放置状態のgooブログもたまに開けば、使い方が刷新していて戸惑う。
日記も書かないことに慣れてしまうと、世の中へ向けているアンテナの感度も落ちて問題提起の意識も薄らいでしまう。気がついてみればクリスマスも終わり、新年まで秒読み段階に入った。昨日、こどもたちは楽しいプレゼントとケーキで、冬休みも寒さとともにいよいよ本番。
昨日のニュースでは、有楽町西武百貨店が26年の歴史に幕を閉じたと報じていた。押入れから昔のセールスダイアリーを引っ張り出してみると、有楽町マリオンがオープンしたのは1984年(昭和59年)10月6日土曜日とある。この日は、阪急グループの一員として腕章をつけ、開店セレモリーに立ち会った記憶がある。寅の子文庫の「宝塚歌劇」の本棚からそれらしいニュースを探すと、[歌劇1985年1月号]の「宝塚歌劇団日誌」に有楽町阪急(西武)新装開店セレモニーに、羽衣蘭ほか星組9名の生徒さんが花束贈呈をしたという記事を見つけた。私も、そして生徒さんたちも確かにあの頃、時代の真ん中を堂々と生きていたのだ・・・向こう見ずで青二才だった若い日が妙に懐かしい・・・それにしても、マリオン正面のカラクリ時計はいつも結構な人だかりだったが、時報を刻むお人形たちは今も楽しく繰り出しているのだろうか。
「阪急沿線」は4頁仕立てのフリーペーパー。
阪急電鉄が毎月1回発行して沿線各駅に置いてある。今も配布しているかどうか分からないが、そのペラペラのタウン情報誌が50号毎に1冊の本となって阪急グループ各社で販売されていた。画像右「No1~50/1975年11月~79年12月」、左「No101~150/1984年3月~88年4月」。表紙がミソで、阪急独特の車両色=「阪急マルーン」でこだわりを見せている。紙屑同然?のフリペーパーでも分厚い本ともなれば、鉄道沿線の変遷や当時の市民生活が分かり楽しい読み物になる。古本市場でも滅多にお目にかかることはないが、出れば出たで法外な値段に目を見張る。
だいぶ回り道になったが、他愛ないブログ日記も積み重ねていけば将来、こどもたちが読んで何かの糧になるかもしれない。些細なことでも生活メモとして、またコツコツと刻んでいこう。