数量化とは、自然や社会の諸現象を数字と数学(微積分学)によって説明することである。
数量化は、『大きい、小さい』、『より大きい、より小さい』など、主観的、定性的な表現に依存していた研究手法を、客観的、定量的にあらわすことを可能にした(定性、定量は『超入門経済学(その8);コメントへの返答』を参照)。 近代の科学技術は一気に進歩し、100年前には夢にもなかった様々な文明の利器を生み出した。 我々が生きている便利な現代社会は、すべて数量化のたまものである。
数量化の代表的学問といえば、ニュートンに始まる物理学である。 以降、自然科学と呼ばれる学問では、自明の方法論になり、理学、工学、医学は長足の発展を遂げる。 ところが文系は、現在でもほとんど数量化は進んでいない。 その中で唯一、曲りなりにも成功した学問が、経済学である(自然科学には比べるべくもないが)。
今日はちょっと短いですが、ここまでにします。 読了ありがとうございました。
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