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永崎士道の建設業徒然なるままに、時々国防とグルメも

主に建設業の話題を書きたい。
私自身建設会社の社長だったので、
業者贔屓の発言も大目に見てください。

談合(カルテル)ブレーンストーミング(その6)

2012-06-06 | 談合
前回に引き続き市場の外部性について。

金融ビッグバンは、既存の金融業を自由化しただけではない。
あらゆるものを金融商品として自由に売買を始めたのである。既存の金融業だけであれば、今のような世界的混乱は起きなかっただろう。
商品先物から始まって、日経平均、天気などの全く実体のないものにまで価格をつけ、デリバティブ(金融派生商品)などという素人には全く意味のわからない名前を付けて世界中で売りまくった。
いっとき、家事労働の市場価格換算が注目されたが、これなどは家庭の中まで金融自由化の枠を広めようとしたものである。
理論的には、投資対象が分散されているほどリスクはヘッジされるから、金融商品の対象が広がれば広がるほど、損失を被る確率は減少する。
100個の卵を一つのカゴに入れる場合と、10個のカゴに分散して保存する場合を考えればよい。

そして、90年代後半に入ると、市場枠の拡張は、地球環境にまで触手を伸ばしてきた。
もっとも代表的なのが、二酸化炭素の排出権取引である。排出される二酸化炭素に価格をつけて、国際的に売買するものである。

今日はここまでにします。おやすみなさい。

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