永崎士道の建設業徒然なるままに、時々国防とグルメも

主に建設業の話題を書きたい。
私自身建設会社の社長だったので、
業者贔屓の発言も大目に見てください。

富国強兵のための中成功

2012-10-05 | 中成功までの哲学

ここ5回のブログを見ていた憂国の友から、『国防が急務のご時世に、なんでカネ儲けの話ばかりしてるんだ』というお叱りメールが入ったので、今日は返答も含めて動機を語りたい。

タイトルがそのまま答えになっていると思うが、強兵(国防強化)の基本は経済力である。 古今東西、この原則は全く変わらない。 中国が今回これほど強硬にでてくるのも、すべて経済発展による自信と軍事力の増大にある。 対して、日本のヘタレ外交はどうだ! 『天然平和ボケ』の文化・民族性にもあるが、経済力衰退による自信喪失が、自虐的な亡国外交に拍車をかけている。

『一身独立して、一国独立す』。 福沢諭吉が唱えた原則に、いま日本人は戻らなければならない。

はじめに福沢は、国家とは人の集まりなのだという。 そして、国家が人の集まりなら、国の独立とは、国民が独立するということだという。 これが「一身独立して、一国独立す」という意味である。 『独立』とは、他人の力に依存しないことであり、それは、他人の知恵と財をあてにしない生き方である。

国民に独立心がないとどうなるか。
1. 国民が国のことをわが身に引き受けようと思わず、国のことを憂い、国のために尽くすことがなくなる。
2. 国の中で独立できないものは、外国に対しても独立の権義をもつことができない。

さらに、福沢曰く、独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり。

まるで、今の日本政府当局及び日本の企業とマスコミのことを言っているようではないか。 よって、国を愛するなら、まずは自己の独立を確立するべし、ということだ。 

経済的には、金融及び不動産収入だけで生計を営めるようになるのが理想だが、最低限、国の補助金や財政支出から自立した商売を営むことである(そのための方法論として『とにかく合併だ!』を書いている)。 国の財政赤字にぶら下がるのではなく、『赤字を黒字に引き上げてやる』ぐらいの気概を持った中成功者がぞくぞく出てくれば、日本人の自信回復にもつながるだろう。

以上が、『中成功までの哲学』を書いている理由である。

今日も読了ありがとうございました。 おやすみなさい。  



 


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