帰宅して、お風呂入って、ビールあけて、夜の7時半。カンパーイ♪うす暗い朝3時過ぎに起きてから、緊張の連続だった。ほんっと、疲れたーーーー。あー、解放!!
疲れすぎて、テレビ(あ、うちにはテレビがないので、ネットで映画とか、見逃し配信とか!)を見る気にはならない。利根川の音でも聞くか。
「ん、けど…。今日は音楽、聴こうかな」
もともと音楽は嫌いじゃない。
小学生でコーラスクラブに、中学では吹奏楽部に所属、高校でも音楽を専攻した。好きなんじゃん(笑)けれど、なんだか忙しくしているうちに、そんな自分のことなんかすっかり忘れちゃってた。それも40年も。
「音楽、何を聴きますか」
そんな質問をされた1年前。「音楽はあまり聴きません。川の音で癒されているので、それでじゅうぶん」と答えた私。が、JAZZと出会う。
アイティストの個性、時代背景、楽器などなど、もう多様すぎて分からない。そんな私に先輩が、考えて考えて「名盤から聴こう」といろんなJAZZを聴かせてくれた。
THE OSCAR PETERSON TRIO(オスカー・ピーターソン・トリオ)の『WE GET REQUESTS』はモチベーションが上がるので仕事のBGMにした。サックスのArt Pepper(アート・ペッパー)は軽快でおしゃれ。THELONIOS MONK(セロニアス・モンク)の『Solo Monk』は料理や掃除をする時に最高で、何度聞いても「おい!」と突っ込みたくなって、楽しく作業がはかどった。
ただ、Bill Evans(ビル・エヴァンス)は、苦手だった。聴こうと思わない。暗いじゃん。
ところが、だ。
昨晩、私が手にしたのはビル・エヴァンス『You Must Believe In Spring』だった。もう、一歩も動きたくないと身体が言っている。支えを見失いさまよう「心」。ビルの音楽がゆっくり、しっとりと浸透する。まるで、からだじゅうが優しいベールに包まれるような感覚だった。
ここちいいぞ。
「あなたのフルートは、元気すぎる」
「音符を追えばいいんじゃない、音楽性を出さないと」
「悲しい曲は悲しい音を…」
フルートの先生の言葉が、重なる。
そうだった、そうだった。私はいつも元気だった。
元気にふるまうことがクセになっていた。
前向きに考える、そう、そう、それが私。
「大丈夫です」が、私の口ぐせだもの。
だけど、悲しい時は泣いてもいいんだよね。
辛い時は、落ち込んでもいいんだよね。
疲れた時は、休もう…。
音楽が、やさしく寄り添ってくれて、ラクになったんだ。
明日からまた、がんばるね♪
【メイン写真】
『You Must Believe In Spring』
/Bill Evans(ビル・エヴァンス)
【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ
疲れすぎて、テレビ(あ、うちにはテレビがないので、ネットで映画とか、見逃し配信とか!)を見る気にはならない。利根川の音でも聞くか。
「ん、けど…。今日は音楽、聴こうかな」
もともと音楽は嫌いじゃない。
小学生でコーラスクラブに、中学では吹奏楽部に所属、高校でも音楽を専攻した。好きなんじゃん(笑)けれど、なんだか忙しくしているうちに、そんな自分のことなんかすっかり忘れちゃってた。それも40年も。
「音楽、何を聴きますか」
そんな質問をされた1年前。「音楽はあまり聴きません。川の音で癒されているので、それでじゅうぶん」と答えた私。が、JAZZと出会う。
アイティストの個性、時代背景、楽器などなど、もう多様すぎて分からない。そんな私に先輩が、考えて考えて「名盤から聴こう」といろんなJAZZを聴かせてくれた。
THE OSCAR PETERSON TRIO(オスカー・ピーターソン・トリオ)の『WE GET REQUESTS』はモチベーションが上がるので仕事のBGMにした。サックスのArt Pepper(アート・ペッパー)は軽快でおしゃれ。THELONIOS MONK(セロニアス・モンク)の『Solo Monk』は料理や掃除をする時に最高で、何度聞いても「おい!」と突っ込みたくなって、楽しく作業がはかどった。
ただ、Bill Evans(ビル・エヴァンス)は、苦手だった。聴こうと思わない。暗いじゃん。
ところが、だ。
昨晩、私が手にしたのはビル・エヴァンス『You Must Believe In Spring』だった。もう、一歩も動きたくないと身体が言っている。支えを見失いさまよう「心」。ビルの音楽がゆっくり、しっとりと浸透する。まるで、からだじゅうが優しいベールに包まれるような感覚だった。
ここちいいぞ。
「あなたのフルートは、元気すぎる」
「音符を追えばいいんじゃない、音楽性を出さないと」
「悲しい曲は悲しい音を…」
フルートの先生の言葉が、重なる。
そうだった、そうだった。私はいつも元気だった。
元気にふるまうことがクセになっていた。
前向きに考える、そう、そう、それが私。
「大丈夫です」が、私の口ぐせだもの。
だけど、悲しい時は泣いてもいいんだよね。
辛い時は、落ち込んでもいいんだよね。
疲れた時は、休もう…。
音楽が、やさしく寄り添ってくれて、ラクになったんだ。
明日からまた、がんばるね♪
【メイン写真】
『You Must Believe In Spring』
/Bill Evans(ビル・エヴァンス)
【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ