智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

渡辺淳一先生、「男と女、なぜ 別れるのか」

2013年11月06日 | 読書、観劇、映画
渡辺淳一先生の著書は、毎回楽しみに拝読していますが、

本著では、男と女の強さや弱さの根本的な違いを分析して、別れない関係を模索しています。


おもしろいなあ、と思った箇所は、行動力について。

男はなまじ腕力に勝るため思考力に欠け、様々な点で行動を起し易い反面、

戦争や大きな争いの元になり、家庭生活でも「かっとなって」啖呵を切り、家を出る・・・

「しかし、ここで妻たるもの、なにも慌てることはない。」

「威勢よく出て行くが、あとで後悔し、何日かあとに しょぼしょぼと 戻ってくる」


そして男を「鮭」、女を「鱒」に例えています。

鱒は川から海へ出ると、二度と戻らないそうです。

なるほど、なるほど・・・・

全くその通り・・・・


朝の連ドラで、原田泰造さんが演じるヒロインの父は、料理人の職人肌。

ベランメイ調で、「勝手に仕上がれ!」「好きにしろ!」と切れてみたり、

「縁を切るー!出て行けー!!」と怒ったり。

「ふんっ」とふてくされたり・・・・

いやあ、似ていますよ、我が家の誰かさん。

原田さんの表情、目線、ウマイですね。よく特徴を捉えています。

笑いながら、慰められました。

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