は・な・し・の・種

話の種のつきるまで・・・

「どろん どろん」

2013-06-12 | 暮らし

  
 どろんどろん・・・ と言えば
「歌舞伎で幽霊が消える 際に使われる効果音からきた言葉」 
消えるときだけ・・・? 現れる時もじゃ? ではありますが
  6月 鑑賞会は 「どろんどろん」 ―裏版「四谷怪談」  劇団民芸

お話は 四谷怪談★ と思いきや 
芝居の大道具師★長谷川勘兵衛・11代目(1781~1841) の物語 でした
道具の仕掛けをめぐって
作者・鶴屋南北 役者・尾上菊五郎 そして 勘兵衛  三者の意地のぶつかり合い
お芝居の成功には それぞれが 自分こそが 無くてはならない存在であると譲らない けれど
それでも 又お互いに 無くてはならない存在であると認めているわけで
そのすりあわせから より良い物が生まれてくる! というのを実感でき おもしろい舞台でした

役者はともかく いわば裏の大道具方も 技術の開発に力をそそぎ
歌舞伎隆盛の牽引役として 現在17代目に 脈々と受け継がれている由
こんな時  積み重ね 受け継がれてゆく物のすばらしさ を 感じます
時に大向こうから 「長谷川!」 と声がかかる事があるとか***
 ← webより
受け継がれる と言えば この写真・2010 大滝秀治★さん で ありました