智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

インスタント?

2013年12月05日 | 美味探求
先日、知人の勧めで、中華料理店で外食しましたら、

夫は、「これは、インスタントだな」とバッサリ。

人工調味料をベースにした料理は、妙に喉が渇くし、舌に変な味が残ります。



私は、インスタントの出汁を使わない主義で、

忙しい時は 削ってある鰹、時間がある時は 鰹節から自分で削ります。

出汁昆布も、日高、利尻、羅臼を使い分けます。

白だしも醤油も、熊本人吉から取り寄せ。

九州の白味噌、名古屋の赤味噌、信州味噌など3種を、具に合わせて調合します。

「グルタミン酸ナトリウム」つまり味の素は使いません。

ですから外食時に、人工調味料でベースを用いた料理は、すぐ分かります。


お米も、特別栽培「天日干し」新潟コシヒカリを、板橋の知人の米屋まで買いに行きます。

以前、近所で「魚沼産」を購入しましたが、味が不安定で、信用の置ける店を探しました。

パンも、車で15分走らせて、天然酵母、無添加の食パンを買いに行きます。

牛乳は配達で、ヨーグルトも取り寄せます。

魚は、車で30分の魚専門店、肉は、実家のそばの精肉店(地元では有名な店)。

勿論、自分自身が納得するため、ある意味楽しんで、遠出をして買い物をします。

「ここまでしている」など夫に言ったことはないです。


デパートで、試飲で出されたお茶も、一口飲むなり

「これは、グラム千円のお茶ですね。」店員はギョッとして「その通りです」

「ウチでは、2千円以上のものを、普段にいただいているので、これでは、ちょっと・・・」

とイヤミな客になって、利き茶をします。


私は食いしん坊なので、一人で外食ランチをして、美味しい発見をするのも、一つの趣味です。

美味しいものを食すと、味を分析して、家でも再現してみようと試します。

ですから、自分では、標準以上の料理を作っているつもりですが・・・


夫はというと、

先日「オマエノ作る料理は全部マズイ」とブログのネタにしましたが、

それ以降、意識して、夫仕様に塩を増やしたことで、

「これは、うまい!」と唸ること、しばしば増えました。

「前食べた、あれ、☆☆食べたい」などリクエストしてきます。

更には、私のお勧めの名門レストランで「オマエ、こんな風に作れないか・・・?」

無理ですよ!!!

もしかして、私は美味しいもの、本物を出しすぎて、夫の舌を肥やして、

自分の首を絞める結果になったのでは???

いずれにせよ、食い物の恨みは根深く、「マズイ」と言われないよう、

毎日が精進です。