CQを出さないアマチュア無線家にも、
5年に一度、局免許の更新がやってくる。これをサボると違法運用となり「一年以下の懲役又は100万円以下の罰金」という痛い目に遭うこともある。現に毎年若干名が見せしめの為テレビニュースで吊るし上げられている。更新手続きは面倒ではない、ただ「有効期間が満了する一ヶ月前までが提出期限」となるのでうっかり期限切れにならぬよう注意する・・・実は昨日、新しい無線局免許状が無事届いてまた5年間お世話になる。
父さんの場合、平成20年3月5日(明日)が有効期限で更新に気がついたのがなんとちょうど一ヶ月前の2月5日の朝だった。すぐさま所轄の東海総合通信局に電話をかけると今日(2月5日)を過ぎると更新手続きは無効になるので今日の消印で簡易書留にして送るように指導を受けた。1日でも過ぎてしまうとまた開局の手続きからやり直さなくてはならない(費用も余分にかかる)。幸い更新手続きの用紙は以前に買ってあったので急いで近所の郵便局へ走る。用紙は街の無線屋さんで買ってもいいし、パソコンができる環境があればダウンロードで無料入手できる。更新にかかる費用は3,050円、局で収入印紙を買って貼付する。
届いた免許状を見ると電波型式の欄が昔勉強で慣れ親しんだA3・A3J・F3などの記号から一括記載コードというややこしい新表示に変更されている。
・4HA~3537,5KHz・7,050KHz・21225KHz・24940KHz
・4HD~3798KHz
・4VA~28,85MHz・52MHz・145MHz・435MHz
これ等は申請や記載上の簡素化を行うためのコードとかで工事設計書(申請書の22以降の欄)には適用しない。抑圧搬送波のSSBは従来のA3JからJ3Eへ変更したが免許状への記載は一括記載コードなので非常に解りづらい。
シール(無線局免許証票)を貼れば局免の携行が免除される。
画像のハンディ機は平成10年に購入したケンウッド社製TH-K7。
145/430MHzデュアルバンド、出力0,3W、(単3乾電池2本)
手軽に使えて操作は簡単、マニュアルも要らない。ロケーション次第では20~30km離れていても楽に通信できる。またイヤホーンコードがアンテナ代わりとなりFM放送をケンウッドらしい透き通った音色で楽しむこともできる。残念ながらもう製造終了しているので新品を店頭で見ることはない。できれば程度の良い中古を1台、スペアで入手したいー。