は・な・し・の・種

話の種のつきるまで・・・

ぴかぴか★

2013-06-27 | 暮らし

梅雨寒の雨もすっかりあがり 誰の不具合も無く繰り出した
年に一度の歌舞伎鑑賞は 歌舞伎座新開場 柿葺落・6月大歌舞伎
新装成った歌舞伎座をみる おまけつきでもあり 楽しみにしていた

地下鉄の改札を出るなり歌舞伎座! と言う雰囲気で いきなりお弁当を売っていたり
お祭でも出来そうな 広い構内?が広がっていて そのまま入ってゆきそうな気配だったけれど
そこは 一旦エスカレーターで 地上に運ばれ
何の違和感も無い今までどおりの正面の いえ ぴかぴかの唐破風★をくぐった


5階に 屋上庭園★があると言うので 上がってみた
当然ながら 広くは無く 樹木は小振りな落葉樹 芝 下草少々
先人の碑 と 黙阿弥の石灯籠と蹲(つくばい) 等

併設の高層ビルは 正面に居るかぎり 殆ど気にならず 
白いライン*が何処までも青空に延びていた

                            ■  ■ 
        肝腎の出し物は

   一、鞘當(さやあて)   不破伴左衛門  橋之助
                      名古屋山三   勘九郎

   二、喜撰
(きせん)     喜撰法師 三津五郎
                       お梶    時蔵 
   

   三、俊寛(しゅんかん) 俊寛僧都  吉右衛門
                    丹波少将成経 梅 玉 
                    海女千鳥    芝 雀  
                    平判官康頼   歌 六 
                    瀬尾太郎兼康 左團次
                                         丹左衛門尉基康 仁左衛門

開場を待たず 名優二人が続いて亡くなり 何か不吉な衝撃がありましたが・・・
    ・・・けれども 歌舞伎には いつの間にか次の世代の名優が育ち 居並び
   舞台を守り 輝かせてきたのです  それを伝統とよぶのでしょう
   血と才能は 子へ孫へ と 延々と受け継がれ 
   それこそが 世界に誇る伝統芸能の有り様 なのです・・・
          千も万もおめでとう     ー瀬戸内寂聴ー

たまたま昨晩 隈×真理子対談★ を見た
歌舞伎座再建に関してのお話も数あり おもしろかった
ちなみにお二人は30年来の盟友 とか
新しい歌舞伎座の感想を聞かれ ‘
新鮮な既視感 かな?’ と真理子氏 
さすが 作家  言いえて妙   6/30