日曜に有ったこのレース、日本人が2人も出場したのも注目でしたが、
最終盤の展開が最高にエキサイト!
残り40km足らず程で、本気モードのエスケープが発生。
そのメンバーが凄い!
ケースデパーニュのエースで、今年ツール優勝候補。
そして昨年のヴェルタ総合二位で、UCIプロツールリーダー(F1の年間チャンピオンみたいな物)
アレハンドロ・ヴァルベルデ。
アテネ五輪金メダリストで、昨年の世界選手権優勝者の、
クイックステップの、パオロ・ベッティーニ。
リクイガスのリーダーで、2005年のUCIプロツールリーダー
ダニーロ・ディルーカ。
ゲロルシュタイナーのリーダーで、今年有力レースで上位に度々入賞して、
現在UCIプロツールランク上位の、レベッリン。
同じゲロ水にはもう1人、レベッリンのアシスト、シューマッハー。
そして、ラボバンクの名アシストで、絶対的オランダチャンピオン、
オランダのカリスマ、マイケル・ボーヘルト。
彼は今シーズン限りでの引退を表明して居る為、この地元一番のビッグレースに、
花道を飾るべく、今回はリーダーとして参戦!
こんな、所謂オールスター状態で、逃げ集団が形成されたのだから、
これは興奮せずには居られないだろう!
ビールの飲み過ぎと、今朝早起きの影響で、眠気に襲われて大ピンチだったが、
そんなの、この状況では眠気が吹っ飛ぶ感じだった。
そしてこの凄い状態での結果は…
レベッリンのアシストの筈だった、シューマッハが、残り数キロでアタック!
これを、何とこのスター軍団は、お互いの牽制を始めてお見合い状態!!
見事逃げ果せて、優勝してしまった。
あまりに凄いメンバーが揃い過ぎたが為に起こった幸運と言うか、珍事ですね。
サイクルロードレースは、実力の他に、心理ゲームな部分も多分に有るので、
こう言った状況のアヤで、展開がどう転ぶかが分からない。
だから面白いんだけどね。
そして集団での二位争いは、シューマッハのチームメイト、ベテランリーダー、
レベッリンが入った。
この影響で、レベッリンは、遂に2007UCIプロツールのリーダージャージをゲット!
これでゲロ水は、チームでワンツーフィニッシュに加え、リーダージャージ獲得と、
トリプルで美味しい結果に成った。