寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

真っ白いのが代わりにご挨拶。

2005年05月24日 22時21分05秒 | オンライン古書店
寅の子文庫、只今、ねこが代わりで番しております。
鬼の霍乱と申しましょうか。いえ決して下心などございませんでした。
自分の車はもとより、カミさんの車まで一生懸命に洗ったのが命とり。
ワックスをかけたところで無常にも、悪戯な五月の通り雨に打たれてヌレねずみ。
お手伝いを頼んだ、とらのこ共々枕を並べ、店主は月曜朝から39度の熱に臥しておりました。

病院で大きなビタD注射を打ち、ロキソニン・ムコスタ・ダーゼン錠をもらい
普段夢など見たこともない輩が、このときとばかりは悪い夢にうなされていたそうな。
今朝、ようやく病の床から這いずり出たところでございます。
髪はボサボサ、眼はうつろ。見るに見かねての、取って置き、真打ち登場でございます。
(と言う訳で、我家の縁側を預かる『シロ』が代わりにご挨拶。)

神戸市のTさん、遅くなりましたが本日代引にて間違いなく発送完了しております。
明日の夕方5時過ぎの配達となりますので今暫くのお待ちを、どうかお願い申し上げます。

東広島市のTさん、到着・ご入金のご連絡、丁寧に有難うございました。
1冊UP忘れがございました、ダビンチ博物館を先刻、載せましたので
またいつでもお越しください、お待ち申し上げております。

世田谷のKさん、お礼の写真メール、楽しく拝見致しました。私もポツリポツリ勉強中です。
手話の本、また探して歩きますのでどうぞ、いつでもお立ち寄りください。

海ねこさん、注文の本2冊、ポストの中に見つけました。目方を量ったら重量オーバー、
送料、足を出させてしまいました、すみません。早速にも【寅】の本棚へ陳列させて頂きます。
楽しい切手・新作の栞ともども、お心遣い有難うございました。

明日からは主人もまた元気に復帰致します。
みなさん、どうぞこれからもご贔屓に、宜しくお願い申し上げます。

(それから気をよくしたシロは庭を飛び回り遊んで真っ黒になり、叱られてお風呂に入りましたとさ)

7冊のカラーブックス136~142まで。

2005年05月24日 00時18分25秒 | カラーブックス
【7冊のカラーブックス】 今週は136番から142番まで掲載します。

136番【鎌倉の寺】永井路子/初版42年12月1日
137 【アクセサリー】竹久みち/初版42年11月1日
138 【巡礼の寺】三浦美佐子・小川光三/初版42年11月1日
139 【油絵入門】伊藤継郎/初版42年12月1日
140 【名画に見る世界の裸婦】山川清・沢野井信夫/初版43年1月5日
141 【カラー歳時記・花木】松田修/43年1月5日
142 【小住宅】井手正雄/43年2月1日


136番【鎌倉の寺】は永井路子さんの執筆です。
昭和39年に『炎環』で第52回直木賞を受賞され、新進気鋭著しい時代に書き上げた1冊です。
奥付にお若くとてもきれいな永井さんにお会いできて嬉しいです。

137番【アクセサリー】は竹久みちさんが誰にでも出来る簡単なアクセサリーの作り方として、
丹精込めて書かれています。表紙のモデルさんが良いですね。恐らく、表紙で選ぶカラーブックス!の
一番人気ではないでしょうか。その後の竹久さんについては意見分かれるところがありますが、
この137番はカラーブックス史上に燦然と輝いて、永遠に不滅です。
本文2~3頁の授業風景に見る竹久さんはとても良いお顔をしていらっしゃいます。

141番【カラー歳時記花木】の松田修さんはカラーブックス再登場。
97番・万葉の植物についで2冊目の執筆です。現代教養文庫の昭和35年前後にも
精力的に4冊の花の本を書かれています。松田さんの特徴は単に花の図鑑としていないことです。
生活を読み、ゆかりの文学和歌を織り交ぜ、万人が読んで親しみやすい仕上がりになっています。
道端の花を見つけて万葉の歌がスラスラ出て来るなんて素敵ですね。

『さらば、ガク』を見た。

2005年05月21日 22時27分00秒 | オンライン古書店
さらば、ガク

文芸春秋

このアイテムの詳細を見る

野田知佑さんは知る人ぞ知るカヌーイスト。
その自由奔放な生き方に時として憧れる。
カヌーを背負って『日本の川を旅する』、果てはカナダ、アラスカ、ニュージーランドまで。
一方では、一市民の立場からお役人の矛盾極まりないダム建設や、河川改修工事を痛烈に批判する。

本の中で野田さんは凛として涼しい顔をしておられる。相棒『ガク』の顔つきも猛々しく抜けが良い。
自由とは、自らを自らが律するということ、これが一番厳しい生き方かも知れない。
自然の中にいると、イヌと人間は生きものとして、正に対等になると言う。
カヌー犬『ガク』は自由を愛する野田さんの、カヤック前席を15年近く守り暖めてきた。

そんな野田さんが『ガク』との『カヌー式生活』を楽しい1冊の写真集に収めた。
随所に二人の友情の絆を感じ、頁をめくる度に机上で共に過ごした、あのユーコンの荒野が甦る。

『野田ガク』世を去り八年が経つ。

道祖神、庚申塚寸景。

2005年05月20日 02時28分56秒 | 石塔石仏~埋もれていく風景
現場へ向う途中で見た光景。
道祖神の類は富士川以東、静岡東部/駿東地域・富士山麓・伊豆半島において
全国平均より分布密度が高い。ことに富士宮周辺は双体道祖神の宝庫。

後の禿山は海抜25メートル、25000分の1の地形図【韮山/静岡2号-2】で確認しても
等高線はわずかに2本しか認められない。
禿山は一連の、沼津アルプス、と呼んで親しい山塊の突端に位置している。
奥に進むに連れて山は深まり、志下坂峠と言う、かっては駿河湾に接した、
(旧駿東郡静浦村)から海産物を運び、
こちら山側からは村の子どもたちが海水浴に通った峠道へと続いている。
その道も五月の成長著しい夏草に今日、呑み込まれようとしている。

今でこそ、のどかで良い風景と、一言で片付けられてしまうが、
もしもこんな景色にバッタリ出食わしてしまったら、
先ず車を降りてみる。石の温もりに触れてみる。
そして建立年月の碑刻を指で辿り思いを馳せてみる。
道祖神を彫り、庚申塔を建て、馬頭観音を祀り、田の神に祈った遠い時代を考えてみる。
石への信仰心は無くとも、今日生きていることへの感謝の思いに心で手を合わせてみる。

普段からそんな作業をしている。
道祖神の本UPしました。

7冊のカラーブックス129~135まで。

2005年05月16日 22時26分52秒 | カラーブックス
【7冊のカラーブックス】 今週は129番から135番まで掲載します。

129番【ヨーロッパドライブ旅行】玉井勝美/初版42年7月1日
130 【武蔵野の石仏】加藤けい/初版42年7月1日
131 【カラー歳時記・虫】 串田孫一・浜野栄次/初版42年8月1日
132 【ばら~その品種と栽培】高嶋四郎/初版42年9月1日
133 【船の旅・瀬戸内海】徳山静子・甲斐康夫/初版42年9月1日
134 【食べられる野草】辺見金三郎/42年10月1日
135 【カラー歳時記・鳥】黒田長久/42年10月1日



129番【ヨーロッパドライブ旅行】はまだ海外旅行が高嶺の花であった時代に、
海外駐在の職にあった著者ならではの為せる車旅、今の時代でもこう派手には出来ませんね。
トヨペット『真紅のコロナ』で北欧四カ国を皮切りにドイツ、フランスと回り、イギリスへ渡る。
再びドーバーを返して南仏、イタリア、スイス、ルクセンブルグと旅は更に続く。
目で見て楽しいドライブ旅行。傍らに中学高校の地図帳があると楽しさ倍増です。

131番【カラー歳時記・虫】は浜野栄次氏の接写が飛びぬけて良い。
人ひとり、皆顔形が違うように登場する90種の昆虫たちは一匹一匹、とても表情豊かです。
40数年前に精一杯生き抜いた虫たちを今、本の中に認めつつ、改めて庭へと目を配る。
小さな命が誰にも見られず黙々と、次の世代へとまた命を継いでいきます。
虫けら、などと言う言葉はもう使わなくなりそうですね。

彷書月刊5月号、届きました。

2005年05月12日 20時21分46秒 | オンライン古書店

彷書月刊、届きました。
彷徨舎様にはリンクの件で大変お世話になりながら、
発行誌を読まないと言う不埒な態度、ここに深くお詫び申し上げます。

ゴールデンウィーク中に【書泉ネバーランド】さんに薦められたことも重なり、
遅まきながら6月号から定期購読開始します。今月号(5月号)はサービスでご送付くださいました!
本当に有難うございました。

A5判95頁、今月の特集は33頁に渡る◆ラジオの広場/玉置宏さんのインタビュー目玉です。
連載マンガ【ブンブン堂のグレちゃん】ほのぼの味わい深く、チョッピリと切ない良いストオリィです。
ネバーランドさんの1頁広告も確り掲載されていました。
他、企画、天こ盛りの内容で、半年3600円 / 1年7200円です。
セット売りバックナンバーも1990年から出ております。

どうぞ、この機会に定期購読をお薦め申し上げ、
罪滅ぼしとさせて頂きました。

テンヨープラパズル届きました。

2005年05月11日 15時45分36秒 | 生活手帳
注文していた、テンヨープラパズル、届きました。
左側のオレンジ色がNo783改め『テトロミノ』(10X7X1センチ、コマ10枚)
形/大きさとも30余年前、母に買って貰った当時と変らない定番、傑作です。
裏書き説明書も時を経てオシャレになりました。お気に入りだったあのコピー、
~FACOM270-20は783通りを20分間で記録しました~、の文章はもう有りません。

右はペントミノ。サイズはテトロミノより若干大きく、13X8X1センチ、コマは12枚です。
裏書き説明書には、『難易度3、入れ方は2339通り、1日ひとつ作ったとしても、
全部の組合せを見つけるには6年と5ヶ月かかります~』とあります。
どうぞ、挑戦してみてください。

最後にもう一つご紹介!最高峰のNo600プラパズル(難易度5超)

こちらの組合せ数は、1,000,000,000通り、No783と一緒に買いましたが、
唯、1通りすら出来ずにお蔵入りとなりました。
(10億通りも組合せがあるのに1通りも出来無いと言うスゴいパズル)

新旧一同に会して机の上も賑やです。
テンヨーさん、良いおもちゃを有難うございました。
可愛いオレンジ色のテトロミノを、
もう腰の曲がっている母上様へ差し上げました。

プラパズル テトロミノ
クリエーター情報なし
テンヨー

プラパズル ペントミノ
クリエーター情報なし
テンヨー

7冊のカラーブックス122~128まで。

2005年05月09日 21時18分41秒 | カラーブックス
【7冊のカラーブックス】 今週は122番から128番まで掲載です。

122番【大和路の石仏】入江泰吉・嵯峨崎司朗/初版42年3月1日
123 【日本の銘菓】鈴木宗康/初版42年4月1日
124 【駅弁旅行】石井出雄/42年4月1日
125 【ペット】矢島文雄/42年5月1日
126 【テーブルマナー】石倉豊/49/10/1 *重版(初42/5/1)
127 【世界のミニカー】中島登/42年6月1日
128 【新しい熱帯魚】牧野信司/42年6月1日


122番【大和路の石仏】は入江泰吉・牧野貞之両氏の美しい撮影と簡潔な文章で誰にも楽しい、
野の石仏散策の入門書です。剣の道柳生の里の疱瘡地蔵、も掲載されています。
126番【テーブルマナー】は当時、雅叙園観光の常務でありました石倉豊氏の執筆です。
激務の中、時間をこじ開け私ども苦学生にご講義くださりました思い出の1冊、
本冊はカラーブックスにしてカラーブックスにあらず、当代随一、マナーの教科書です。
今回、このナンバーに限り重版本を本棚に載せました。



ゴールデンウィーク、連休もあと1日、で総括してみた。

2005年05月08日 00時17分39秒 | オンライン古書店
ゴールデンウィークも残りあと1日。
寅の子文庫、今日までの9日間をまとめてみた。

[1]今日まで(4/29~5/7)に発送完了した本
*芹沢光治良・弧絶/400円 *同告別/300円 *カラーブックス112きもの/800円
*日本の高校/400円 *岩波写真文庫188離された園/1000円
*人生の教科書[よのなか]600円 *現代アジアの肖像6-金日成金正日/1000円
*決定版震災自衛マニュアル/600円 *日本映画名作全史-上/400円 *同下400円
*植物生産生理学/1800円 *それぞれのスペイン/500円
*生贄の島-沖縄女生徒の記録/300円 *長崎市長への7300通の手紙/500円
*ひめゆり-女師一高女沿革史/2500円
~以上13冊 売上11,800円
お買い求め頂き、有難うございました。あいにく連休を挟んでいます、
通常より配達が遅れる場合がありますが、どうかご容赦下さい。

[2]新規に相互リンクご協力頂いたお店~5店舗
京丹後わいわい書房
古本屋グラッパ
書泉ネバーランド
たお書房
りんご書房

【書泉ネバーランド】のフック船長からお薦めのあった彷書月刊すぐに定期購読、申し込みました。
以前、【海ねこさん】の表紙にあった無料サイト内検索、とても重宝なので早速、
【古本屋グラッパ】さんと、【京丹後わいわい書房】さんに伝授しました。
グラッパさん、失うものなど何もなし、さあトライ! なさってくださいまし。
わいわい書房さん、ハープギターいつか聴きに行きます。
(コンサート場所を勘違いしていました、フレンチレストランCHIC でした)
【りんご書房】さん、[居合]の件、承知しました。必ずやご連絡致します。

~指1本で打つブログ日記も大分、早くなってきたようです~
今、滑り込みで【たお書房】さんが間に合いました、メール有難うございます。
ご近所のよしみ、パソコンの達人が居て勇気100倍!宜しくお頼み申します。
~等云々、楽しいお話盛りダクサン。

この間、子どもとカミさん実家へ送り、家を出たのは冊子小包の発送に局の時間外窓口と
梱包用に使う空き箱を貰いに近所のスーパーに行ったくらい。
結局、行楽にも行かず、いよいよ最後の日曜日は朝から町内総出のドブ掃除でジエンド。

今、オンライン古書店花盛り、でもなかなか一人では立ち行かない場合もあるかと思います。
そんな時にご同業皆さんと気軽に連絡が取れ、50対50の情報交換の中に活路が見出せれば
お互い、より良いお店作りに更に精進できるのでは。
今回、沢山勉強できました、また明日からガンバロウ!と、元気をいっぱい貰いました。
皆さん、有難うございました。

最後に、
隣で寝息を立てている子どもとカミさん、好き放題させてくれて、ありがとう。

明日は母の日です。

いちばんやさしいプラパズルNo783

2005年05月03日 21時23分49秒 | 生活手帳
手軽に遊べて楽しいゲーム。
いつもバックの中に入れてかさばらない、これがないと愛煙家の禁断症状と似てツラい。
気分転換に、頭の柔軟体操にと重宝している。
最近、とらのこも一緒にこのパズルにチャレンジ!

遊び方は簡単。同じ形が各2枚ずつ、計10枚で長方形のプラケースに収めるだけ。
調子が良い時は一つ作るのに30秒かからないが、頭が重いと3分かけても出来ない。
ケースを裏返すと説明書きが読める。
『783通り、、それがこのプラパズルの全組合せです。
 電子計算機FACOM270-20は783通りを20分で記録~』とある。

今はもう無いが昔、三島広小路商店街の十銭屋というおもちゃ屋で1個、買ってもらった。
拓本?を取ってないので正確でないが、30数年も飽きずに遊んで100通りも出来ていないと思う。
まだあるのか、と思いついて検索をかけたら出てきた!
今夜、2個目を注文した。

プラパズル テトロミノ
クリエーター情報なし
テンヨー

プラパズル ペントミノ
クリエーター情報なし
テンヨー

《ブログ内関連記事》2005年5月11日
テンヨープラパズル届きました、の記事