攻撃を仕掛けて来たら、これは怖い存在です。

 総合争いは、この四陣営に絞られた感じがしますね。

 それにしても、これからのピレネー&最後のタイムトライアルの行方は、
本当に混沌として予測が付きません。

 だからこそ、本当にこれからの展開が楽しみで仕方が無いですね。

とにかく、今晩からの、ピレネーに注目です!!


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