埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

小公女と生きるということ

2022-08-14 12:49:47 | ライフ&ワーク
わがままを言わない子どもだった。そんな私が、今でも覚えているのが『小公女』。学校の図書館で何度も読んだ。だけど、どうしてもこの本が欲しくて「買って」と言ったんだ。小学2年生くらいかな。今でも、その本屋さんの棚、その場のことを鮮明に覚えている。

そう、人生初めて自分の意志で買った本だ。

あっという間に50数年。
いろんなことに出会い、それでも生きてきた。

Amazonで世界名作劇場『小公女セーラ』を見る。
30分番組を46話もつくるのだから、本にないエピソードがあれこれ。これでもか、というほど少女をいじめる人たち。次から次へと訪れる不幸。それでも「いい子」でいるセーラ。おいおい、怒れ!!と思う私がいたりして。とにかく見ていられなかった。

が、待てよ。

かなり面白い。
このアニメのセーラは、負けていないじゃないか。
図々しさも持ち合わせている。言うべきことははっきり言うし「助けて」と人を頼るし、感謝の気持ちをストレートに伝えてもいる。何より、何とか生きてやろうという「強さ」がある。全く「自分」を曲げていない。

それでいいじゃないか。
お金持ちでプリンセスのように育ったお嬢様が、ここまで柔軟に人生をとらえ、自分らしく生き抜こうとする姿は、清々しいわ。

という私。
あの本を手にした頃、お金持ちのお嬢様だった。
まさかその後、親が事業に失敗し、必死でお金作って学校を出て、ジャガイモかじって過ごすような日々を送るなんて思ってもいなかったな。

それでも、人生。
それが、人生。
私は「不幸」ではなかった。

私を支えてくれる人たちに出会ったし、運命みたいなものに負けまいとがんばったし。がんばりすぎて病気になったり、人を頼って苦い思いをしたりもしたけれど(笑)、それでも人生。必死で生きてきて、今。とても幸せ。

不思議。
あんなに大変な思いをしてがんばったセーラが、お金持ちに戻った時のこと。これまでの苦労なんて吹き飛んじゃうんだってこと、感謝の気持ちが次の行動につながっているってこと、まさに!!と思ったんだ。

私も、そうかも。
大変だったことはすっかり忘れてしまったけど、助けてもらった感謝の気持ち「恩」は、忘れないんだよねー。

これからも、強く生きてみよっか。
感謝、忘れずに。闘いながら(笑)

【メイン写真】
凄い夕立。ビショビショに濡れながらも、雨を見る。なんだか、嬉しい。

【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ

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