埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

自分がすべき仕事を考える

2004-12-26 21:57:33 | ライフ&ワーク
仕事ってのは、相対的に回っている。「皿洗い」は、お皿を洗うことで完結する仕事ではなく、その皿においしい料理をのせ、満足いくサービスを提供してはじめてお客様がその対価を納得して払ってくださる。その「支払い」を得るために、何人もの「人」や「働き」や「思い」が関わっている。自分の「働き」が多くの人の「働き」の輪の中にあることを、認識して動いている人がとても少ないように思えていた。
「自分の好きな仕事」「本当に、自分がやりがいを感じる仕事」。聞こえてくる満足いく仕事探しは、自己中心的だ。

今日、就労支援、自立支援を事業の柱に掲げ、主に女性や若年者の就労支援事業を手がけるNPO法人ラナップの理事会があった。そこで、理事やスタッフの仲間が、こんなことを言うのだ。
「なかむらさんには、細かいことを聞かない」
そう、私にお伺いを立てるのをやめよう、というのだ!

私は、微力ながらそこの代表理事。
今まで、ことあるごとに「どうしましょうか」と事細かに、お伺いを立てられた。その度に、企画書を書く手を休め、「今回は○○だから、こうしましょう」「○○についてはどこまで進んでいますか」と質問や指示を繰り返してきた。返事が遅いと、「返事くらいしてください」というお叱りを受けることもあった。
「自分の仕事は何か、自分ができること、すべきことは何かを考えましょう」
などと、はっきりしない言葉で積極性を求めたりしてきたのだが。

そうして共に時間を過ごし、今日。
「なかむらに細かいことを聞かない!」と皆が言い出したのだった。それはとても心強い言葉で、「私にできるところまでやる。不明なことは聞くが、ここまで考えた、ここまでやった、それでいいかという聞き方を自分たちはすべきだと思う。だから、私はこの仕事を自分の仕事として責任をもってやる」と、言ってくれたのだった。
私は、「自分がすべき仕事を、自分で考え提案でき、さらにそれを実行できる」そんな仲間がいることを大変に頼もしく、感動したのだった。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パジャマの日 | トップ | 締め切り2時間前だ~! »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラックバック (西澤 祐介)
2004-12-28 12:46:40
素敵な記事だったのでTBさせて頂きました。
返信する
すごいすごい。 (naorin)
2005-01-03 00:42:09
パチパチ!

これってすごい大前進だね!

すばらしいわ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ライフ&ワーク」カテゴリの最新記事