私は埼玉県が主催する「ワークライフバランス研究会」に入っている。「仕事と生活のバランスをどうとっていくか」ということを多面的に協議する場。多様なライフスタイルが認められる今、ワークライフバランスについて語るには、個人的な問題と社会制度的な問題に分けなければいけないと思う。そこで今日は私のすっごく個人的なワークライフバランスについての価値観を書いてみる。
個人的な問題なので私の現実から。
私は離婚して娘と群馬県の田舎で二人暮らし。娘はまだ10歳。食事づくり、毎日の宿題である「音読」の付き合い、ピアノ教室への送り迎えなどなど、毎日やることはいっぱいある。しかしお金も得なければならない。私の仕事には日々の生活がかかっていて最低でも15万円が経済的ノルマ。自営業の私、融資のことを考え昨年の申告は経費を抑えて黒字であげたため、児童扶養手当はもらえていない。とにかく自力で稼がねば!
こんな私は埼玉県に自営業(有)E-スタヂオの事務所を持ち仕事をしている。ほぼ毎日、群馬から埼玉へ片道2時間半をかけて通勤。スタッフ3人と共に仕事を進めている。ひとりで仕事をしている時とは違う。今朝も、ミーティングであっという間に30分が過ぎた。
その一方、私は暮らし方にこんなこだわりをもつ。
子どもとの時間や友人との時間、ひとりであれこれ考えたりする時間を持ちたい。環境に優しい暮らしや、安心安全にこだわった食生活をしたい。地域や社会のために自分ができることがあれば静かにそれを行いたい。
こんな私にも1日は24時間しかない。
さて、そんなにたくさんのことができるのだろうか?
娘に昨日「ママってさ、いつも仕事ばっかりしてるかな?」と聞いてみた。すると彼女「うーん。そうでもない。えー、でもそう。だけど、私といる時はずっとおしゃべりしたりしてるし、仕事っていうより遊んでる?ママはいつも食べてるか、寝てる」との返事。
・・・。
彼女の言いたいことは分かる気がする。
【わたしの2月のとある一日】
・6時30分:起床 結構遅い
・7時15分:出勤 車で移動
・7時50分-9時20分:電車で移動
・10時-11時45分:職業能力開発に関する会議
・12時-12時30分:印刷屋さんにて打合せ
・14時-15時:こだわりのそば屋を取材
・15時-18時:事務所で仕事
・18時30分-19時40分:地域の子育て事業に関する打合せ
・20時-22時:電車で移動
・22時半:帰宅
・23時-25時:ブログ見たりオリンピック見たり
これ、働きすぎと思うかどうか。
サラリーマン的に考えると私の就業時間は10時から18時。あとは移動と、趣味の時間。その就業時間内も、食の安全やら就労の問題、印刷デザイン制作に関することなど自分のテーマで動いているのでとっても楽しい。
朝、家を出るまでの間はずーっと娘とおしゃべり。朝の占いに始まり、今日の給食は何かとか、今日学校で楽しみなことは何かとか。ご飯を食べながら、娘の髪を束ねながら、とにかく聞いた。
電車で移動した行き帰りの3時間半は、パソコンを広げてメールをチェックし、企画書等を作る。駅に着くまでの間に仕上げたい!と時間に追われるのですごく集中できるのさ。この日もひとつ書類を仕上げた。
車で移動する朝と晩の40分はもっぱら情報収集。NACK5をかけて、仕事場「埼玉」の情報に耳を傾ける。「なになにー、秩父のちぢれほうれん草ってー」!食の安全にこだわって野菜を育てている農家の「○○さん」なんて聞こうものならすぐにメモ。こんな私が今、気になっているのは埼玉のブランド米「彩のかがき」で作った日本酒「藍の里」。あー、昨日のソニックシティの試飲会行きたかったよー。
午前の会議では、私のテーマ「働くこと、生きること」に関する様々な情報が入る。げっ、平成18年度国の予算にあげられた「ニート対策費117億円」。これは厚生労働省だけの問題じゃないじゃん!文部科学省と縦割り行政のままお互いがこの問題について事業を進めたら抜本的な問題解決なんかできないぞ!税金の無駄遣いはやめてくれ~。
と、そんな午前の会議を生かして夕方の打合せ。NPO法人の代表として「子どもたちが自立した大人になるための具体的事業に関する方策」を仲間と一緒に話し合った。
その間、娘とあれこれ電話で話す。姪っ子と遊びに夢中だったらしく、「もう、切るよ!」と電話を切られてしまった。10時半、姉の家に娘を迎えに行く。眠っていた娘をおんぶして自宅へ。起きた娘は、30分ほど今日の出来事をあれこれ話して、11時過ぎにはまた、眠った。
こうみると、仕事って何だろうとつくづく思う。
私が動くこと、それが私にとっては全て仕事だし、その多くの部分に私の価値観、私のこだわり、が含まれている。そうして生きる自分の時間が「子育て時間」なのか、「仕事の時間」なのか、「遊びの時間」なのか私には分けることができない。
自分のバランスは「時間」をものさしにはできないと私はいつも思いながら、ひとつの行動にたくさんの意味を感じながら暮らしている。これがとっても充実してる!だから、自分ではこのライフバランスをとっても気に入っている。
こうして生きていられる自分、心からお友達や家族、地域の人たち、みーんなのおかげだよな~、とつくづく思う。「人」と共に生きていることを実感できることは本当にステキなこと。この日、私は50人以上の人とあいさつを交わし、会話をした。これを幸せと言わずになんと言おう!
【写真】埼玉県ライフワークバランス研究会ブログ
有限会社E-スタヂオ
個人的な問題なので私の現実から。
私は離婚して娘と群馬県の田舎で二人暮らし。娘はまだ10歳。食事づくり、毎日の宿題である「音読」の付き合い、ピアノ教室への送り迎えなどなど、毎日やることはいっぱいある。しかしお金も得なければならない。私の仕事には日々の生活がかかっていて最低でも15万円が経済的ノルマ。自営業の私、融資のことを考え昨年の申告は経費を抑えて黒字であげたため、児童扶養手当はもらえていない。とにかく自力で稼がねば!
こんな私は埼玉県に自営業(有)E-スタヂオの事務所を持ち仕事をしている。ほぼ毎日、群馬から埼玉へ片道2時間半をかけて通勤。スタッフ3人と共に仕事を進めている。ひとりで仕事をしている時とは違う。今朝も、ミーティングであっという間に30分が過ぎた。
その一方、私は暮らし方にこんなこだわりをもつ。
子どもとの時間や友人との時間、ひとりであれこれ考えたりする時間を持ちたい。環境に優しい暮らしや、安心安全にこだわった食生活をしたい。地域や社会のために自分ができることがあれば静かにそれを行いたい。
こんな私にも1日は24時間しかない。
さて、そんなにたくさんのことができるのだろうか?
娘に昨日「ママってさ、いつも仕事ばっかりしてるかな?」と聞いてみた。すると彼女「うーん。そうでもない。えー、でもそう。だけど、私といる時はずっとおしゃべりしたりしてるし、仕事っていうより遊んでる?ママはいつも食べてるか、寝てる」との返事。
・・・。
彼女の言いたいことは分かる気がする。
【わたしの2月のとある一日】
・6時30分:起床 結構遅い
・7時15分:出勤 車で移動
・7時50分-9時20分:電車で移動
・10時-11時45分:職業能力開発に関する会議
・12時-12時30分:印刷屋さんにて打合せ
・14時-15時:こだわりのそば屋を取材
・15時-18時:事務所で仕事
・18時30分-19時40分:地域の子育て事業に関する打合せ
・20時-22時:電車で移動
・22時半:帰宅
・23時-25時:ブログ見たりオリンピック見たり
これ、働きすぎと思うかどうか。
サラリーマン的に考えると私の就業時間は10時から18時。あとは移動と、趣味の時間。その就業時間内も、食の安全やら就労の問題、印刷デザイン制作に関することなど自分のテーマで動いているのでとっても楽しい。
朝、家を出るまでの間はずーっと娘とおしゃべり。朝の占いに始まり、今日の給食は何かとか、今日学校で楽しみなことは何かとか。ご飯を食べながら、娘の髪を束ねながら、とにかく聞いた。
電車で移動した行き帰りの3時間半は、パソコンを広げてメールをチェックし、企画書等を作る。駅に着くまでの間に仕上げたい!と時間に追われるのですごく集中できるのさ。この日もひとつ書類を仕上げた。
車で移動する朝と晩の40分はもっぱら情報収集。NACK5をかけて、仕事場「埼玉」の情報に耳を傾ける。「なになにー、秩父のちぢれほうれん草ってー」!食の安全にこだわって野菜を育てている農家の「○○さん」なんて聞こうものならすぐにメモ。こんな私が今、気になっているのは埼玉のブランド米「彩のかがき」で作った日本酒「藍の里」。あー、昨日のソニックシティの試飲会行きたかったよー。
午前の会議では、私のテーマ「働くこと、生きること」に関する様々な情報が入る。げっ、平成18年度国の予算にあげられた「ニート対策費117億円」。これは厚生労働省だけの問題じゃないじゃん!文部科学省と縦割り行政のままお互いがこの問題について事業を進めたら抜本的な問題解決なんかできないぞ!税金の無駄遣いはやめてくれ~。
と、そんな午前の会議を生かして夕方の打合せ。NPO法人の代表として「子どもたちが自立した大人になるための具体的事業に関する方策」を仲間と一緒に話し合った。
その間、娘とあれこれ電話で話す。姪っ子と遊びに夢中だったらしく、「もう、切るよ!」と電話を切られてしまった。10時半、姉の家に娘を迎えに行く。眠っていた娘をおんぶして自宅へ。起きた娘は、30分ほど今日の出来事をあれこれ話して、11時過ぎにはまた、眠った。
こうみると、仕事って何だろうとつくづく思う。
私が動くこと、それが私にとっては全て仕事だし、その多くの部分に私の価値観、私のこだわり、が含まれている。そうして生きる自分の時間が「子育て時間」なのか、「仕事の時間」なのか、「遊びの時間」なのか私には分けることができない。
自分のバランスは「時間」をものさしにはできないと私はいつも思いながら、ひとつの行動にたくさんの意味を感じながら暮らしている。これがとっても充実してる!だから、自分ではこのライフバランスをとっても気に入っている。
こうして生きていられる自分、心からお友達や家族、地域の人たち、みーんなのおかげだよな~、とつくづく思う。「人」と共に生きていることを実感できることは本当にステキなこと。この日、私は50人以上の人とあいさつを交わし、会話をした。これを幸せと言わずになんと言おう!
【写真】埼玉県ライフワークバランス研究会ブログ
有限会社E-スタヂオ
私のチョー文、よく読んでくださいました。ありがとうございました。
充実感もやっていることも、人とは比べられんよー。私、自分の手帳を何年も前の分から時々見返すんだけど、どの時の自分もがんばっていたなーと思う。
大事なのは前を向いていることじゃない!プラス思考でいきましょう~!私はmamさんのいろいろなことに取り組む姿勢、その行動とっても好きですー。
mammumビジネスブログセミナーでお世話になりました。
ひとつの行動にたくさんの意味を感じる
って言うとんさんの日記に涙出ちゃう。うれしくて。
余計な心配おかけしちゃいました。私の勘違い!んー、リンクのmumさんですね!面接、とおるといいですね~。応援してます。ほんと!mumさんも、ぜひぜひご自分のブログはじめて下さい。楽しみにしています。もちろん社長様のブログも!
asaiさん、コメントに涙。ことばなし。
嬉しくて、嬉しくて。自分のライフワークバランス、誰も同調してくれなくても、それでも自分はこれで良いと思って生きている。
なんだか、それを言えた事は、思い切ったことだったの。こんな長い文章を読んでくれて、コメントまでいただいて、感激です。本当に、ありがとう!