2002年4月から始めた「エブリデーライン」
同じサイズの同じ紙。
いったい自分はどこまで旅ができるだろう…
Everyday a line - collection / Taro Tomori
Everyday a line / 4108
「ウォーキング」
13.6.29-4108
落着いて描くだけが、絵画や画になるわけではない、と云っても
何の反発のない世の中になったと思っているが…どうであろうか?
家路を急ぐ中、紙を持ち、ボールペンのドローイングを最近はして
いるのだが、暗い夜道、細いうえに車や自転車などが激しく行き交い、
その上舗装工事がこのところずっと続いていることから、紙に集中す
れば、単純に危ないのである。そんな情況では目に入るものが重要な
情報となり、どうしても見たものを描こうとしてしまう。目の前の
情況をレポートをするようなものだ。ならば今日は紙を見ず、ただ
早歩きの振動にペンを任せたドローイング。しかし分かっていても
車の光や、道路の白線などが気になりそのラインを目でなぞってしまう。
帰宅後の確認。危険を回避し歩いている以上、このゴチャゴチャの
中はほとんどが具体的な線であり、この試みならではの線はごく僅か。
ふとした瞬間、舞い上がるような滑らかなものであった。
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Everyday a line / 4105
「ブリッジ」
13.6.26-4105
真のファンタジーがあり、真の現実があるはずだ。
日々知らず知らず無意識の中でその架け橋を行ったり来たり
している筈だが、与えられたファンタジーに浸り続ける我々
人間には、真の両極に向かう橋を意識して渡るには非常に厄介
であり面倒な事なのだ。その橋たちはいつも同じ所にあるわけ
ではなく、渡ろうとするその都度、探しまわらなければならない。
好奇心と簡単に云えぬ意識がきっと必要だろう。ただ真の現実の
橋は真の常識でもあり、人間にとって、とてもショッキングな
ことが待ち構えている。渡るには戻ってこれない覚悟も必要であろう。
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Everyday a line / 4103
「ウォーキング」
13.6.24-4103
夜道、歩きながらのドローイング。前回は2月の寒い中。
たしか多少お酒が入った帰り道であった。今回は空腹の素面。
昼間よりも木々の緑が鮮やかに目に入り、幾分ゆらゆらとくたびれた
シルエット達を早歩きで後にする。
薄曇りから見え隠れするせめて昨日であってほしかった月明かりを
気にしながら、サインを入れて、0時4分。結局次の日になってしまった。
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Everyday a line / 4102
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Everyday a line / 4100
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Everyday a line / 4099
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Everyday a line / 4096
「ディスカバー」
13.6.17-4096
自己満足の先をまだまだ求めてしまう。
カーテン越しの薄暗い中で動かした筆先。しばらくして
日射しを入れればそこには思いがけない流れがある。
しかし僕が求める欲は、画面の外に飛び散っていた。
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Everyday a line / 4094
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