今日、うなぎ屋では志太泉の純米にごりを開栓しました。
そのとき、瓶についてきたタグが、これ。
・・・・・・「警告 Danger」って・・・・・・
普通「注意 Caution」ですよ?
しかも「非常に非常に」って、強調表現をさらに重ねて・・・
きわめつけに「開栓に自信のある方のみご購入されるよう」って
トラウマを刺激しまくってくれる!!
実は私は、一升瓶の活性にごりの開栓をまだ一桁台しかやったことがない。
すっかり飲むことのみに慣れて迂闊しまくっていたために、最初の開栓は思いっきり
ドン!!
と爆発させ、噴水のごとく半升ほどを撒き散らし、あろうことかお客様にかけてしまったというとんでもない前科がある。
(お酒は千代むすび「強力 おおにごり」。)
その後も、伝統的な手法(上から押さえながら、ゆっくりと金属カバーを剥がし←大抵この途中で中栓が「ボブッ!」というのですばやく押さえ込みつつゆっくりとガス抜きをする)を取ってもいくらかの損失は免れず、金属カバーごと中栓に目釘を打つという手法をとってもなお、ガス抜き途中でうっかり開けてにごりの飛沫をかぶり、たまたま来店していた夫と、本店バイトのユー君に冷笑されたという苦い経験がある。
志太泉のにごりはとても美味しいのだが、一方ですごく発泡性が強いとは聞いていたので、そりゃもう怖い。マスター鳴海氏もこの警告文を読んで青ざめている。
まずは、いろんな方にご教示いただいた通り、氷水で冷やす。
「なかなか冷えませんねー」
「ビールならくるくる転がして冷やしますけど」
「・・・・・・・・勇気、ないです・・・・・・・・」
まさに、危険物扱い。
いよいよ、目釘打ち。私はできないので、鳴海マスターにたのむ。
もうこのときも、おっかなびっくり、手で押し込まずに少しずつ叩き入れる。
目釘を前後に動かしたり緩めたりしながら少しずつガス抜き。
マスターは今まであまりやったことがないので興味津々、自ら瓶に耳を近づけ、音を聞きながら真剣そのもの。
10分後
鳴「あれ?」
私「どうしました?」
鳴「もう目釘ぬいても噴出しませんよ?」
私「えっ・・・早すぎませんか?」
逡巡の末、開けます!
鳴「実はだまして爆発するしかけになってるんじゃないですか」
・・・
ダララララララララララララララ・・・・・・・・
じゃんっ!何事も無くしずかーに開栓しました。
はあああぁぁ~~~
もう、その場にへたりこむほど緊張した若葉マーク二人。
酒屋で買ってくるよりちょっと高いけど、この美味しさ、ぜひご体験ください