今日は談合ブレストはお休みして、先日見た映画のコメントを書きます。
ある宗教団体が製作した映画だが、エンターテインメントとしても結構面白かった。日本が隣国の共産主義国家(オウラン共和国)に占領されてしまう、という日本国民に対して警告を発する内容。 CGのレベルも高く、東京が制圧されるシーンは非常に臨場感があった。国防に関心の薄い方にこそ是非お勧めします。
ただ、オウラン軍の使用兵器が、戦闘ヘリアパッチやアサルトライフルM16などのアメリカ製だったのが、リアリティーを殺いでしまって残念だった。
それにしても日本国民の天然平和ボケは本当にどうしようもないな。日本の歴史はあまりにも恵まれすぎているから、無理もないが。
この映画に足を運ぶのは、もともと国防に関心のある人だろう。しかし、18時20分開始だったのに、客は私のほかに一人しかいないのには正直驚いた。地方の小さい映画館は客の入りは少ないが、先週同じ映画館で関羽を題材にした中国映画を見たときでも、10人ぐらい入っていた(あまりにもベタな内容と演技で途中で出てしまった)。 映画のようにオウラン共和国の極東省として、300年くらい奴隷支配されない限り治らないだろうな。
大学院では都市計画を専攻したが、近代社会科学の父と称されるマックス・ウエヴァーの都市の定義にはびっくりした。彼によると、城壁の有無が都市と農村の区別だそうだ。城壁に囲まれているのが都市、囲まれていないのが農村。
この定義で行くと、日本には有史以来、都市が存在しなかったことになる。平安、平城京はもちろん、人口百万を抱えた江戸八百八町もただの巨大な農村ということになる。
実際、日本だけが例外で、洋の東西を問わず都市は城壁に囲まれていた。中国語で都市は『城市』とかくし、ロシアのクレムリンは要塞、英米に多い○○チェスターのチェスターは城、ドイツに多い○○ブルグのブルグも城、アメリカの金融街ウォールストリートはその字のとおり、もともと城壁のあったところに作られた道路。 日本の都市に城壁がなかったのは、もちろん異民族の侵略や大規模な盗賊から身を守る必要がなかったから。 本当に日本の歴史、都市だけが、例外中の例外、特殊中の特殊なのである。
この特殊性を知識としてすら知らない日本人が多すぎる。ほんとうにやばいな。
今日はここまでにします。おやすみなさい。
軍事衝突が無く政府間交渉であっさり占領されましたが、民主党政権下では有り得る事なので、リアルでした。
沖縄では中国人工作員がオルグとなって琉球独立運動が起きています。
帰化人の子孫である仲井真知事がオスプレイ配備に反対していますが、地方の首長が防衛問題に強い発言力をもつ国は異常です。
遠くない将来、「琉球共和国独立宣言」の臨時ニュースを目にすることがあるかも知れません。