◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

ハンサム☆スーツ

2008年11月20日 01時24分33秒 | 映画
前回の投稿で宣言していた、表題の映画タイトル、
ハンサム☆スーツを観てきました。

感想は…

想像していた通り、
と言うか、
想像以上に面白かったです。

観終わってみれば、
至極ベタなストーリー展開にも思えますが、
ベタなストーリーなだけに、
凄く腑に落ちる内容です。

変に芸術性の高さを求めたり、
難解な事をやられても、筆者はそう言うの良く判らないし(苦笑)
腑に落ちない映画って、余り評価を与えないですね。

 その点、この映画は、最近では一番、
少なくとも今年観た映画の中では、今の所暫定1位を確保した映画です。
今まで観た映画の中でも、筆者の中では、五指に入る映画だと思います。
(と言っても、五指と言う数字には余り意味は有りません。
この表現は、筆者の映画を絶賛する常套句みたいなもんなんで、
実際に上位から数えたら、五本に収まらない可能性も…(苦笑)
まぁ、筆者的には最高の褒め言葉なので、
凄い気に入ったんだな。位な感じで認識して下さい)

 脚本は、数々のバラエティー番組の放送作家として売れっ子の、
鈴木おさむ氏(森三中の大島さんの旦那さんです)
 テレビ業界縁の映画なので、薄っぺらい印象の映画かも知れませんが、
それでもその脚本力はグイグイと引き込まれました。流石です。

 始めは、ギャグ調満載のお笑い路線で観客を笑わせるんですが、
終盤に掛けて、涙を誘う場面も有り、感動しました。
そして最終盤は、幸せな気持ちにさせてくれて、最後はまたオチで笑わせる。
と言う、なんだか吉本新喜劇の、人情噺の回の様な展開で、
なんとも満腹に成れる内容です。

 人間は、見た目なのか?心の中身か?と言うのがテーマに成っていますが、
筆者も正直そんなに格好良いわけでも無いので、
 女性には、本当に男の見た目でしか見られない女も居る。と言う事も、
経験が有りますし、しかし、永く一緒に居るイチュエーション
(クラスメイトとか同僚とか)では、性格が良ければ、
ちゃんと評価をしてくれる。と言う事も有る事を知っているので、
この主人公のツラさや、葛藤等がよく判り、思わず感情移入してしまいました。

 そして、終盤に大ドンデン返しみたいなのが有るんですが、
(まぁ、これが後から考えると、ある意味有り勝ちなベタ展開かも知れないんですが)
筆者は、そう言う斜に構える視点では観て居なかったので、
素直に「おーそうだったのか!」とビックリすると同時に、
「良かった良かった」と思っていた派なんですが、
前に座っていたカップルの野郎の方が、自慢げに、
「俺、あの展開初めの方で直ぐ判っちゃったよ。オマエどの辺で気付いた?」
と彼女に得意気に自慢してたんだけど、
毎回あー言う上から目線な人を見ると思うんですが、
そこは敢えて判らない様に、素直に観た方が、純粋に楽しめると思うんですけどねぇ~
別に映画評論家でも無いわけですしね。

 まぁ、とにかく、筆者は純粋に楽しめました。

 あと、作中80年代後半~90年代初頭の、
懐かしい曲が一杯、テーマソングとして流れるんですが、
これが、筆者的には、みんな青春の一曲!みたいで、
かなり良いです。

 特に渡辺美里さんの、マイレボリューションは最高ですね。
(作曲者は、今何かと話題の、TK氏ですけどね)
小学校高学年の頃や、中学生の頃を思い出します(笑)

 そんな名曲や時代の流行曲が多く流れるので、
これは久々に、これらの曲を、最近よくカラオケに行くので、
この曲達を歌っちゃうぜ!!
と思っていたら、考えてみたら、最近は、筆者が良く利用している
JOYSOUND自体が、このハンサム☆スーツと、
コラボレーション企画をしてる事を、思い出しました。

 この劇中に流れる名曲7曲を、全て歌うと、抽選で何名かに、
素敵な景品が当たるらしいです。
もう、願ったり叶ったりですね。

 あともう一つ嬉しいのは、
今回のこの映画鑑賞は、何とタダ!!!!

 と言うのは、筆者のホームシアターは、TOHOシネマズなので、
そこのシネマイレージカードと言う会員カードに加入してるんですが、
このカードを使って鑑賞すると、6回映画を観ると、
1回分無料招待って事で、無料で鑑賞出来てしまうんです。
 それで今回は、この特典を利用して、無料で観れてしまったのです。

 お金を払ってでも観たい!と思う程、筆者的今年最高の映画。
と言う評価を出した映画が、無料で鑑賞できるんですから、
もし、こちらを御覧の方で、”良く映画を見に行く。”
”近くにTOHOシネマズが有る” と言う方は、
お得ですので、シネマイレージカードは、一枚作った方が良いと思います。
お勧めです。
注)筆者はTOHOシネマズの回し者では有りません(汗)


ハンサム☆スーツ 公式web
JOYSOUND ハンサム☆スーツ企画ページ
TOHOシネマズマイレージカードページ

レッドクリフ(赤壁)パート1

2008年11月15日 00時25分16秒 | 映画
このBLOG、何気に9月から一度も更新して無かった事実に、今更ながら気付きました…(汗)

と、言う事で、何時までも放置して置くといけないので、
久々に記事書きますよ。

先日、親友と表題の映画を見に行きました。
筆者と親友が、共に歴史好き&三国志好き、と言う事で観に行ったんですけど、
始めは、最近有り勝ちな、CG使いまくりのリアリティーの無い、
アクションシーン満載で萎え萎えなのかな?と言うのが、CMを見て感じたので、
観るのを躊躇してたんですが、前にバラエティー番組で、映画宣伝目的で、
出演者が出てる番組で、チラっとCM以外の場面が出て来た時に、
CGを使わずに、リアリティーが有りそうな場面も有りそうだと言う事を知ったので、
観ずに批判はしちゃいけないな。と思い、観に行きました。

 観た感想は、一言で言えば、思ったよりも、面白いし良かったです。
この映画は、三国志の中でもイチニを争うハイライトの名場面、
赤壁の戦いを題材にした映画なのですが、
このパート1では、赤壁に至る前の、劉備勢力が敗戦で撤退するシーンが、
一つの売りだと言う事だったのですが、確かにこの冒頭のシーンが一番迫力が有りましたね。

 劉備が曹操の大軍に追い立てられ、本拠地から撤退する時に、
領民と一緒に逃げる(普通は領民は見捨てる)場面は、
臨場感が有るし、戦闘シーンも、SGでは無く、敢えて今ワイヤーアクションの技を
駆使して居るのも、逆に好感が持てましたし、
また殺し合いのシーンが多少残酷な分、余計に戦闘にリアルさが醸成され、
観ていて迫力満点でした。
 そんな中、劉備の武将の趙雲が大活躍する有名な名場面が映し出されるのは圧巻!
 この冒頭がハイライト的な感じは、そのリアリティーと迫力と言う共通点から例えるならば、
映画「プライベートライアン」のノルマンディー上陸作戦の場面を彷彿とさせられました。

 映画の冒頭で、軽く時代背景の説明のシーンが有ったのも○だと思います。
映画を観るのは、何も三国志オタクだけじゃ無いので、
あのシーンを入れた事で、きっと三国志を知らない彼氏の付き添いで来た彼女、
とか等にも、この映画をとっつきやすく出来たのでは無いかな?
と思いました。

ただ、難点を言わせて貰うとするならば、この監督的には、重要なテーマと成って居るらしい、
主人公的人物、シュウユとその妻、小僑とのラブロマンスな場面。
筆者的には、歴史大河でのラブロマンスは不要と思う派なので、
その時間帯は、かなり要らないかな?と感じて、軽く苦痛でした。

でも、全体的には、多分自分的には今年一番のヒット作なので、
大満足です。

あと、同行の親友は、戦闘シーンの個人戦での、人物の動きが、
まるっきりテレビゲームの「三国無双」そのものだったので笑えた。
とも言ってましたね。
筆者は、このゲームをした事が無いので何とも言えませんが、
国産のゲームは、国内産業では、”電化製品・自動車・アニメ”
に比類する程の、日本の有名な分野なので、世界的に人気が高く、
なので、この演出も、需要が有ると監督は思ったのかも知れませんね。

 今年は他にも、「インディージョーンズ」やら「ハプニング」やら
「崖の上のポニョ」、そして「スカイクロラ」等、色々観たけど、
どれもいまいちな感じだっただけに、レビューは敢えて書かなかったんですが、
今回は全体的に楽しめたので、久し振りにBLOG更新致しました。

 最近では、ハンサムスーツが、予告とかを観る限り、ラストが感動できそうな
感じと、面白そうなので、
観に行きたいな。と思ってます。