とんさんの上海紀行６ ～帰りの飛行機で～

あっという間に1ヶ月も前の話になろうとしている。
時が過ぎるのは早いものです。

さて、娘を上海に送った帰り。一人で飛行機に乗り込んだ私の席は、3人がけの通路側。間もなく出発という時にも私の隣は2席とも空いたままでした。

すると、斜め前に座っていた20代後半くらいの男性が「そこ、空いてんの？」的な声がけを。「たぶん」的に答えた私。言葉は通じなかったのですが、感覚は共有できてた。すると、彼はするりとお引越し。カメラを持って窓際に座りました。ワクワクそわそわな感じの彼、離陸の時は祈るようにして深く座り、落ち着いた機内ではキレイな空の写真を撮っていました。

何だか、いいなー、とちょっと嬉しい気分で彼を見ていた私。
初めての日本への旅行なのかなぁ。飛行機も初めて乗るみたい…。時々ガイドブックを眺めて、楽しそう♪

日本に着き、携帯の電源を入れた途端「ソフトバンクにつながった！」と彼。もう嬉しかったみたいで「謝謝！」と言って落ち着きなく（！）お仲間と一緒に飛行機を降りていきました。

帰りの飛行機は不思議な空間でした。
日本語の新聞や雑誌を読んでいるけど、中国語で会話してるお隣さんなど。この人日本人なの？中国人なの？みたいな感じ。気取らない、実に居心地の良い時間。

あの、窓際に座った彼、日本を楽しんでくれたかな。
少なくても、彼は日本の旅をとても楽しみにしている様子でしたから。日本人が彼をがっかりさせなかったことを祈ります。

【写真】
到着の遅い便だったので、成田空港も寂しかった～。

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まめぼん亭