智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

バレエに片思い

2009年08月19日 | 健康、バレエ、水泳
私は、子供の頃、バレエを習いたかった

・・・その夢を実現すべく、約3年ほどお教室に通っている。

気になることがある。

それは、どの先生も、「振り付けを早く覚えて」「一回で覚えて」

ということである。

裏返せば、大人バレエ教室で、覚えられない生徒が多々いることである。

私もその一人。


5人のバレエの先生に共通することは、

皆さん、子供の頃から始められていること。

幼い子供が、日本語や外国語を自然にマスターするのと同じように、

体でバレエという肉体言語を身に付ける。

「どうしてこんな簡単なことが覚えられないの」

ということになる。


大人から初めてバレエを始めることは、

イスラム語を初めてマスターするようなものである。

もしくは、パイプオルガンを譜面なしで両手足別々の音階を奏でるようなものである。


子供の頃、バレエを1年や2年でも習った人は、違う。

体の筋肉が覚えていて、思い出せる。

英語も、中学で英語を学んでいれば、大人になっても、旅行先でなんとかなる。

しかし、大人で英語圏でない第3言語を学ぼうとすると、

年齢の回数ほど、読み書き、書き取り、口述を繰り返さないと、頭に残らない。

ピアノを少しでも習っていれば、パイプオルガンの4声は取り組みやすいが、

まったくの初心者は、かなりの困難が待ち受ける。


先生たちも、大人になってから、何か新しいことを学んでみると、

生徒の気持ちがよく分かるはずなのだが、、、、

私も、バレエを経験して、初めて、やってもやってもできない人の気持ちがわかったから。