今朝のこと。
朝、温泉に行くと杖を持ちながら入浴されているおばあちゃまと会う。とても素敵な方で、夏にはきれいな刺繍の入ったワンピースを着ていらした。旅行先のエジプトで買ったのよ、なんて話を伺ったっけ。
「毎朝、走っていらっしゃるの?」
と聞かれたので、そこからおしゃべり。「素晴らしいわね」「私はもう走れないけれど、それでもあと1週間、温泉を楽しもうとがんばっているのよ。」と。
みなかみ町で暮らし始めて3年目。
ここで私はたくさんのことを感じ、学んでいる。人は歳を取る。それはもう、誰にも変えられない真実。どうあがいたって、20代の頃の自分には戻れないもん。
ただ、どう歳を取るのか、それを受け止めるのか。
あの方からこの方から学んでいる。
80代の先輩は「50代の私に、今できること」を教えてくれる。さらに「いつか、できなくなること」を話してくださる。時にそれは、返す言葉が見つからないほど切ない話でもあるのだけれど。
私はここで暮らして、それが現実だなと思えるようになった。できていたことが、歳を取って思うようにできなくなる虚しさや惨めさや悔しさ。自分の命の尊厳や生きる喜びや。ただただ話を聞いて、そうですかとしか返せない私。
「表現の転換」
私も歳を重ねていく。
さて、日々をどう語ろうか。
歳を取ったからこそ気が付けること、素晴らしいと思えること、感動できること。私はそういうことを語っていこう。若い人にはわからない感謝の気持ちや、心の底から湧き上がるような喜び。生きるこの瞬間の感動。
私は歳を重ねながら、そんな思いに至りたい。
そう思えるような「表現」をしていきたいと思う。
できないこともたくさん出てくる。
けれども、ゆっくりと、しっかりと、それらを受け止めて、人生の楽しさを語れるといいな。
【メイン写真】
虹の朝。頭の上は晴れているのに雨が吹いている。この町ならではの天気。(この辺りでは「吹越:ふっこし」と言うそうです)
【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ
朝、温泉に行くと杖を持ちながら入浴されているおばあちゃまと会う。とても素敵な方で、夏にはきれいな刺繍の入ったワンピースを着ていらした。旅行先のエジプトで買ったのよ、なんて話を伺ったっけ。
「毎朝、走っていらっしゃるの?」
と聞かれたので、そこからおしゃべり。「素晴らしいわね」「私はもう走れないけれど、それでもあと1週間、温泉を楽しもうとがんばっているのよ。」と。
みなかみ町で暮らし始めて3年目。
ここで私はたくさんのことを感じ、学んでいる。人は歳を取る。それはもう、誰にも変えられない真実。どうあがいたって、20代の頃の自分には戻れないもん。
ただ、どう歳を取るのか、それを受け止めるのか。
あの方からこの方から学んでいる。
80代の先輩は「50代の私に、今できること」を教えてくれる。さらに「いつか、できなくなること」を話してくださる。時にそれは、返す言葉が見つからないほど切ない話でもあるのだけれど。
私はここで暮らして、それが現実だなと思えるようになった。できていたことが、歳を取って思うようにできなくなる虚しさや惨めさや悔しさ。自分の命の尊厳や生きる喜びや。ただただ話を聞いて、そうですかとしか返せない私。
「表現の転換」
私も歳を重ねていく。
さて、日々をどう語ろうか。
歳を取ったからこそ気が付けること、素晴らしいと思えること、感動できること。私はそういうことを語っていこう。若い人にはわからない感謝の気持ちや、心の底から湧き上がるような喜び。生きるこの瞬間の感動。
私は歳を重ねながら、そんな思いに至りたい。
そう思えるような「表現」をしていきたいと思う。
できないこともたくさん出てくる。
けれども、ゆっくりと、しっかりと、それらを受け止めて、人生の楽しさを語れるといいな。
【メイン写真】
虹の朝。頭の上は晴れているのに雨が吹いている。この町ならではの天気。(この辺りでは「吹越:ふっこし」と言うそうです)
【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ