誠実さ、ということ

「誠実さ」とは何か、を実感した１週間だった。
なかなかブログを上げる時間が作れないのは、今、さいたま市経済部が行っている起業家教育事業が始まり、てんてこ舞いなため。

平成１４年頃から、チャレンジ精神やプラス思考、コミュニケーション力など、社会人として必要な基礎的な力をつけたり、自分の将来について考え、自己を探求したりすることを、体験から学ぶことができないか、と考え「キャリア教育・起業家教育」を実践してきた。

さいたま市のキャリア教育・起業家教育事業の受託は今年で３年目。
６月から、さいたま市浦和区の常盤小学校で、６年生を対象に、会社を設立、商品を仕入れ、販売、決算するというビジネス体験を行いながらのキャリア教育事業が始まった。

さいたま市のプログラムの柱に、「市内の事業者との連携」がある。
そこで私は、商品決定から仕入れまで、土日をはさんで５日間しかない、日程の中で複数の市内の事業者さんとの交渉を進めた。

そこで、感じたこと。「誠実さ、とは何か」。
事業の目的やお願いしたいことがらを説明する。わかってくださる方、わかっていただけない方、それぞれ。私の言葉が足りないのか、情熱が足りないのか・・・。
「そんなことしてないで、ほかにやることがあるだろう」などという言葉も聞かれた。自分の無力さを痛感する。だけれども、協力をしていただき、子どもたちの企画を成功させてあげたい。地域でこれからを担う人材を育てる、その大切さをわかっていただきたい。そんな思いで、事業者さんにお願いをする。

事業協力はもちろん、私を励ましてくださる事業者さんもたくさんいて、涙が出た。
「ありがとうございます」とお礼を述べながら、言葉に変えることなどできない感謝の気持ちが湧いてくる。私自身が、誠実である意外にない、と思った。

誠実さ。難しいけれど、心で生きよう。
皆さま、本当に、ありがとうございます。子どもたちには、自分たちのためを考えて見守ってくださる大人が地域にいることを感じてほしい。いえ、感じているはずです。そうして、子どもたちが人を大事に、協力し、夢に向かってチャレンジしていける人に育つことを願っています。

有限会社E-スタヂオ