プライマリーバランスの話しから

財政の健全化を掲げた小泉首相。全体の歳入から国債発行による歳入を引いた歳入と全体の支出から過去の借金の元利払いを除いた支出のバランスのことを言うらしい。これが黒字になれば、財政は健全化する。赤字のままだと、永遠に借金を増やして行くことになる。2004年度決算では19兆円の赤字。2010年には黒字化を目指すと小泉内閣は言っているが、まだまだその具体的手法が見えてこない。質疑の大事な15分間を他の政党の批判に使ってしまうというあきれた態度。気がついたら必要な公共投資が削減され、増税が決まっているなんてことになりかねない。ただのおかあちゃんだってちゃんと見ていかねばねー。私にできるのは選挙で1票を入れることくらい。でも、それがとても大事なことなんだ。さて、それどころじゃない。私のプライマリーバランス（！）こそ、早く健全化したい！

今がこらえ時、それは分かっている。しかし、なにせ小さな会社。1日1日の資金繰りが勝負だ。今日も、期待していた大口の入金がなかった。それだけで、支払いの予定が大きく狂う。支出のタイミングはとても大事だ。さてとんさん、どうする？夜、働きにでも行くか？いやいや、それはまだ早い。その前にできることがあるだろー。

仕事は忙しい。すでに2006年8月までの基本的な仕事はほぼ決まった。収入の見込みはあり、先行きはとっても明るい。ここで倒れるわけにゃあいかない。くやしい～。お金を回すことに奔走しているような今のタイミング。あー、この苦労から早く脱出したい！

改めて「事業」の厳しさを実感する。
夫の稼ぎの裏で、「自分の好きな仕事をしたい」などと動いていたフリーランス時代。生活の経済的な柱は「夫の給料」だったから、資金繰りの苦労などはしなかった。もう少し幅を広げて「SOHO」を名乗り仕事をしていた時も、同様。好きな仕事を選び、結構気楽に仕事をこなしていた。開業届けを出して個人事業者となった。その頃から、「生活の足し」的な仕事から脱し、社会的責任を感じるようになった。そうして今。より大きな責任を外にも、内にも感じている。お金を回すことの楽しさと大変さを実感。いや、そんな気楽なものじゃないかも・・・。

法人化して4ヶ月。
私のプライドが形を変えた。「自分の仕事を認めてもらいたい」とこだわりをもって始めた仕事。それを評価されることにプライドを感じていた頃。しかし、今は「きちんとした仕事をする」のは当然で、自分の事業を育て継続させることが私のプライドになった。そのためなら、頭をさげてお願いすることなどなんでもない。失敗したら飛んでいって謝る。自分の思いをきちんと話し、時に浴びせられる厳しい言葉も「叱咤激励」と考えてひるまずに進まねば。自分の会社を守るためにバカになったり、人と戦うことだってある。悔しくて泣くのもしょっちゅー。それでも、仕事を続けたい。それを支える私のプライド。

早く収支を安定させて、このプライドが「笑い」につながるようにがんばろー。今日も入金がなくてちょっと泣きそうだった。こらえる。泣いている場合ではない！入出金のタイミングひとつで会社はつぶれる。入金日の確認が甘かった。泣いていても始まらない。私は負けない。お金には負けない。自分にも負けないぞー！

【写真】本日の私のランチ。上海の人が経営する上海レストランの「ホイコーロー」。本格的な味！なのにデザートまでついて780円だよ～。

とんさんち