埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

悩みは尽きない?

2022-01-31 16:24:21 | ライフ&ワーク
とある公立学校の校長先生からお電話をいただく。
「“さいたま”あんとれすくーるのようなビジネス体験プログラムを実施したい」というもの。“さいたま”あんとれすくーるとは、小・中学生を対象に会社設立から、商品の企画・仕入れ・販売・決算まで行う、実践的なビジネス体験プログラムで、さいたま市が18年も続けている。

活動を通し 「チームで働く力」「考え抜く力」「前に踏み出す力」などの社会人基礎力と、「起業家精神(アントレプレナーシップ)」を育む。

私はその学習プログラムの開発・運営者で、地域と連携したビジネス体験プログラムを15年実践してきた。これまで様々な学校で、多くの子どもたちや先生方と出会った。公募型(主に夏休みに学校も年齢も違う子どもたちが集まり会社をつくる)のプログラムでは、もう30歳を迎えようとしている卒業生がいる。

この体験プログラムは、理不尽だ。思い通りにはいかない。
がんばったから成功するわけではない。社会の厳しさや優しさ、独りよがりのむなしさ、仲間のありがたさ、悔しさ、苦しみ、情けなさ、感謝と喜びと、自信、そういうものに子ども自身が気付く。それを多くの地域の大人が支える。そこから、子どもたちが主体的になり、周り(社会)を意識するようになる。

なんて、素晴らしいプログラムなのだろう!(自画自賛)

なのになーーーーー。
あーーーー”、なのに私は無力だ。

「学校にはお金がないんです」と、先生。
「ボランティアではできないです」と、私。

市の事業として実施していたこれまで。コロナ禍で「イベント」が中止となり、子どもたちの学習機会も奪われた。わが社のプログラムは、予算なしではできないのか。

んーーーーー、悔しい。
私が、これをビジネスになるような形にできなかったからだよな。悔しくて仕方がない。今こそ、あちこちで実施したいプログラムなのになぁ。私こそ、ビジネス体験で学ぶべきだ(笑)

考えろ、考えろ…、私。
社会を支える人材の育成。それがしたかったんでしょ。

【メイン写真】
“さいたま”あんとれすくーる販売活動の様子。なんと13年前、第5期。このままのこの子を思い出す。もう20歳過ぎてますね。どうしているだろう…、会いたいなあ。

【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ

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