夏場はたいしたことはないが、これから冬に向かい寒くなるにつれ、光熱費(電気・ガス)が右肩上がりにかさむ。我が家では、過去1年間の光熱費を毎月平均に直すと電気代11,990円(40A)+ガス代14,418円=26,408円と大きい。先月、アトム電器チェーンの販売代理店という会社が、わざわざ焼津のほうからエコキュートを売り込みに来た。聞けば従来のガス給湯器をエコキュートに変えるだけでガス代が大幅削減でき、その浮いた分をエコキュートの返済に充てるので新たな出費は一切かからないという。折りしも東京電力沼津市店の生活営業グループという処から、設備の売り込みとは無関係に、家庭における電気の使い方、ライフスタイルに合わせた電気料金メニューご紹介の電話があり、エコキュートについて訪ねると、親切にも導入後の試算を郵送してくれた。両者の話を比べてみると、代理店ではガス代が現状の9割、電気代も2割安くなるというシュミレーション(電気料金メニュー:[電化上手]利用)に対して、東電のそれは電気代が現状の1割増し、ガス代については数値の提示は無かった。その後、日時を合わせて母さんと二人して代理店の話を聞いたが、其の日の夕方までに導入の返事がほしいと強引な勧誘だったので頭を冷やして(旨い?)話は御破算にした。そんな経緯をご町内で馴染みの電器屋さんに話してみれば、メーカーこそ三菱電機(代理店)とパナソニック(ご町内)の違いはあれ、代理店より安い見積りが出る。今、導入すれば補助金制度で国から助成金41,000円の支給もある。上手に使えば確かに光熱費節約は期待でき、家庭のCO2排出削減にもなる。思い切ったが吉日で、ご町内の電器屋さんでエコキュート導入に踏み切る。
◎10月9日、工事前
新築当時から使っていたガス給湯器は11年で壊れ、二代目の給湯器(リンナイ)は設置してまだ6年しか使っていない。
◎10月10日、基礎工事
タンクは満水で470リットル貯まるので、重みで傾かないようにコンクリートを打ち、乾くまで一週間の養生。
◎10月12日、200ボルト専用電源の電気工事
従来のガス給湯器は100ボルトだが、エコキュートは200ボルトが要るので、その配線工事と分電盤の空きに専用ブレーカーを取り付けた。
◎10月16日、本体設置工事完了
台所のコンロは継続して使うのでガス配管は風呂場のみを切断撤去、また従来の風呂釜の追い焚き用配管が腐っていたので新品に交換した。夕方、試運転をして説明を聞く。
◎台所用のリモコン
従来のリモコンと使い勝手に大差はない、これならバアバでも使いこなせる。
まだ昨日の今日なので、使い方も要領を得ないが、今後一週間は[おまかせ節約]運転でエコキュートが実際に使った湯量を学習し、その上で生活状況に合った最適な運転方法(深夜割安の電器料金をフル活用する)にするつもり。来週中には東電(東京電力)の電気料金プランが[従量電灯B]から[電化上手]に切り替わるので、メーターの交換工事がある。なお国からの補助金41,000円は今月末で今年度は終了してしまうので滑り込みセーフ。購入代金の支払いは月賦にして8,300円を8年間払う。最終的にいろんな意見から試算すると新たな出費はゼロ円で、辛めに見ても月々3,000円程度の光熱費節約ができるのではないかと思う。勿論賢く上手に使わなければ何の意味もないのだが。
◎導入した製品名:パナソニック製エコキュート460L/HE-K46CQS
◎この記事は今後も継続して追記していきます(10/18)
◎追記~10/22
昨日21日、東電(東京電力)がブレーカーと電器メーターの交換工事に来た。
ブレーカーは40Aから60Aに交換、右側円内がエコキュート用専用ブレーカー。
メーター(電力量計)はデジタルになった。
今日、漏電チェック(静岡電気安全サービス)も無事に済んで、いよいよ電気料金メニューがこれまでの[従電電灯B]から[電化上手]に切り替わった。主な違いは基本料金が1,092円から1,260円と168円上がったが、午後11時から翌朝7時までの電気代が9,17円(従電22,86~24,13円)と断然安くなる。この深夜~早朝間を上手使ってエコキュートでお湯を沸かし、洗濯を済ませればその分、電気代がお得な上、お風呂のガス代もなくなるので光熱費が節約できるという訳。果たしてそんなうまくいくのかどうか!
◎追記~11/5
エコキュート本体は基礎コンクリートにアンカーボルトで固定しているとは言っても縦長不安定な上、満水状態で重量600kgにもなる。ネットで検索すると無残にも傾いているお宅もあるではないか。まさかウチに限って!からでは遅いのだ。念には念を入れて、基礎コンクリートの補強を敢行した。
105×85×厚さ10cmのコンクリートを打って基礎コンクリートを継ぎ足した。素人の日曜大工なので材料は目分量で適当~セメント一袋半約40kgの他、砂110kgと砕石130kgをホームセンターで購入、使い切った。底を軽く掘り下げ、砕石を敷いてカケヤで均した上に、10mmの異形鉄筋をグランダーで切断して枠をつくり、コンクリートを流し込む。結果として隣地境のブロック塀まで基礎を広げたことになるので先ず傾くことはないと思う。普及のほどは全国的には分からないが、新築中の家を観察するとこの近辺(静岡県東部)では殆どエコキュートを採用しているようだ。
●設置後の毎月の光熱費の推移比較はこちら
エコキュートに替えて、光熱費はどのくらい安くなったか!、の記事(10/4/17)
エコキュートにして光熱費はいくら浮いたか~導入1年を経過して。、の記事(11/1/20)