智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

三顧の礼、師を選ぶということ

2014年05月30日 | 健康、バレエ、水泳
中国の故事で、

三国時代、劉備が諸葛亮を軍師として迎えるため、三度訊ねてお願いして、ようやく受け入られた

かの由来から、礼を尽くして師を迎い入れることを指します。


私のバレエの師ですが、これまで、複数の先生から学んできましたが、

探し回った甲斐はあって、今、縁に恵まれた、と実感しております。


週に3回のレッスンはしないと、下り坂に向かうので、

ジムの多くの先生の中から、3人の先生を探し当てました。


一人目の先生は、一人ひとりの特徴を見抜いて、今必要な先の一歩を示し、

具体的に、「ここに意識して」と直しに来ます。

全体に示す時は、ある生徒に「ちょっと足貸してね」と指導を皆に見せます。

「皆もそうしてね」と足を直された人だけの問題ではないと、

その人のプライドが傷つかないよう配慮します。

また、有料レッスンに参加したことがある人の名前は、必ず覚えていらっしゃいます。

レベルの高い生徒さんが、男女問わず参加します。

ほっそりとして、日本人形のような涼やかで凛とした目の先生です。


二人目の先生は、初心者を対象としたクラスの中で、

自分が出した課題を、「できるかな?だいじょうぶかな?」「分からなかったら、こんな風にして」

できない生徒への心遣いが、温かく感じ、教えることへの自省を感じます。

また、初心者が陥りがちな悪循環を、具体的に指摘して、そこから抜け出す方法も示します。

私などは、失敗してもいいんだ・・とプレッシャーから開放され、一皮剥けました。

スラリと背が高く、お祭りで法被を着てお神輿を担いでいそうな、粋でボーイッシュな雰囲気です。


三人目の先生は、話し方も個性的で、音の捉え方、表現も豊かで、

美大の学生のような、振り付け師のような雰囲気を漂わせていますが、

分析力が鋭く、的確な理論で、どうやったら一段上に上達できるか指導されます。


お三人とも、私より、相当お若いことは確かですが、

なるほど・・・と、目から鱗は落ちますし、1歩ずつ上達していることを実感できます。

そのような訳で、多少遠いですが、めげずに通い、充実感の中でレッスンが終わります。

先生には、「○○のところ、本当によく分かりました。ありがとうございます。」

などと具体的に良かったことについて、感謝の言葉を伝えるようにしております。


バレエ、3度目の挑戦、通算3年目の挑戦、3人の師と出会い、

この縁を大切にしたいと思います。





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